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専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
日本建築史
History of Japanese Architecture
2 A005-01 2024年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.日本建築史 2.神社建築 3.寺院建築 4.住宅建築 5.地域連携 日本建築の歴史的な変遷について、古代から近代までを概観する。そして、各時代の建築の 意匠・技法などの特徴、および建築の空間構成について、社会的背景、地域性や建築技術な どとあわせて理解する。都市や地域を形成している建築および町並みの役割や特性について 、歴史的な背景を含めて学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
日本の古代から近代までの寺院建築・神社建築・住宅建築などについて、様式・技法・空間構成などの特徴とその変遷を解説 し、あわせてその社会的な背景や、建築をとりまく周辺の環境造形などについて考察する。 1.住宅建築および都市、町並みの歴史について   各時代を構成した住宅建築や町並みについて、その建築的特徴と社会的背景について解説する。 2.古代の寺院・神社建築について   日本古来の建築様式と、仏教伝来による社会と建築の変化を中心に解説する。 3.中世の寺院・神社建築について   中世社会への転換により生み出された、新たな建築の様式と技術を中心に解説する。 4.近世の寺院・神社建築について   中世からの流れをうけて展開した、近世建築の様式と技術の特徴を中心に解説する。 5.近代の建築について   近代社会への転換により生み出された、社会と建築技術の変化を中心に解説する。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
歴史の流れと各時代を代表する建築を、専門用語として暗記するのではなく、図面・写真などから視覚的に理解すること。さ らに歴史的建造物にふれ、建築とそれをとりまく環境を、感覚として体験することが望まれる。また、建築学以外にも関連す る日本史学・美術史学・考古学・民俗学などに関心をもち、広い視野から日本建築・建築文化を理解するよう努める。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,L 日本建築史の大きな流れを理解し、要点を簡潔にまとめることができる。
I,J 文献を利用して自ら学習し、身につけた知識と自らの考察を、書式にしたがって表現することができる。
K,Q 講義で習得した知識に基づき、現存する歴史的建造物の基礎調査を行い、その特徴を解説することができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 20 30 0 30 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 20 30 0 30 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 10 10 0 10 0 0 30
思考・推論・創造する力 0 10 10 0 5 0 0 25
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 5 0 0 5
発表・表現・伝達する力 0 0 10 0 10 0 10 30
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
講義の各段階において、講義の理解度を確認する小テストを行う。日本建築史の概要をとらえ、時代のキ ーワードを理解しているかを評価する。
レポート 現存する歴史的建造物について調査し、その建築的特徴と考察を書式にしたがって記述するレポートを作 成する。建築に対する理解、考察の内容、レポートの表現方法などを総合的に評価する。
成果発表
(口頭・実技)
作品 建築模型を通して、歴史的建造物について調査し、その建築的特徴と考察を書式にしたがって記述する模 型解説を作成する。レイアウトや表現力、建築に対する理解、考察の内容、調査への取り組み姿勢などを 総合的に評価する。
ポートフォリオ
その他 学習態度は遅刻、欠席、私語、課題提出状況、質疑応答などによる受講態度を総合的に評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
日本建築史の大きな流れを理解し、要点を簡潔にまとめること ができる。 文献を利用して自らの考えをまとめ、書式にしたがって表現す ることができる。 講義で修得した知識に基づき、現存する歴史的建造物の調査を 行い、その特徴を解説することができる。 日本建築史の大きな流れを認識することができる。 文献を読んで、書式にしたがって文章を記述することができる 。 現存する歴史的建造物の調査を行い、書式にしたがってレポー トを作成することができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 日本の歴史的建造物全般について理解する。 ・講義概要の説明 ・作品課題、レポート課題の出題 講義と質疑 自己点検 予習:日本史の概略について、お さらいをする。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
2回 古代の寺院建築について理解する。 ・飛鳥時代の代表的な宗教建築の特徴 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
3回 古代の寺院・神社建築について理解する。 ・伊勢神宮と出雲大社 ・奈良時代の代表的な宗教建築の特徴 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
4回 中世の寺院建築について理解する。 ・平安・鎌倉時代の代表的な宗教建築の特徴 ・中世の建築様式について 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。小レポートを作成す る。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
5回 中世の寺院建築について理解する。 ・室町時代の代表的な宗教建築の特徴 ・中世の神社建築について 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
6回 近世の寺院・神社建築について理解する。 ・安土桃山時代の代表的な建築の特徴 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
7回 近世の寺院・神社建築について理解する。 ・江戸時代の代表的な宗教建築の特徴 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
8回 中間振り返り 建築模型を通して、建築様式について理解する。 ・日本建築の歴史を振り返る 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
9回 金沢と石川の建築について理解する。 ・金沢と石川の代表的な建築の特徴 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
10回 原始住居と民家について理解する。 ・原始住居と民家の建築の特徴 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
11回 貴族住宅と武家住宅について理解する。 ・寝殿造と書院造の建築の特徴 ・作品提出 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
12回 町家と都市・町並みについて理解する。 ・町家の建築の特徴 ・日本の都市の特徴 ・レポート提出 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
13回 茶室と数寄屋について理解する。 ・茶室および数寄屋の建築の特徴 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
14回 日本の近代建築について理解する。 ・日本近代の建築の特徴 「総合力」ラーニング 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:講義ノートを整理し、参考 書を読んで理解を深める。 200
15回 自己点検授業 ・日本建築の歴史を振り返る ・レポートの講評 ・作品の講評 講義と質疑 自己点検 予習:参考書を読み、質疑の内容 を準備する。 復習:日本建築史の学習内容全般 について確認する。 200