専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
心理科学専門実験・演習B
Psychological Science Major Lab/Exercises B
|
3 |
F336-01 |
2024年度
5期(前学期) 6期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.実験計画
2.プログラミング
3.統計的検定
4.脳機能計測
5.生体情報計測
|
「行動実験の計画と実施」では、実験計画,MATLABを用いた実験用プログラム作成、実験実
施とデータ処理に至る一連の作業を行うことができる。「脳機能・生体情報計測」では、脳
活動測定装置を用いた脳機能計測および生理計測装置による生体情報計測を実施し、データ
分析を行うことができる。 |
授業の概要および学習上の助言 |
人間の心の働きやしくみを解明するためには、行動指標のみならず、脳活動や生理的指標といった指標を計測、解析すること
が有用である。本科目の「行動実験の計画と実施」では、過去に行われた研究を参考に実験計画の作成、プログラミング技術
による実験作成と実施、収集したデータの解析と統計的検定といった心理学実験の流れを実習する。「脳機能・生体情報計測
」では、近年研究例が増加している人間の脳機能および生理情報計測実験を体験する。いずれも、実習・実験のみならず実験
結果のプレゼンテーション、実験レポート作成を含む総合的ラーニング科目である。これら2つの実験方法は単独で用いるこ
とはもちろん、併用することで人間の認知システムの理解にきわめて重要であるため、プロジェクトデザインⅢに向けて十分
理解しておく必要がある。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
履修済みの統計関係科目について十分復習をしておくこと。
履修済みのプログラミング関係科目、特に心理学のためのプログラミングIIの内容について十分復習しておくこと。
心理学のためのプログラミングIIを未履修の学生は、事前に担当教員に相談しておくこと。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
F,G,H,I,J |
先行研究を参考に実験計画を作成し、プログラミング技術を用いてそれを実施することができる。 |
② |
F,G,H,I,J |
反応時間、誤答率などの行動指標を適切に解析することができる。 |
③ |
J |
脳機能計測・生体情報計測の基礎を説明することができる。 |
④ |
F,G,I,J,K,L |
基本的な脳機能計測・生体情報計測を行い、データ処理を行うことができる。 |
⑤ |
|
|
⑥ |
|
|
達成度評価 |
|
|
評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
20 |
55 |
20 |
0 |
0 |
5 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
20 |
55 |
20 |
0 |
0 |
5 |
100 |
総合力指標 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
10 |
25 |
0 |
0 |
0 |
0 |
35 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
25 |
15 |
0 |
0 |
0 |
40 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
5 |
10 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
レ |
プログラミング能力についてクイズによって評価する。 |
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
|
実験計画、実験実施および実験データに関する理解とデータ解釈の適切性をレポートの内容によって評価
する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
レ |
実験への取り組み、実験結果のプレゼンテーション能力を口頭発表によって評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
|
作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
レ |
活動全般に取り組む姿勢を総合的に評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
|
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
適切なプログラムを作成して行動実験を実施し、適切なデータ
解析を行うことができる。また人間の脳活動および生理反応を
計測し、データ解析を行うことができる。 |
既存のプログラムを用いて行動実験を実施し、適切なデータ解
析を行うことができる。また脳機能計測、生体情報計測に関わ
る実験手順を理解することができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1 |
ガイダンス
「行動実験の計画と実施」
心理実験と実験計画 |
講義と実習 |
ガイダンスの内容により、これま
での科目で復習が必要だと感じた
内容を確認しておく。
予習:実験計画について復習して
おく |
30
45 |
2 |
「行動実験の計画と実施」
プログラミングの復習 |
講義と実習
自己点検 |
予習:プログラミング科目を復習
しておく
復習:プログラミング実習内容を
復習しておく |
45
45 |
3 |
「行動実験の計画と実施」
実験計画作成と事前登録 |
実習 |
復習:作成した実験プログラムの
動作確認を行う。 |
45 |
4 |
「行動実験の計画と実施」
プログラミングを用いた実験作成 |
講義と実習
自己点検 |
予習:作成した実験プログラムの
動作確認を行う。 |
45 |
5 |
「行動実験の計画と実施」
実験実施 |
講義と実習 |
実験結果を整理しておく |
45 |
6 |
「行動実験の計画と実施」
データの精査と統計的検定 |
講義と実習 |
分散分析について復習しておく |
45 |
7 |
「行動実験の計画と実施」
個人別プレゼンテーション |
実習
自己点検 |
脳機能計測マニュアルの予習 |
60 |
8 |
「脳機能・生体情報計測」
脳機能計測と生体計測から分かること
計測方法について |
講義
実習 |
課題:実験課題レポート
復習:計測方法についての復習 |
60
30 |
9 |
「脳機能・生体情報計測」
計測実習
課題の決定 |
実習 |
予習:課題の準備
復習:計測方法についての復習 |
60
30 |
10 |
「脳機能・生体情報計測」
予備実験実施
データ解析について |
講義
実習 |
課題:データ解析実施 |
60 |
11 |
「脳機能・生体情報計測」
実験実施1
データ解析 |
実習 |
復習:解析結果の確認 |
60 |
12 |
「脳機能・生体情報計測」
実験実施2
データ解析 |
実習 |
復習:解析結果の確認 |
60 |
13 |
「脳機能・生体情報計測」
データ解析のまとめ
プレゼンテーションの準備 |
実習 |
課題:レポート作成 |
120 |
14 |
「脳機能・生体情報計測」
プレゼンテーション |
発表
ディスカッション
自己点検 |
復習:発表へのフィードバックの
復習とレポートへの反映 |
30 |
15 |
自己点検
授業アンケート |
自己点検
授業アンケート |
実習全般を通して学んだことの復
習 |
60 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。