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専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
アドバンストバイオ工学
Advanced Bioengineering
2 B127-01 2024年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.バイオ工学 2.食品工学 3.食品安全学 4.社会的課題の解決 バイオテクノロジー技術が産業的に利用されている歴史、食品・医薬品・化成品・環境など の幅広い分野での利用などを理解できる。バイオ工学プロセス、特に食品工学プロセスにお いて、AIを利用した新しいプロセスなどについて説明でき、基本的な考え方から最新の知見 まで幅広く学び、今後の研究や地域の実課題の解決に役立たせることができる。
授業の概要および学習上の助言
本講義は、基本的にスライドを配布するが、必要に応じて参考書も使用するとよい。 講義内容を以下に示す。 1.バイオ工学の歴史・各分野への応用 2.バイオ工学技術の概説とその応用 3.食品加工プロセスにおけるバイオ工学 各講義テーマの内容確認のために小テストおよびレポート課題を実施する。 学習上の助言を以下に示す。 1.バイオ工学系の講義、2年次の基礎実験および3年次の専門実験について復習しておく。 2.炭水化物やタンパク質など食品の主要成分の基本的な特性を理解しておく。 3.食品などの複雑系における現象を定量的に理解することを心掛ける。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:食品製造に役立つ食品工学事典[株式会社恒星社厚生閣]
履修に必要な予備知識や技能
「アドバンストバイオ工学」では、1年次科目「バイオ工学入門」「基礎生物学」、2年次科目「微生物学」、3年次科目「食 品栄養学」などの学習内容を修得していることを前提に、バイオテクノロジーに関する基礎的な理解をさらに深めるとともに 、バイオテクノロジーを利用した応用的な技術を網羅する。これらの科目で学習した内容を回顧し、その上で知識の習得度に 不安がある学生は、それぞれの科目の教科書や配布プリント、ノートなどで復習してから授業に臨むことを勧める。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L,Q バイオ工学分野の基本的知見を理解し、説明できる。
J,K,L バイオ実験の危険予知・食品安全を理解し、説明できる。
K,L 食品工学分野の技術を理解し、説明できる。
K,L 食品の評価技術を理解し、説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 30 20 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 30 20 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 15 15 5 0 0 0 0 35
思考・推論・創造する力 10 10 5 0 0 0 5 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 0 0 0 0 5
学習に取組む姿勢・意欲 5 5 5 0 0 0 15 30
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 講義全体の理解度を確認するために達成度確認試験を第14週に実施する。評価割合は30%である。
クイズ
小テスト
講義テーマごとに内容理解度を確かめるために小テストを複数回実施する。評価割合は30%である。
レポート 講義テーマごとに内容理解度を確かめるためにレポート課題を出題する。評価割合は20%である。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 学習態度として、講義に対する積極性や提出物などを評価する。評価割合は、合計で20%である。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●バイオ工学分野の基本知見を詳細に説明できる。 ●バイオ実験の危険予知・食品安全について詳細に説明できる 。 ●食品工学分野の技術を詳細に説明できる。 ●食品などの評価技術を詳細に説明できる。 ●バイオ工学分野の基本知見の一部を説明できる。 ●バイオ実験の危険予知・食品安全の一部を説明できる。 ●食品工学分野の技術の一部を説明できる。 ●食品の評価技術の一部を説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 ガイダンス、バイオ工学の歴史 講義と質疑 配布スライド 予習 30 復習 60
2回 網羅的解析技術とその応用 〜DNAマイクロアレイ&GC/MS〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
3回 ゲノム編集技術とその応用 〜CRISPY-Cas9の仕組みとゲノム編集食品〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
4回 小テスト①(第1回〜第3回) バイオ工学における酵素反応の利用 〜バイオプロセスと食品工学の誕生〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
5回 バイオ工学への先端技術の応用 〜AIなどを応用した新しい取り組み〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
6回 食の安全を守る知識と技術 〜食中毒とHACCPについて〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
7回 小テスト②(第4回〜第6回) 殺菌プロセスにおけるバイオ工学 〜熱殺菌とアレニウスの式〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
8回 伝熱プロセスにおけるバイオ工学 〜熱の伝わり方〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
9回 保蔵プロセスにおけるバイオ工学 〜水分含量と乾燥工学〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
10回 外部講師による特別講演 ※変更がある場合は授業中に連絡 講義と質疑 配布資料 レポート課題 予習 60 復習 60
11回 小テスト③(第7回〜第9回) タンパク質変性におけるバイオ工学① 〜タンパク質の変性と凝集〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
12回 タンパク質変性におけるバイオ工学② 〜高温変性と低温変性〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
13回 界面科学におけるバイオ工学 〜エマルションとバターのつくり方〜 講義と質疑 配布スライド 予習 60 復習 60
14回 達成度確認テスト(仮) 予定変更する場合は授業中に連絡 テスト これまでの配布スライド これまでの小テスト 予習 120 復習 60
15回 総括 総合評価 出欠の確認 講義と質疑 配布スライド 予習 30 復習 30