1回 |
学習支援計画書を基に科目の学習目標,概要や行動目
標を理解する.特にこの科目が機械工学科の教育目標
のどの部分を担っているか,具体的な達成レベルの目
安を理解する.
また,本科目の講義方針および機械加工全体における
切削加工の位置づけについて理解させ,マザーマシン
の動画を用いてものづくりの基礎的事項を学習する. |
講義と質疑
自己点検課題 |
【予習】:機械工学科の教育目標
と本科目の関連を理解する.
また教科書の総説(pp.1-4)を
読んで,加工技術の役割を理解す
る.加工法の分類を理解する. |
30
60 |
2回 |
2次元切削モデルによる切削機構の概念について学習
する。また,切りくずの分類についても学習する.
講義の内容について自己点検により理解度を確認する
.
小テスト1を行う. |
講義と質疑
ビデオ教材の視聴
小テストを実施し授業内容の
理解度を確認する.
自己点検課題 |
【予習】:教科書pp.5-10を読ん
で,二次元切削理論および切り屑
について予習する.
【復習】:切削加工の加工全体に
対する位置付けと加工品位につい
て考える。 |
45
45 |
3回 |
小テスト1の解説
切りくず形態の分類と理想的な切りくず形態について
学ぶ.
構成刃先の生成条件と発生の防止および小型化・安定
化について学習する. |
講義と質疑
自己点検課題 |
【予習】:教科書のpp.9-12を読
んで、2次切削の概念や切りくず
生成機構,構成刃先について予習
する.
【復習】:構成刃先の生成条件と
切削に与える影響について復習す
る |
30
60 |
4回 |
構成刃先の生成メカニズムについて3回目の講義内容
を振り返りながら再度学習する.
切削抵抗の基本的な考え方について学ぶ. |
講義と質疑
自己点検課題 |
[予習]:教科書のPP.10〜14と
構成刃先の生成について理解する
。
[復習]:構成刃先の防止策,切削
抵抗の考え方,せん断角の計算方
法を理解する. |
30
60 |
5回 |
切削抵抗の理論的説明を基に,せん断角とすくい面摩
擦係数算出式およびせん断面におけるせん断応力と圧
縮応力算出式,切削抵抗との関係づけについて学習す
る. |
講義と質疑
自己点検課題 |
【予習】:教科書のpp.14-18を読
んで切削抵抗の理論を理解する.
【復習】:学習した各理論式の導
出について復習する. |
30
60 |
6回 |
切削加工における諸現象の実験技術と測定,工具動力
計の原理について学習する.
切削温度の測定について学習する.
講義の内容について自己点検により理解度を確認する
.
小テスト2を行う. |
講義と質疑
小テスト2
自己点検課題 |
【予習】教科書pp.32-39,pp.50-
60の切削抵抗および切削温度測定
方法について予習する.
【復習】工具動力計および切削温
度測定方法の原理を理解する. |
30
60 |
7回 |
切削抵抗および工具に作用する各力を理論的に求める
演習課題を取り組み,理解を定着させる.
演習課題の内容について自己点検により理解度を確認
する. |
講義と質疑
演習課題
自己点検課題 |
【予習】:切削抵抗理論式につい
て理解しておく.
【復習】:演習課題の内容につい
て復習しておく. |
45
45 |
8回 |
演習課題の解説
工具が摩耗される環境条件と摩耗形態,摩耗機構につ
いて学習する. |
講義と質疑
自己点検課題 |
【予習】:教科書pp.61-78を読ん
で工具損傷について理解する.
【復習】:切削環境について理解
し,工具損傷の形態を理解する. |
30
60 |
9回 |
工具損傷の原因について学習する.
また、工具寿命の判定基準について考察する.
工具摩耗機構について学習する. |
講義と質疑
自己点結課題 |
【予習】:教科書のpp61-78のう
ち工具摩耗の要因について重点的
に予習する.
【復習】:工具損傷の形態と要因
,特徴を関連付けて学習する. |
30
60 |
10回 |
切削工具材料の具備すべき条件と工具材料(ハイス,
超硬合金,コーテッド超硬等)の特徴と利用法につい
て学習する. |
講義と質疑
自己点結課題 |
[予習]:教科書pp.101-109を読み
,工具材料緒種類と工具材料に求
められる特性について予習する.
【復習】:工具材料の必要条件と
ハイス,粉末ハイスのの特徴につ
いて理解する. |
30
60 |
11回 |
切削工具材料(サーメット,セラミックス,cBN,ダ
イヤモンドなど)の工具について学習する. |
講義と質疑
小テスト3
自己点結課題 |
【予習】:教科書pp.108-130を読
み,サーメット,セラミックス,
cBN,ダイヤモンドの各種工具材
料について予習する.
【復習】:各種工具材料と硬度靱
性の関係を整理する. |
60
30 |
12回 |
小テスト3解説
難削材量の定義と分類,難削性を示す代表的難加工材
料について学習する. |
講義と質疑
自己点検課題
最終レポート課題の提示 |
【予習】:教科書pp.190-195の内
容を予習する.
【復習】:難削材の定義と分類,
加工上の問題点を理解する. |
30
60 |
13回 |
代表的な難削材の特徴とその加工法について学習する
. |
講義と質疑
小テスト4
自己点検課題 |
【予習】:高硬度工,ステンレス
鋼,高マンガン鋼,チタニウム合
金,耐熱合金等の用途,特徴を調
査する.
【復習】:各種難削材について,
加工上の問題点と対策を整理する
. |
45
45 |
14回 |
小テスト4の解説
これまでの講義内容の振り返り
達成度確認試験 |
講義と質疑
達成度確認試験
自己点結課題 |
【予習】:第1回〜第13回の内容
を復習する.
【復習】:達成度確認試験の内容
を振り返り,わからない点を各自
で調べる. |
120
30 |
15回 |
達成度確認試験の解説.
切削加工以外の加工法について学ぶ.
講義全体の振り返り. |
講義と質疑
自己点検課題 |
【復習】本講義全体を振り返り,
教育目標,行動目標に対して自己
点検を行う |
30 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。