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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 電気電子工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
通信工学
Communication Engineering
2 E638-01 2024年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.基本構成、品質、情報の扱い 2.ディジタル変復調、 3.雑音、雑音指数、C/N比 4.通信の多重化 エレクトロニクス技術とそれを用い通信に関する基礎知識を修得し、それらを具体的に活用 できる。情報伝送工学で習得した基礎知識を発展させ、通信系の構成、情報・信号の取扱い 方、通信品質を悪化させる要因とC/N比、ディジタル変復調、多重化を取り上げる。各項目 に対して、その考え方、原理的なふるまいを与える理論式、計算法に重点をおいて学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
本科目は、次の章から成る。通信技術の基礎となる知識・技術を理解し、それを活用できる能力を養う。 1.電気通信システムの基本的構成            2.電気通信で扱われる情報(情報源の酒類) 3.信号波の取扱い方(情報の量的取り扱い、伝送量の単位) 4.通信における各種の擾乱(内部雑音、外来雑音、ひずみ) 5.ベースバンド変調(ベースバンド伝送、変調、復調) 6.多重方式(周波数分割多重、時分割多重、符号分割多重)
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:通信工学概論 第3版[森北出版] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
1.本科目の学習前に「情報通信システム」の修得と理解が必要。2.各章の演習問題は、必ず自ら解答し、ノートに記録す ること。3.代表的な専門用語の定義と意味を把握し、記憶すること。4.授業中は、授業内容をノートに記載すること。5 .理解したことと出来ないことを明確に区別し、理解出来ないことはオフィスアワー等を活用して理解するよう努めること。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L 電気通信の基本的事項と情報の取扱い方を理解し、説明できる。
L 画像や音声の符号化の仕組みが理解できる。
L ベースバンド伝送理論の原理を理解し、簡単な計算ができる。
L ディジタル変復調の原理を理解し、簡単な計算ができる。
L 通信を悪化させる要因の表わし方を理解する。
L 多重化の原理を理解し、簡単な計算ができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 20 40 0 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 20 40 0 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 10 10 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 10 5 10 0 0 0 0 25
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 10 0 10 0 0 0 0 20
学習に取組む姿勢・意欲 0 5 10 0 0 0 0 15
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 臨時試験と達成度確認試験で評価する。計算のために電卓を持参すること。
クイズ
小テスト
各単元の理解度を確認するために、小テストを適宜行い、評価する。計算のために電卓を持参すること。
レポート 各単元毎の演習問題に関連した演習を提示し、それをレポートとして提出させ評価する。さらに授業毎の ノートを提出させ、授業の記載内容を評価する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
学生が達成すべき行動目標1〜6全体に対して、9割以上達成 しているレベル。 学生が達成すべき行動目標1〜6全体に対して、6割以上達成 しているレベル。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 0. 授業の概要説明 ・授業内容の主題、あらまし、学び方、学ぶ目標など に ついて学ぶ。 1.電気通信システムの基本的構成(1) ・アナログとディジタル ・通信路の基本構成 ・通信の必要条件  について理解し、今後の各論の基盤とする。 授業ノートを配布する。板書 をノートに記入すること。 演習あるいは小テストを実施 するので、電卓は必ず持参す ること。 1.まずこの科目の学び方、学ぶ 目標を把握する 2.電気通信システムの基本的構 成を明確につかむこと。予習で演 習問題を解いておくこと 200
2回 1.電気通信システムの基本構成(2) ・制御信号とプロトコル ・信号の種類と伝送方式 2.電気通信で扱われる情報(1) ・情報源の種類 ・音声  について学び、通信で扱われる情報の性質を理解す  る。 同上 通信サービスの品質概念を明確に つかむこと。情報源の種類と音声 信号の性質を説明できること。 予習で演習問題を解いておくこと 。 200
3回 2.電気通信で扱われる情報(2) ・画像 ・データ  について学び、それぞれの情報としての性質を把握  する。さらに、 ・音声や画像の符号化技術 について学ぶ。 同上 情報源の種類と音声信号の性質を 説明できること。 200
4回 3.信号の取り扱いの基礎 ・情報の量的取り扱い方 ・伝送量の単位 4.通信における各種の擾乱(1) ・内部雑音 ・外来雑音  この章では、通信の品質を悪化させる原因としての  雑音、ひずみについて学ぶ。 同上 情報の量的表現を与える数式を理 解すること。通信を悪化させる要 因とその性質を把握し、説明でき ること また雑音電力と等価雑音指数の計 算法をマスターしておくこと 200
5回 4.通信における各種の擾乱(2) ・雑音指数と等価雑音温度 ・ひずみによる擾乱  について学習する。 同上 等価雑音温度とC/N比の計算をマ スターしておくこと。 予習で演習問題を解いておくこと 。 200
6回 5.臨時試験 7.ディジタル変調方式(1) ・ベースバンド伝送理論(1):送信フィルタの応答 1-5回までの学習内容に関 する試験を実施する。 ・授業ノートを配布する。板 書をノートに記入すること。 演習あるいは小テストを実施 するので、電卓は必ず持参す ること。 1-5回までの学習内容に関する 演習問題を解いておく。 ディジタル信号伝送の流れと送信 フィルタについて、よく把握に努 めること。 予習で演習問題を解いておくこと 200
7回 6.振り返り   臨時試験内容の解説 7.ディジタル変調方式(1) ・ベースバンド伝送理論(1):送信フィルタの応答 (つづき) 1-6回までの学習内容に関 する試験を実施する。 1-6回までの学習内容に関する 演習問題を解いておく。 200
8回 7.ディジタル変調方式(2) ・ベースバンド伝送理論(2):整合フィルタ 授業ノートを配布する。板書 をノートに記入すること。 演習あるいは小テストを実施 するので、電卓は必ず持参す ること。 ディジタル信号伝送の流れと送信 フィルタについて、よく把握に努 めること。 予習で演習問題を解いておくこと 200
9回 7.ディジタル変調方式(3) ・変調方式 同上 予習で演習問題を解いておくこと 変調方式を把握すること 200
10回 7.ディジタル変調方式(4) ・復調方式 ・符号誤り率 同上 復調方式のブロック図を把握する とともに、符号誤り率の計算を行 いことができるようにすること。 予習で演習問題を解いておくこと 200
11回 8.多重通信 ・周波数分割多重 ・時間分割多重 ・符号分割多重 同上 予習で演習問題を解いておくこと 。 200
12回 9.伝送路(1) 同上 教科書の演習問題を解いておくこ と。 200
13回 10.達成度確認試験 11.伝送路(2) 8-12回までの学習内容に 関する試験を実施する。 8-12回までの学習内容に関す る演習問題を解いておく。 200
14回 ・授業のまとめとなる総合的な演習課題 あるいは ・学外講師による通信システムに関する講演と学生討 議 演習ないしは講演会 過去の授業内容の復習 200
15回 ・達成度確認試験の振り返り ・自己点検授業 自己点検および演習 過去の授業内容の復習 200