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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 メディア情報学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
オブジェクト指向プログラミング
Object Oriented Programming
2 F016-01 2024年度
4期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.オブジェクト指向 2.Java 3.クラス 4.カプセル化 5.継承 オブジェクト指向プログラミングは効率の高い開発手法としてさまざまなプログラミング言 語に採用され、多くの開発現場で活用されている。本科目では、Java言語を用いてオブジェ クト指向プログラミングの概念と作法を修得する。オブジェクトを構成するクラス・フィー ルド・メソッド・コンストラクタの基礎から、カプセル化・オーバーロード・継承などのオ ブジェクトの活用方法について学習する。また、作成したプログラムをコンピュータ上でコ ンパイル・実行し、その動作を検証することにより理解を深める。
授業の概要および学習上の助言
オブジェクト指向プログラミングの特徴を説明し、オブジェクト指向のプログラミング言語Javaの特徴や開発環境の使い方か ら一連のオブジェクト指向プログラミング技術について解説する。特に、コンピュータを用いて基礎技術に関するサンプルプ ログラムを実験したり、それらの内容に関する課題プログラムを作成したりすることによって理解を深める。 学習内容は以下の通り。 ・オブジェクト指向の概要、Java言語の概要、開発環境のインストール ・Java言語の基本 ・クラス、カプセル化、コンストラクタ ・クラスライブラリ、文字列 ・クラスの継承、インターフェイス ・例外処理、入出力 ・マルチスレッド ・GUI、イベント処理
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:やさしい Java 第7版[SBクリエイティブ] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
授業では各自のノートPCを使用する。毎回持参すること。 Java言語の文法はC言語の文法を元に設計されているため、C言語を修得していなければ本科目の履修も困難となる。C言語の 能力が不十分な場合は十分に復習しておくこと。授業中の演習時間は少ないため、講義で学習した内容の復習や課題の取り組 みは時間外に各自のPCを用いて行うこと。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
H,I,K オブジェクト指向の概念やソフトウェア開発手順を理解し、説明できる。
I,K Javaを用いた基本的なプログラムの開発が行える。
I,K 教科書や技術資料を参考にして自主的にJavaの学習が行える。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 20 20 30 0 20 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 20 20 30 0 20 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 10 15 5 0 5 0 0 35
思考・推論・創造する力 10 5 15 0 10 0 0 40
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 10 0 5 0 0 15
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 学習項目全体の総合的な理解度を評価する。学期末に実施する。
クイズ
小テスト
学習項目ごとの習得度を確認するために、学期中数回に分けて実施する。 なお、授業明細表には小テストの予定回を記載しているが、実際の実施回は授業中に案内する。
レポート 学習した技術の理解度や応用力を確認するための課題プログラムの作成・実行とその技術に関する考察を レポートにまとめる。学期中数回に分けて実施する。
成果発表
(口頭・実技)
作品 学習した技術を応用・発展させた独自プログラム作品の作成とその内容に関する考察をレポートにまとめ る。学期後半に取り組み、学期末に提出する。
ポートフォリオ
その他 演習中の活動および出席状況を学習態度(学習に取組む姿勢・意欲)として評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
オブジェクト指向の概念を十分に理解し、その利点をJavaプロ グラムの作成に活用することができる。 学習した技術を十分に理解し、それらを組み合わせて問題を解 決する(課題を解く)ことができる。 オブジェクト指向およびJava言語の専門用語や技術を理解し、 教科書やその他の技術資料を読んで理解でき、それらを参考に 独自のプログラムを作成することができる。 オブジェクト指向の概念をおおよそ理解し、それがJavaプログ ラムのどの部分に活用できるかを説明できる。 学習した技術をおおよそ理解し、サンプルプログラム等を元に 問題を解決する(課題を解く)ことができる。 オブジェクト指向およびJava言語の専門用語や技術をおおよそ 理解し、教科書や講義資料を参考に独自のプログラムを作成す ることができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ガイダンス オブジェクト指向の概要 Java言語の概要 Java開発環境のインストール 講義・演習・質疑・自己点検 復習: オブジェクト指向の概要等 について復習し、これに関する練 習問題と課題に取り組む。 予習: 次回の Java言語の基本等 について教科書Lesson 3〜7を予 習する。 240
2 Java言語の基本 講義・演習・質疑・自己点検 復習: Java言語の基本等について 復習し、これに関する練習問題と 課題に取り組む。 予習: 次回のクラス等について教 科書Lesson 8を予習する。 240
3 クラス、フィールド、メソッド 講義・演習・質疑・自己点検 復習: 今回学んだクラス等につい て復習し、これに関する練習問題 と課題に取り組む。 予習: 次回のカプセル化等につい て教科書Lesson 9を予習する。 240
4 カプセル化、オーバーロード、コンストラクタ 小テスト 講義・演習・質疑・自己点検 復習: カプセル化等について復習 し、これに関する練習問題と課題 に取り組む。 予習: 次回のクラスライブラリの 利用等について教科書Lesson 10 を予習する。 240
5 クラスライブラリの利用、文字列操作 講義・演習・質疑・自己点検 復習: クラスライブラリの利用等 について復習し、これに関する練 習問題と課題に取り組む。 240
6 プログラミング演習  クラスの作成とライブラリの活用 小テスト 演習・質疑・自己点検 復習: これまでの学習内容を復習 しまとめておく。 予習: 次回のクラスの継承等につ いて教科書Lesson 11, 12を予習 する。 240
7 クラスの継承、オーバーライド、インターフェイス 講義・演習・質疑・自己点検 復習: クラスの継承等について復 習し、これに関する練習問題と課 題に取り組む。 予習: 次回の例外処理等について 教科書Lesson 14を予習する。 240
8 例外処理、入出力 小テスト 講義・演習・質疑・自己点検 復習: 例外処理等について復習し 、これに関する練習問題と課題に 取り組む。 予習: 次回のマルチスレッドにつ いて教科書Lesson 15を予習する 。 240
9 マルチスレッド 講義・演習・質疑・自己点検 復習: マルチスレッドについて復 習し、これに関する練習問題と課 題に取り組む。 240
10 プログラミング演習  継承、入出力、マルチスレッド 小テスト 演習・質疑・自己点検 復習: これまでの学習内容を復習 しまとめておく。 予習: 次回のGUI等について教科 書Lesson 16を予習する。 240
11 GUI、イベント処理 講義・演習・質疑・自己点検 復習: GUI等について復習し、こ れに関する練習問題と課題に取り 組む。 予習: 次回の描画等について教科 書Lesson 16を予習する。 240
12 描画、アニメーション 講義・演習・質疑・自己点検 復習: 描画等について復習し、こ れに関する練習問題と課題に取り 組む。 240
13 総合演習 演習・質疑・自己点検 復習: 試験に備え、これまでの学 習内容を復習し、まとめておく。 これまでに学習した技術を用いて 独自のプログラム作品を作成する 。 240
14 総合演習 試験 演習・質疑・自己点検 試験 復習: 試験問題について十分に復 習しておく。 240
15 総合演習 自己点検 講義・演習・質疑・自己点検 復習: これまでの学習内容を復習 し、まとめておく。 240