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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
教育・学校心理学
Educational and School Psychology
2 F307-01 2024年度
4期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.学習科学 2.学び方の学び 3.メタ認知 4.協調学習 5.チーム学校  受講生自身のこれまでの学びを振り返り、授業の中で取り上げた理論と結び付けることを 通じて、 ・教育現場において生じる問題およびその背景について理解できるようになる。 ・教育現場における心理社会的課題および必要な支援について理解できるようになる。 ・自らで学習の目標を定め、学習の遂行を観察し、学習の自己評価を行うことができるよう になる。
授業の概要および学習上の助言
 本授業では、教育心理学と学校心理学の二領域の分野に関する内容を取り上げる。これら二つの心理学は、教員を目指す者 が受講する「教える側の理論」のイメージが強いかもしれないが、本授業では学習科学の視座から「学ぶ側の理論」について も取り上げる。教育心理学の知見は自身の学び方を洗練させる一助となり、学習心理学の知見は受講生の皆さんが現在置かれ ている学校教育という場での学びの質を高める一助となる。具体的には、以下の項目を学ぶ。  1.学び方の学び:①経験学習、②自己調整学習、③熟達化  2.認知についての認知:①メタ認知、②適応的メタ認知、③批判的思考  3.協調学習:①正統的周辺参加、②知識構成型ジグソー法  4.チーム学校:①三段階の心理教育的援助サービス、②四つの援助領域  上記の内容について、知識の内化(例えば、講義)と知識の外化(例えば、議論、発表)を通して学ぶ。これまでに履修し た授業科目、同学期に履修している授業科目についても、本授業内容を踏まえて考察する機会があるので、他の履修科目につ いても本授業内容を意識しながら受講することが望ましい。  また、教育心理学についての理解(特に発達心理の視座)を深めるためには、別途開講される教育心理学も受講することが 望ましい。  ※ eシラバスを利用した活動を行うので、各回、パソコンを必ず持参すること。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
 これまでに履修した科目について思い出せるようにしておくこと。  受講に際して、単位をとるためという遂行達成目標ではなく、自身を成長させるためという熟達達成目標を設定して授業に 臨むこと。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
A,G 自らで学習目標を定めることができる。
A,G 自らで学習の遂行を観察することができる。
A,G 自らで学習を評価することができる。
A,G 学習・認知のメカニズムについて理解し、説明できる。
A,G 教育現場において生じる問題およびその背景について理解し、説明できる。
A,G 教育現場に心理社会的課題および必要な支援について理解し、説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 0 30 20 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 0 30 20 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 15 0 10 5 0 0 0 30
思考・推論・創造する力 15 0 10 5 0 0 5 35
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 5 0 0 5 10
発表・表現・伝達する力 0 0 10 5 0 0 5 20
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 5 5
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 中間試験を第7週の一部の時間を用いて実施する。 達成度確認試験は第14週の一部の時間を用いて実施する。 授業で学習した内容の理解度を確認する。 最終評価の30%を占める。
クイズ
小テスト
レポート 小レポート:講義中に実施する。 レポート:課題として実施する(一部、講義中に実施することもある)。 最終評価の30%を占める。
成果発表
(口頭・実技)
議論の内容を整理し、それに対する自己の見解を発表・表現することができる。 最終評価の20%を占める。
作品
ポートフォリオ
その他 授業態度、議論への参加、および、レポートの提出状況(提出期限の厳守)などから、総合的に判断する 。 最終評価の20%を占める。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
(1)教育現場において生じる問題およびその背景について理解 し、自分の言葉で表現することができる。また、それぞれの内 容に考察を加えることができる。 (2)教育現場における心理社会的課題および必要な支援につい て理解し、自分の言葉で表現することができる。また、それぞ れの内容に考察を加えることができる。 (3)自らで学習の目標を定め、学習の遂行を観察し、学習の自 己評価を行うことを修正を加えながら繰り返しできるようにな る。 (1)教育現場において生じる問題およびその背景について理解 し、自分の考えを持つことができる。 (2)教育現場における心理社会的課題および必要な支援につい て理解し、自分の考えを持つことができる。 (3)自らで学習の目標を定め、学習の遂行を観察し、学習の自 己評価を行うことを意識するようになる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
第1回 イントロダクション 教育心理学と学校心理学 講義および議論 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第2回 学び方の学び(1) 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第3回 学び方の学び(2) 講義および議論 自己点検 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第4回 認知についての認知(1) 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第5回 認知についての認知(2) 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第6回 認知についての認知(3) 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第7回 学習・認知のメカニズム 中間試験 講義および議論 中間自己点検 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第8回 知識社会と知識構築(1) 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第9回 知識社会と知識構築(2) 講義および議論 自己点検 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第10回 協調学習(1) 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第11回 協調学習(2) 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第12回 教育分野における心理学的援助 講義および議論 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第13回 学校における問題の理解 講義および議論 自己点検 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第14回 チーム学校 達成度評価試験 講義および議論 試験 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
第15回 総合議論 議論 最終自己点検 予習:履修科目を本講義を意識し ながら受講する 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45