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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用化学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
環境計測学
Environmental Analysis
2 B026-01 2024年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.地球環境 2.環境計測 3.環境問題 4.水質測定 地球環境全体に色々な影響を及ぼす環境汚染などの環境問題を適切に把握するために、本科 目では、自然環境(大気・水・土壌)と物質の循環を学習し、地球環境について総合的に理 解することを目的とする。また環境計測の意義を環境問題と関連付けて説明できると共に、 測定を正確に行う環境計測技術について、測定原理と応用方法を理解することを目標とする 。
授業の概要および学習上の助言
地球環境全体に色々な影響を及ぼす環境汚染などの環境問題を適切に把握するためには、自然環境(大気・水・土壌)と物質 の循環を理解した上で、測定を正確に行う環境計測技術が重要となる。本科目では、自然環境と物質の循環について学ぶと共 に、環境問題について学ぶ。また環境計測に用いられる測定法の原理と応用を解説すると共に、環境中における計測項目、特 に水質測定について理解を深める。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:地球の化学と環境 第2版[三共出版] 参考書:環境化学[裳華房]、水の分析[化学同人]、陸水環境化学[共立出版]、環境化学概論 第3版[丸善] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
分析化学に関する基礎的な知識が必要であるので、分析化学を受講していることが望ましく、復習しておくこと。また環境計 測に用いられる測定法の原理と応用について解説するので、機器分析化学を受講しているのが望ましい。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
S 自然環境(大気・水・土壌)における物質の循環を説明できる。
M,S 環境計測の意義を環境問題と関連付けて説明できる。
M,P,S 水の分析法について説明できる。
M,S 年代決定法の原理と特徴を理解できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 20 50 10 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 20 50 10 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 10 35 0 0 0 0 10 55
思考・推論・創造する力 10 15 5 0 0 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 0 0 0 0 5
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 達成度確認試験にて評価する。試験問題は講義内容と関連した問題とし、学生が達成すべき行動目標に沿 った内容を出題する。講義内容をしっかりと復習しておくこと。
クイズ
小テスト
3回の小テストを実施予定である。各内容ごとに、意義や特徴および測定の原理に関する基本的な内容に ついて出題予定である。講義内容をしっかりと復習しておくこと。
レポート 課題レポートを1回実施予定である。内容は、環境計測に関するものとし、具体的な課題内容は授業中に 発表する。授業をしっかり聞いておくだけではなく、様々な文献を調べてまとめることも必要になる。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業中に行う演習問題や授業に対する取組姿勢を評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
地球環境について総合的に理解し、環境計測の意義を環境問題 と関連付けて説明できる。また環境計測技術について、測定原 理と応用方法を説明できる。 自然環境における物質の循環について理解し、環境計測の意義 を説明できる。また環境計測技術について、測定原理と特徴を 説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
第1回 この科目の授業概要 ・授業の進め方、予習と復習、評価方法 地球の構成、岩石圏とプレートテクトニクス 学習支援計画書による授業概 要の説明 講義と質疑 【復習】地球の構成、地殻の構造 、プレートテクトニクスおよび地 殻物質の二次的変化について理解 する。 60
第2回 自然環境(大気・水・土壌)について 環境保全に関する法律 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 講義と質疑 【予習】大気圏・水圏・土壌圏に ついて調べておく 【復習】環境保全に関する法律に ついてまとめる。 30 60
第3回 大気における物質の循環 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 講義と質疑 大気中の物質の循環に関する 演習(アクティブラーニング ) 【予習】大気の組成について調べ ておく。 【復習】大気における物質の循環 についてまとめる。 30 90
第4回 土壌における物質の循環 水の循環 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 講義と質疑 土壌中の物質の循環に関する 演習(アクティブラーニング ) 【予習】土壌の構造および土壌の 機能について調べておく。 【復習】土壌への化学物質の移行 および土壌からの化学物質の流出 についてまとめる。また、水の循 環についてまとめる。 60 90
第5回 第1回小テスト 大気汚染、土壌汚染、水質汚濁 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 小テスト 講義と質疑 汚濁物質に関する演習(アク ティブラーニング) 【予習】小テストに向けて、第4 回までの内容を理解しておく。 【復習】大気汚染、土壌汚染、水 質汚濁についてまとめる。 120 60
第6回 振り返り学習(第1回小テストの解説) 水の分析法の概要と水質計測の意義 講義と質疑 振り返り学習 【予習】水質分析法の種類につい て調べておく。 【復習】水の分析法についてまと め、水質計測の意義を理解する。 30 90
第7回 水の分析法(1)容量分析法(中和滴定・キレート滴 定) 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 講義と質疑 中和滴定・キレート滴定に関 する演習(アクティブラーニ ング) 【予習】中和滴定およびキレート 滴定について理解しておく 【復習】容量分析を利用した環境 計測についてまとめる。 60 60
第8回 水の分析法(1)容量分析法(酸化還元滴定) 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 講義と質疑 酸化還元滴定に関する演習( アクティブラーニング) 振り返り学習 【予習】酸化還元反応について理 解しておく。 【復習】容量分析を利用した環境 計測についてまとめる。 60 60
第9回 第2回小テスト 水の分析法(2)分光学的分析法 小テスト 講義と質疑 【予習】小テストに向けて、第5 回から第8回の内容を理解してお く。 【復習】分光学的分析法について 、原理と特徴をまとめる。 120 60
第10回 振り返り学習(第2回小テストの解説) 水の分析法(3)電気化学的分析法 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 講義と質疑 起電力に関する演習(アクテ ィブラーニング) 振り返り学習 【予習】酸化還元電位について調 べておく。 【復習】電気化学的分析法の原理 と特徴をまとめる。 60 60
第11回 水の分析法(4)クロマトグラフィー 講義と質疑 【予習】クロマトグラフィーにつ いて調べておく。 【復習】各種クロマトグラフィー についてまとめる。 60 60
第12回 第3回小テスト 年代決定法(1)放射性核種とその壊変 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 小テスト 講義と質疑 【予習】小テストに向けて、第9 回から第11回の内容を理解して おく。 【復習】放射性核種とその壊変に ついて、まとめる。 120 60
第13回 年代決定法(2)一次天然放射性核種の壊変を利用す る方法と14C年代決定法 振り返り学習(第3回小テストの解説) 自己点検授業(授業内容に関する演習問題) 講義と質疑 年代決定法に関する演習(ア クティブラーニング) 振り返り学習 【予習】一次天然放射性核種につ いて調べておく。 【復習】14C年代決定法について まとめる。 60 60
第14回 第1回〜第13回までの講義の要点解説 達成度確認試験 講義と質疑 試験 【予習】達成度確認試験に向けて 、第13回までの内容を整理して まとめておく。 180
第15回 達成度試験の解説 自己点検授業 講義内容の理解のための総合的復習 まとめ 講義と質疑 【復習】自然環境および環境計測 法についてまとめる。 60