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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 電気電子工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
電気回路Ⅱ
Electric Circuits II
2 E603-01 2024年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.フェーザ 2.記号法 3.共振、位相条件 4.電力、最大電力 5.地域志向 本科目では電気回路における交流に関する基礎知識を修得し、物理的・数学的考察により交 流回路の解析ができる能力を養う。「電気回路Ⅰ」の復習となる抵抗(R)、インダクタン ス(L)あるいは静電容量(C)の基本回路から、それらを組み合わせたやや複雑な応用回路 までを扱う。交流回路の解析はフェーザと複素数を用いたいわゆる記号法を用いておこなわ れる。ここでは記号法による回路解析手法を修得するとともに、後続の「電気回路Ⅲ」で必 要となる高度な解析手法の基礎を身につける。(関連する学習・教育目標:J)
授業の概要および学習上の助言
 1 複素数のフェーザ表示と交流回路の記号法表示  2 複素インピーダンス、複素アドミタンスの直列・並列接続  3 直・並列回路における位相条件問題  4 直列共振回路と並列共振回路  5 記号法による電力、複素電力の計算および最大電力条件問題 (尚、小テスト等の結果から理解度を確認しながら進度を調節するので、授業予定と学習内容に変更を生ずることがある。ま た、授業だけで理解が不足している場合はオフィスアワーやオンデマンド教材を活用して理解度向上に努めること。)
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:基礎電気回路 第2版 新装版[森北出版] 参考書:交流理論[電気学会]、電気回路の基礎[正]第3版[森北出版]、電気回路 : 直流・交流回路編[コロナ社]、基礎テキス     ト 回路理論[東京電機大学出版局]、電気回路改訂版(専門基礎ライブラリー)[実教出版] 他1冊 リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
当科目では理論を理解しそれを実践するため、より多くの問題を解くことが重要である。また、1つ1つ積み重ねであるため 日頃の継続的な努力が求められる。そのため分からないことを放置しないで、必ずクリアできるよう1)いろいろな参考書を 調べる、2)担当者に質問する、3)数理工教育研究センターを利用する等行動して欲しい。この科目では、連立1次方程式 、行列式、行列、微分・積分、複素数の基礎、三角関数等の数学を道具として駆使する。幸い、電気工学の先達によって簡便 でユニークな計算技法が確立されており我々はその恩恵に浴することができる。是非修得して欲しい。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
J 記号法によりR―L、R―CあるいはR―L―C直列回路や並列回路の回路方程式を立て、回路解析ができる。
J 記号法で直・並列回路の位相条件問題や交流電力の基本的な問題を解くことができる。
J 記号法を用いて直列共振回路や並列共振回路の問題を解くことができる。
J 記号法を用いて電力の問題を解くことができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 40 20 0 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 40 20 0 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 10 10 5 0 0 0 0 25
思考・推論・創造する力 20 20 5 0 0 0 0 45
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 10 10 10 0 0 0 0 30
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 達成度確認のため、理解度確認試験を実施する。理解度確認試験では行動目標①〜④の範囲を対象にする 。試験を受けることにより、行動目標①〜④に対する達成度が確認される。
クイズ
小テスト
達成度確認のための、適時小テストを予告して実施する。小テストを受けることにより、行動目標①〜④ に対する達成度が確認される。
レポート 達成度確認のための、期間中、2回以上レポート提出を求める。行動目標①〜②の範囲で少なくとも1回 、同③〜④の範囲で少なくとも1回のレポート提出を求める。所定のレポートを提出することにより達成 度が確認される。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
記号法によりR-L、R-CあるいはR-L-C直列回路や並列回路の回 路方程式を立て、回路解析ができる。記号法を用いて、直・並 列回路の位相条件、交流電力、直列共振回路や並列共振回路、 電力、の基礎問題から応用問題まで解ける。 記号法によりR-L、R-CあるいはR-L-C直列回路や並列回路の回 路方程式を立て、回路解析ができる。記号法を用いて、直・並 列回路の位相条件、交流電力、直列共振回路や並列共振回路、 電力、の基本的な問題が解ける。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
複素インピーダンスと複素アドミタンス 複素インピーダンスと複素アドミタンスの直・並列接 続 講義と演習 質疑応答 複素インピーダンスと複素アドミ タンスの直・並列接続について理 解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
交流回路の電圧・電流の計算(1)直・並列回路の計 算 交流回路の電圧・電流の計算(2)直列回路のフェー ザ図 講義と演習 質疑応答 交流回路の電圧・電流の計算につ いて理解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
交流回路の電圧・電流の計算(3)並列回路のフェー ザ図 振り返り 講義と演習 質疑応答 交流回路の電圧・電流の計算につ いて理解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
直列共振回路と並列共振回路(1)共振周波数の計算 講義と演習 質疑応答 直列共振回路と並列共振回路につ いて理解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
直列共振回路と並列共振回路(2)共振回路における 電圧・電流の計算 講義と演習 質疑応答 直列共振回路と並列共振回路につ いて理解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
総合演習(1)記号法を用いた交流回路の解析 総合演習(2)共振回路の解析 1〜5回分の内容について、 演習とその討議を行う。 これまでの演習問題や小テスト問 題の中で理解不足のところがあれ ばクリアできるよう努力する。 200
振り返り、解説 1〜6回分の内容を対象に理 解度を確認するための試験等 を行う。 これまでの演習問題や小テスト問 題の中で理解不足のところがあれ ばクリアできるよう努力する。 200
交流回路の電力(1)交流回路における電力の計算 講義と演習 質疑応答 交流回路の電力の計算について理 解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
交流回路の電力(2)複素電力 講義と演習 質疑応答 交流回路の複素電力について理解 を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
10 交流回路の電力(3)最大電力問題 講義と演習 質疑応答 交流回路の最大電力問題について 理解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
11 交流回路の電力(4)最大電力問題の演習 講義と演習 質疑応答 交流回路の最大電力問題について 理解を深める。 該当する教科書または配布資料等 の内容、例題、問題等を予習・復 習する。 次回の学習内容に該当する教科書 または配布資料等の内容を予習す る。 200
12 交流回路の電力に関する演習 8〜11回分の内容について 、演習とその討議を行う。 交流電力に関するこれまでの演習 問題や小テスト問題の中で理解不 足のところがあればクリアできる よう努力する。 200
13 総合演習(3)記号法を用いた交流回路解析 1〜12回分の内容について 、演習とその討議を行う。 これまでの演習問題や小テスト問 題の中で理解不足のところがあれ ばクリアできるよう努力する。 200
14 理解度確認試験と解説 1〜13回分の内容を対象に 理解度確認試験を行う。 理解度確認試験に備え、これまで に学んだことを整理し、復習する 。 200
15 電気回路Ⅱの総合演習 自己点検授業 これまでに実施したテストで 行動目標未達箇所をクリアさ せる。 これまでの演習問題やテスト問題 の中で理解不足のところを自己点 検し、クリアできるよう努力する 。 100