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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用化学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
科学技術英語
English for Science and Technology
1 B006-01 2024年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.科学英語の表記法 2.英語による情報検索 3.英語学術論文の構成と読み方 4.機械翻訳の使い方と注意点 学術論文,特許明細書,取扱説明書など科学技術に関する英語文献を,正しく読み書きする には,一般的な英語力だけでなく,科学技術に特化した英語の知識が必要となる。この授業 では,記号,単位,図表の表記法をはじめ,冠詞の使い方,単数と複数の使い分け,可算・ 不可算名詞の区別,時制などについて科学技術英語に焦点を絞って学習を進める。科学技術 に関する英語文献を読みこなし,さらに英語で情報発信するために,最低限必要な初歩的な 知識を習得することを目標とする。
授業の概要および学習上の助言
英語の4技能のうち,科学技術英語に特化して,読む(Reading)と書く(Writing)の能力を高めることを目標とする。科学技術 分野で,研究を進めるには,英語による検索,英語文献の精読,英語による図表作成,英語による情報発信が必要不可欠であ る。これらについて,現段階ではハードルが高いと認識している学生が多いが,この授業で英語の使用に習熟し,ハードルを さほど感じずに英語を使えるようになることが目標である。 実際の研究開発の現場では,ネット上で無料利用が可能な辞書,コーパス (corpus),機械翻訳(Google翻訳,DeepL,etc) を活用するケースも増えているので,こういった便利なツールを上手に活用する演習も行う予定である。 また,化学に関する英単語集を配布し,この単語集の指示した範囲と,前回の授業で扱った内容を試験範囲とする小テストを 毎回実施する。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
英和辞典を十二分に活用できること。 ブロック体を少し崩したハンドライティング体の板書を正しく判読できること。筆記体は読めなくて構わない。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,J,R 英語を使って科学技術に関する情報収集(数値,方法,先行文献の調査等)をすることができる。
I,J,R 辞書を使わずに,簡単な科学技術に関する英文を読んで理解することができる。
I,J,R 辞書を使って,英文の和訳,および簡単な和文の英訳をすることができる。
I,J,R 機械翻訳を活用して,科学技術文献の英和・和英翻訳をすることができる
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 40 10 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 40 10 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 30 10 0 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 5 10 5 0 0 0 0 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 5 0 0 0 0 5 10
発表・表現・伝達する力 0 5 5 0 0 0 5 15
学習に取組む姿勢・意欲 5 10 0 0 0 0 0 15
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 最終週(第7週)に実施する。授業で扱った内容(ReadingとWriting)について,筆記試験を実施する。
クイズ
小テスト
前の週に授業で扱った内容,および配布した単語集の指示した範囲で,2週〜6週の合計5回実施する。
レポート 科学技術英語に関する課題を出す。インターネット等を活用して解決できる課題を出すので,各自工夫し てレポートにまとめて提出すること。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業に対する取り組み方,学習姿勢を評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
英語を使ってインターネット上で専門的な情報収集ができる。 英語を使って図表を含む専門性の高い科学技術文書を作成でき る。英語で書かれた専門的な科学技術文献を読んで理解できる 。機械翻訳などのAI技術を使って,英語で専門性の高い科学技 術文書を作成できる。 英語を使ってインターネット上で情報収集ができる。英語を使 って図表を含む科学技術文書を作成できる。英語で書かれた科 学技術文献を読んで理解できる。機械翻訳などのAI技術を使っ て,英語で科学技術文書を作成できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 科学技術英語の表記法 単位,軸ラベルの書き方 各種記号の使い方(コンマ,ハイフン - ,コロン: ,セミコロン;,スペース,括弧) 数値の書き方,andの使い方, 小テスト,講義と演習、質疑 予習:テキストと単語集の指定範 囲に事前に目を通す。 復習:授業と関連するテキストの 範囲を独習する。 90 90
2 意味をもつ英語独特の表現 冠詞の意味(aとtheと無冠詞) 可算名詞[C]と不可算名詞[U] 単数形と複数形 小テスト,講義と演習、質疑 予習:テキストと単語集の指定範 囲に事前に目を通す。 復習:授業と関連するテキストの 範囲を独習する。 90 90
3 科学技術英語で気を付ける表現 canとcouldとbe able to willとbe going to mustとhave to 形容詞の重ね方 小テスト,講義と演習、質疑 予習:テキストと単語集の指定範 囲に事前に目を通す。 復習:授業と関連するテキストの 範囲を独習する。 90 90
4 科学技術文書に頻出する表現 擬人法 現在分詞と過去分詞 グラフの説明に使われる表現 関係代名詞(限定用法と非限定用法) 小テスト,講義と演習、質疑 予習:テキストと単語集の指定範 囲に事前に目を通す。 復習:授業と関連するテキストの 範囲を独習する。 90 90
5 英語学術論文を読む 検索方法 学術論文の構成(Abstract, Introduction, Experimen tal, Results, Discussion, Conclusions) 論文を書く時の時制 小テスト,講義と演習、質疑 予習:テキストと単語集の指定範 囲に事前に目を通す。 復習:授業と関連するテキストの 範囲を独習する。 90 90
6 ネットの活用方法 用例の調べ方 連語辞典(collocations dictionary)やコーパス(corp us)を使う 機械翻訳(Google翻訳,DeepL)の使い方と注意点 小テスト,講義と演習,質疑 予習:テキストと単語集の指定範 囲に事前に目を通す。 復習:授業と関連するテキストの 範囲を独習する。 90 90
達成度確認試験と自己点検授業 試験,答え合わせ,講評 自己点検授業(授業全般を振 り返って) 予習:これまでの授業内容をもと に試験勉強。 復習:間違ったところをフィード バック。 180 60