1 |
配布する学習支援計画書を基に科目の学習目標,概要
や行動目標を理解する.特にこの科目が学科の教育目
標のどの部分を担っているか,具体的な達成レベルの
目安を理解する.
【設計の基礎】
機械と機械要素の学習
機械の定義,機械要素
機械設計と標準化の学習
機械設計の手順の学習
設計と加工の関連の学習
設計支援技術の学習
機械の寿命の学習
信頼性設計と技術者倫理の学習
※また,企業技術者から情報提供を得た実践的設計
手法に関する概論を交えながら講義を進める. |
講義と質疑
・機械を構成する機械要素の
紹介
・設計の定義,手順,設計解
の説明
・加工法の紹介
・CAEの種類の説明
・設計の際に考慮すべき事項
の説明
自己点検 |
【予習】
・機械設計の基礎
【復習】
・学習・教育目標と本科目との関
連の理解
・シラバスの確認
・授業運営日程の確認
・機械の寿命の考え方
・自らが考える技術者倫理 |
30
30 |
2 |
【材料の強度と剛性】
荷重の分類に関する学習
材料の機械的性質の学習
疲労強度の学習
材料の応力と変形の学習 |
講義と質疑
・引張,曲げ,せん断荷重の
説明
・応力の考え方の説明
・破壊の説明
自己点検 |
【予習】
・工業力学(力の釣り合い)
【復習】
・応力-ひずみ関係の理解
・断面積,断面2次モーメント,
断面係数の関係 |
30
40 |
3 |
【材料の強度と剛性】
強度設計の学習
許容応力と安全率
材料の強度に関する課題演習(小テスト)
※小テストの実施時期・回数は授業進捗に応じて変
更するので別途指示する. |
講義と演習
・強度設計に必要な指標の説
明
・許容応力の算出法の説明
自己点検 |
【予習】
・材料力学(応力)
【復習】
・荷重と応力の違い |
30
40 |
4 |
【機械要素:ねじ】
ねじ基本の学習
ねじの分類と規格の学習
ねじの原理と力学の学習
おねじの太さと長さ |
講義と演習
・ねじの種類,規格の説明
・おねじの直径,長さの設計
手順の説明
自己点検 |
【予習】
・ねじの種類とおねじ,めねじの
差異
【復習】
・メートルねじの主要名称
・ねじの設計プロセス |
40
50 |
5 |
【機械要素:ねじ】
ねじの強度に関する学習
ねじ全般に関する課題演習(小テスト)
※小テストの実施時期・回数は授業進捗に応じて変
更するので別途指示する. |
演習
・指定された設計条件で課題
の設計を行い,設計プロセス
をまとめる.
自己点検 |
【予習】
・ねじの設計の手順
【復習】
・ねじの荷重条件 |
30
50 |
6 |
【機械要素:軸および軸継手】
軸の種類と役割の学習
軸に作用する力と軸の強度の学習
【特別講演】
正課外で地域技術者との連携による特別講演会に参
加し,機械要素設計の実践手法を学ぶとともに,レポ
ートにまとめる.
※実施時期は進捗に応じて変更する. |
講義と質疑
・軸にかかる荷重の種類の説
明
・軸の設計法の説明
・軸直径の標準数の説明
自己点検
特別講演会(正課外)
・特別講義の実施とレポート
課題の提示
(進捗により時期の変更もあ
る) |
【予習】
・材料力学(梁の力学)
【復習】
・トルクのみ作用と曲げのみ作用
軸の荷重条件
・特別講演会(正課外)で得た機
械要素設計の実践手法をレポート
にまとめる.(進捗により時期の
変更もある) |
30
60 |
7 |
【機械要素:軸および軸継手】
軸に作用する力と軸の強度の学習 |
講義と質疑
・複合荷重が作用する場合の
軸の設計
自己点検 |
【予習】
・材料力学(梁の力学)
【復習】
・複合荷重条件から相当ねじりモ
ーメントおよび相当曲げモーメン
トの計算法
・軸直径の決定プロセス |
30
60 |
8 |
【機械要素:軸および軸継手】
軸の材料の学習(キー計算)
キーの種類と強度の学習
キーに関する課題演習(小テスト)
※小テストの実施時期・回数は授業進捗に応じて変
更するので別途指示する. |
講義と演習
・キーの選定方法の説明
・キーの強度計算法の説明
自己点検 |
【予習】
・キーの種類と名称
【復習】
・キー決定の計算プロセス |
30
40 |
9 |
【機械要素:軸受】
転がり軸受の構造と種類の学習
転がり軸受の選定法の学習
転がり軸受の組合せの学習
転がり軸受の寿命計算
軸受の課題演習(小テスト)
※小テストの実施時期・回数は授業進捗に応じて変
更するので別途指示する. |
講義と演習
・負荷条件(ラジアル,スラ
スト)の説明
・転がり軸受の種類の説明
・転がり軸受の設計方法の説
明
・回転数,寿命計算の方法と
軸受選定の説明
・軸受の設計
自己点検 |
【予習】
・転がり軸受の基本用語
【復習】
・回転数と寿命計算
・軸受の設計プロセス |
30
60 |
10 |
【機械要素:軸受】
軸受の種類と特徴の学習
すべり軸受の学習
すべり軸受の種類
すべり軸受の設計方法 |
講義と質疑
・すべり軸受の種類の説明
・すべり軸受の設計思想の説
明
自己点検 |
【予習】
・すべり軸受の基本用語
【復習】
・すべり軸受の特徴と設計要素 |
30
40 |
11 |
【機械要素:歯車】
歯車伝動の特徴の学習
歯車各部の名称
モジュールの概念
標準歯車の各部寸法 |
講義と演習
・歯車の種類の説明
・モジュール,歯数,基準円
直径の選定,算出方法の説明
・歯車基本設計
自己点検 |
【予習】
・歯車製図と基本用語
【復習】
・モジュール,基準円直径
・歯車の設計プロセス |
40
60 |
12 |
【機械要素:歯車】
速度伝達比
歯車の設計の課題演習(小テスト)
※小テストの実施時期・回数は授業進捗に応じて変
更するので別途指示する. |
講義と演習
・速度伝達比の定義の説明
・歯幅の計算法の説明
・曲げ強さ,歯面強さの計算
法の説明
・歯車詳細設計
自己点検 |
【予習】
・歯車製図と基本用語
【復習】
・速度伝達比
・歯車の設計プロセス |
40
60 |
13 |
【総合演習】
設計課題に関する演習
(これまで学んだ設計プロセスに準じて設計を行う.
必要に応じてディスカッションを行う場合もある.) |
演習
・指定された設計条件で課題
の設計を行い,設計プロセス
をまとめる.
自己点検 |
【予習】
・軸径の決定と,伝達されるトル
ク,力
・歯車のモジュール,基準円直径
,速度伝達比
【復習】
・設計結果をまとめる. |
50
60 |
14 |
【総合演習2】
これまでの理解度を確認するため達成度確認試験を
行う.
達成度確認試験に関する主要要素の解説を行う. |
試験
・記述式試験の実施
講義と演習
・主要な機械要素の解説
自己点検 |
【予習】
達成度確認試験のための準備
【復習】
これまでに学習した基本的内容の
復習 |
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50 |
15 |
【総合振り返り】
総合的な達成度を自己点検(行動目標に到達したかど
うか)の確認を行う. |
・これまでの試験の解説,出
席日数確認など.
総合的な達成度を自己点検し
,次に続く科目と関連付ける
.
自己点検 |
【復習】
・これまでの学習内容の確認 |
50 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。