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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 機械工学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
生産プロセス
Manufacturing process
2 E072-01 2024年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.生産加工 2.高付加価値加工 3.生産システム 4.形状創成 5.地域連携  生産加工技術には、高精度加工、高速加工、金型加工、マイクロ加工など、目的や特徴を 示す名前が多く付けられている。言い換えれば、加工技術に対する要求の多様性と加工技術 の奥深さ、複雑さを表している。本講義では、「機械工作法」および「機械加工学」の延長 線上に位置づけ、生産加工技術に対する視野を広げ、その手法を理解する。また、製品・部 品の製造を実現するための生産プロセスまで学びを進める。各種の製造工程における形状創 成について、理論的な解析による学習も行う。
授業の概要および学習上の助言
 授業では、次に示す項目に従って学習する。 1.生産加工・プロセス・工作機械 2.機械材料・表面処理とコーティング 3.変形加工(鋳造、プラスチック成形加工) 4.付加加工(溶接・接合)・塑性加工 5.除去加工(切削加工、研削加工、研磨加工) 6.特殊加工(電気加工、レーザ加工、マイクロ加工) 7.アディティブマニュファクチャリング(付加製造) 8.形状創成理論 9.生産システム 上述の内容について、適宜小テストおよび演習課題を実施して、内容の振り返りを行うため、授業明細を変更することがある 。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:はじめての生産加工学2 応用加工技術編[講談社]、はじめての生産加工学1 基本加工技術編[講談社] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
 実用的な学問であるため、機械加工や工作機械、生産システムに関するビデオを活用することを薦めます。授業中に実施す る関連ビデオ以外にも本講義の理解を深める上で役立ちます。また、加工関連施設の見学や工業展示会など機会をとらえ、実 際に加工している様子を見学体験することも重要です。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
J,K,N 機械加工に用いられる素形材の特性を理解できる。
J,K,N 各種の素形材に対する適した加工法を理解できる。
J,K,N 生産加工技術として多種・多様な加工法を理解できる。
J,K,N 製品・部品の製造を実現するための生産プロセスを理解できる。
J,K,N 製造工程における形状創成につながる加工法を理論的に理解できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 30 20 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 30 20 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 20 0 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 20 10 20 0 0 0 0 50
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 各種の機械材料やそれらの加工技術、生産システム形状創成理論の基礎に関する理解度を評価する。
クイズ
小テスト
小テストを4回実施し、次の項目により評価する。1)機械材料、2)基礎的な加工技術、3)特殊な加 工技術、4)生産システム 等
レポート 授業で学習した生産加工技術をベースに、課題”製品製造における生産システム”に関する内容をレポー トにまとめ、提出する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業への積極的な参加や演習課題の取り組みで評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
理想的な達成レベルの目安 ①機械加工に用いられる素形材の特性を正確に説明できる。 ②各種の素形材に対する適した加工法を正確に説明できる。 ③生産加工技術として多種・多様な加工法を正確に説明できる 。 ④製品・部品の製造を実現するための生産プロセスを正確に説 明できる。 ⑤製造工程における形状創成につながる加工法の理論解析を正 確に説明できる。 ①から⑤の番号は学生の行動目標に対応しています。 標準的な達成レベルの目安 ①機械加工に用いられる素形材の特性を説明できる。 ②各種の素形材に対する適した加工法を説明できる。 ③生産加工技術として多種・多様な加工法を説明できる。 ④製品・部品の製造を実現するための生産プロセスを説明でき る。 ⑤製造工程における形状創成につながる加工法の理論解析を説 明できる。 ①から⑤の番号は学生の行動目標に対応しています。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 学習支援計画書を基に科目の学習目標、概要や行動目 標を理解する。特にこの科目が機械工学科の教育目標 のどの部分を担っているか、具体的な達成レベルの目 安を理解する。 また、本科目の講義方針および①生産加工技術・生産 プロセス・工作機械について本科目で学ぶ概要を理解 する。 講義と質疑応答 [復習]:機械工学科の教育目標と 本科目の関連を理解する。生産加 工技術の役割を理解する。生産プ ロセスを理解する。 教科書①pp.1-10(第1章 序論) を読んで理解を深める。 60
2回 ②機械材料:材料と加工の基礎について学習する。最 後に自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答、小テスト① を実施し授業内容の理解度の 確認を行う。 [復習]:教科書②pp.1-26(第1章 材料と加工)を読んで理解を深め る。 60
3回 ②表面処理とコーティングの基礎につい学習する。最 後に自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答、小テスト② を実施し授業内容の理解度の 確認を行う。 [復習]:教科書②pp.75-94(第5章 表面処理とコーティング)を読 んで理解を深める。 60
4回 ③変形加工:鋳造の基礎につい学習する。最後に自己 点検レポートを作成する。 講義と質疑応答 [復習]:教科書①pp.11-22(第2章 鋳造)を読んで理解を深める。 60
5回 ③変形加工:プラスチック成形加工の基礎につい学習 する。最後に自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答、小テスト③ を実施し授業内容の理解度の 確認を行う。 [復習]:教科書①pp.23-39(第3章 プラスチック成形加工)を読ん で理解を深める。 60
6回 ④付加加工:溶接・接合の基礎につい学習する。最後 に自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答 [復習]:教科書①pp.40-49(第4章 溶接・接合)を読んで理解を深 める。 60
7回 ④塑性加工の基礎につい学習する。最後に自己点検レ ポートを作成する。 講義と質疑応答、小テスト④ を実施し授業内容の理解度の 確認を行う。 [復習]:教科書①pp.50-73(第5章  塑性加工)を読んで理解を深め る。 60
8回 ⑤除去加工(切削加工、研削加工、研磨加工)の基礎 につい学習する。最後に自己点検レポートを作成する 。 講義と質疑応答 [復習]:教科書①pp.74-129(第6 章 切削加工、第7章 研削加工 、第8章 研磨加工)を読んで理 解を深める。 60
9回 ⑥特殊加工:電気加工の基礎につい学習する。最後に 自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答 [復習]:教科書②pp.41-56(第3章 電気加工)を読んで理解を深め る。 60
10回 ⑥特殊加工:レーザ加工の基礎につい学習する。最後 に自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答 [復習]:教科書②pp.57-74(第4章 レーザ加工)を読んで理解を深 める。 60
11回 ⑥特殊加工:マイクロ加工の基礎につい学習する。最 後に自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答、小テスト⑤ を実施し授業内容の理解度の 確認を行う。 [復習]:教科書②pp.111-124(第7 章 マイクロ加工)を読んで理解 を深める。 60
12回 ⑦アディティブマニュファクチャリング(付加製造) の基礎につい学習する。最後に自己点検レポートを作 成する。 講義と質疑応答 [復習]:教科書②pp.95-110(第6 章 アディティブマニュファクチ ャリング)を読んで理解を深める 。 60
13回 ⑧形状創成理論の基礎につい学習する。最後に自己点 検レポートを作成する。 講義と質疑応答 [復習]:同次座標変換による工作 機械の数学モデル化を理解する。 60
14回 ⑨生産システムの基礎につい学習する。達成度確認試 験を実施する。最後に自己点検レポートを作成する。 講義と質疑応答、第1回から1 4回まで全体を通しての学習 内容について行動目標に対し た達成度確認試験を実施する 。 [予習]:筆記試験に向けて、授業 時のノート、テキストなどで復習 を十分に行う。 [復習]:各種の加工技術を組み合 わせた生産システムを理解する。 教科書②pp.27-40(第2章 生産シ ステムと金型の加工)を読んで理 解を深める。 60
15回 工作機械の高機能化について学習する。最後に自己点 検レポートを作成する。 達成度確認試験の解説および 十分理解できなかった点に関 する質疑・応答を行い、振り 返り学習を行う。 [復習]:十分理解できなかった点 に関する加工技術および生産シス テムを再学習する。 120