専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
心理的アセスメント
Psychological Assessment
|
2 |
F334-01 |
2024年度
6期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.心理的アセスメント
2.行動観察
3.アセスメント面接
4.心理検査
5.倫理的配慮
|
心理的アセスメントとは、心理療法を求めてきたクライエントなどについて、その問題の性
質やその人がもつ資質を知り、適切な介入方法を見出し、どのような見通しを持つことがで
きるか多面的・総合的に検討する作業である。この授業では部分的に演習を行いながら、①
心理的アセスメントの目的と倫理、②心理的アセスメントの観点及び展開、③心理的アセス
メントの方法(観察・面接・心理検査)、④適切な記録及び報告の作成について学ぶ。 |
授業の概要および学習上の助言 |
この授業は、心理的アセスメントについて包括的に学ぶため、心理的アセスメントの定義、関係する諸概念、行動観察、ア
セスメント面接、心理検査、事例提示などで構成されている。
心理検査については異なる性質の検査をいくつか取り上げ、自ら受検し結果を分析する演習を取り入れる。
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教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:心理的アセスメント(公認心理師の基礎と実践14)[遠見書房]
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
この科目で学ぶ内容は、心理学概論、臨床心理学概論、発達心理学、心理学的支援法、心理演習など他の多くの科目で学ぶ
内容と関連している。そのことを意識して取り組むこと。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
J |
心理的アセスメントの基本事項について説明できる。 |
② |
J,K |
心理的アセスメントの方法についてそれぞれの特徴を説明できる。 |
③ |
J,K |
授業で採り上げた心理検査について、その理論的背景と実施方法を説明することができる。 |
④ |
G,J,K |
心理検査の結果から、対象者の心理的資質を考察し、説明することができる。 |
⑤ |
G,J,K |
行動観察やアセスメント面接の結果を適切に記録できる。 |
⑥ |
B |
倫理的な配慮のもとに心理検査や心理学的データを扱うことができる。 |
達成度評価 |
|
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評価方法 |
総合評価割合 |
40 |
0 |
60 |
0 |
0 |
0 |
0 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
40 |
0 |
60 |
0 |
0 |
0 |
0 |
100 |
総合力指標 |
25 |
0 |
15 |
0 |
0 |
0 |
0 |
40 |
10 |
0 |
25 |
0 |
0 |
0 |
0 |
35 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
15 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
レ |
心理的アセスメントの要点を理解しているかを確認する。40% |
② |
レ |
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
レ |
クイズ 小テスト |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
行動観察、アセスメント面接、心理検査(4種)を課題としてレポートを作成する。60% |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
成果発表 (口頭・実技) |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
心理的アセスメントの目的や方法を、関連する諸概念を含めて
説明できる。また倫理的配慮に留意しながら正しい手続きで円
滑に心理検査を実施し、信頼のおける結果を導き出すことがで
きる。行動観察、アセスメント面接、心理検査の結果を統合し
、対象者の特徴について解釈した内容を文書で報告することが
できる。 |
心理的アセスメントの目的や方法について説明できる。また心
理検査を扱う上での倫理的配慮に留意しながら、手順に沿った
心理検査の実施と結果の算出(整理)ができる。これをもとに
行動観察やアセスメント面接の情報も含め、対象者の特徴につ
いて考察し、解釈を試みることができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1 |
オリエンテーション
心理的アセスメントとは?
|
講義と質疑 |
復習:講義内容の復習 |
60 |
2 |
心理的アセスメントに関連する諸概念 |
講義と質疑 |
復習:講義内容の復習 |
60 |
3 |
行動観察① |
講義と質疑 |
復習:講義内容の復習 |
60 |
4 |
行動観察②(演習)
レポート作成 |
講義と演習 |
復習:講義内容の復習 |
60 |
5 |
アセスメント面接① |
講義と演習
1〜5回の振り返り |
復習:講義内容の復習 |
60 |
6 |
アセスメント面接②(演習)
レポート作成 |
講義と演習 |
復習:講義内容の復習 |
60 |
7 |
心理検査の基礎と心理検査の種類
テストバッテリー |
講義と質疑 |
復習:講義内容の復習 |
60 |
8 |
YG性格検査・TEG-3①
実施と結果の集計 |
実習と質疑 |
課題:心理検査受検の感想 |
60 |
9 |
YG性格検査・TEG-3②
解説 |
講義と質疑 |
課題:レポート作成 |
120 |
10 |
SCT①
実施 |
実習と質疑
5〜10回の振り返り |
課題:SCTの評定・分類 |
60 |
11 |
文章完成法(SCT)②
解説 |
講義と質疑 |
課題:レポート作成 |
120 |
12 |
試験
各分野における心理的アセスメントの事例紹介 |
試験と講義 |
予習:1〜11回の内容の復習 |
120 |
13 |
知能検査①
解説 |
講義と質疑 |
復習:講義内容の復習 |
60 |
14 |
知能検査②
演習、解説 |
演習と講義 |
課題:レポート作成 |
120 |
15 |
包括的解釈と報告書の書き方
心理的アセスメントの研究紹介
全体のまとめ |
講義と質疑
達成度の振り返り |
復習:試験、レポートの見直し |
60 |
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一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。