専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
感性評価法
Kansei Evaluation
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2 |
F306-01 |
2024年度
4期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.心理物理学
2.マグニチュード推定法
3.SD法
4.官能評価
5.一対比較法
|
人間の情報処理の中で、情意が関わる側面が「感性」と呼ばれている。人は感覚情報を受け
取り、それに対して何らかの評価を行う。また逆に人が下した評価をもとにその人の特徴を
捉えることもある。この授業では、このような人の感性を用いた評価手法のうち代表的なも
のを、実習を交えて理解を深めていく。身の回りの何気ない事柄を対象として、この測定・
評価の手法を学ぶ。 |
授業の概要および学習上の助言 |
主な内容は以下の通り
1 精神物理学と精神物理学的測定法の概要
2 マグニチュード推定法
3 官能評価
4 SD法と因子分析
5 一対比較法
授業ではなるべく多く演習を取り入れ、実際に体験を通しながら感性評価法の考え方と方法を学ぶ。
演習はグループ活動を多く行っていくので、円滑なグループ活動を阻害するような非協力的態度、無断欠席や遅刻などは慎む
ようにしていただきたい。
また、授業の進捗状況によって、授業スケジュールを変更することがある。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
既習の心理学関連科目、特に心理学概論と心理学実験を復習しておく。また演習ではWebを用いたアンケートシステム(Qualt
rics, Google Form, MS Formsなど)を通うので、その使い方を復習しておくのが望ましい。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
J,K,L,M |
心理物理学とその意味について理解できる。 |
② |
J,K,L,M |
マグニチュード推定法を理解し、適切に実施できる。 |
③ |
J,K,L,M |
官能評価の特徴とその意義について理解できる。 |
④ |
J,K,L,M |
SD法について理解し、適切に実施できる。 |
⑤ |
J,K,L,M |
一対比較法について理解し、適切に実施できる。 |
⑥ |
J,K,L,M |
ものづくりにかかわる感性評価手法とその意義について理解できる。 |
達成度評価 |
|
|
評価方法 |
総合評価割合 |
30 |
0 |
60 |
0 |
0 |
0 |
10 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
30 |
0 |
60 |
0 |
0 |
0 |
10 |
100 |
総合力指標 |
20 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
40 |
10 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
10 |
20 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
レ |
第6週に中間試験,第14週に達成度確認試験を実施する。中間試験では第1〜5週までの授業内容が,達成
度確認試験では授業全体の内容が出題範囲である。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
各評価手法に関してレポート課題があるので、演習の結果をまとめる。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
成果発表 (口頭・実技) |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
レ |
総合力ラーニングとして、グループでの演習への取り組み、学習態度を評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
人間の諸特性を理解して、ヒト・モノ・環境の関係を考慮しな
がら、ものづくりの現場で適切に感性評価手法を使うことがで
きる。 |
心理学の視点から、感性評価法の全体像を理解し、説明するこ
とができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1 |
イントロダクション
精神物理学の基礎と精神物理学的測定法 |
講義 |
復習 |
60 |
2 |
マグニチュード推定法(1)
演習 |
講義、演習
(チーム活動) |
復習 |
60 |
3 |
マグニチュード推定法(2)
演習 |
講義、演習
(チーム活動) |
復習 |
60 |
4 |
マグニチュード推定法(3)
演習
レポート作成 |
講義、演習
(チーム活動) |
復習 |
120 |
5 |
官能評価概論 |
講義、演習 |
復習 |
120 |
6 |
1回から5回までの復習
中間試験 |
講義
試験 |
復習 |
120 |
7 |
SD法(1)
概説、演習 |
講義、演習 |
復習 |
40 |
8 |
SD法(2)
演習 |
講義、演習
(チーム活動) |
復習 |
60 |
9 |
SD法(3)
演習 |
講義、演習
(チーム活動) |
復習 |
60 |
10 |
SD法(4)
因子分析の実施
レポート2の作成 |
講義、演習
(チーム活動) |
復習 |
120 |
11 |
一対比較法(1)
概説と演習 |
講義、演習 |
復習 |
40 |
12 |
一対比較法(2)
演習 |
講義、演習 |
復習 |
40 |
13 |
一対比較法(3)
演習とレポート作成 |
講義、演習 |
復習 |
120 |
14 |
7回から13回までの復習
最終試験試験 |
講義
試験 |
復習 |
120 |
15 |
全体の復習
最終試験の返却 |
講義
自己点検 |
復習 |
120 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。