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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 メディア情報学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
ドローイング
Drawing
2 F006-01 2024年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.発想 2.フリーハンド・ドローイング 3.コミュニケーション 4.ビジュアル・シンキング 5.感性 発想内容の視覚化やコミュニケーションツールとして有効なスケッチスキルを習得する。 クリエーターの発想にはモノとコトがあり、これらを自由に表現するための論理的フリーハ ンド描画技法を学ぶ。後半では習得したスキルを活かし、感性表現・伝達の訓練で実践的ス キルへの変換を目指す。
授業の概要および学習上の助言
1.ドローイングの理解   クリエーターの発想には、具象物(モノ)と現象・反応(コト)の2種類があり、それぞれに表現目的・方法が異なる。   具体的活用を意識し、有効性を理解する。 2.ドローイング技法の習得   モノ・コトを簡潔明瞭に表現する論理的技法を学び、具体的表現が可能となるスキルを獲得する。 3.活用訓練   ドローイングスキルを用い、自らの発想を学生相互に提示・伝達する訓練を行う。   また、初期発想から一部のみを抽出し、新しい発想に変える訓練を行う。   これらを通し、実践的スキルに変換する。 4・作品の鑑賞   15週は全員の作品をスクリーンで発表し、講評を受ける。これは自分以外の全作品を見、評価を知ることで自分だけで    は知ることのできない手法や表現方法を学ぶことを目的としている。   自分の作品が講評されたことで他の時間を無駄にしないようにすること。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:アイデア・ドローイング第二版[共立出版] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
技法の基本は教科書に記載されている。予習として指定ページに目を通すことを進める。 また実技となるため道具なども指定されたものを用意する。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L モノの形を正しく表す基本的な技法が理解できる。
L 様々なモノを自由に視点を変えて表現できる。
L 誰にでも同様な内容が伝えられるドローイングができる。
L 自分の発想を正しくドローイングし、保存できる。
L クリエーターとしての活動の中で、図を利用して伝えることの重要性を理解できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 35 10 15 30 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 35 10 15 30 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 20 0 0 0 0 0 20
思考・推論・創造する力 0 5 5 5 15 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 10 5 10 15 0 0 40
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
ドローイング表現の基本技法の習得度を評価 対象作品:1〜8週のドローイング
レポート ドローイング技法を総合的に使い、モノやコトを表現できる能力の評価 対象作品:9週のドローイング
成果発表
(口頭・実技)
自らの発想を的確に表現するドローイングスキルの評価 対象作品:10週のドローイング
作品 発想表現、提示伝達を確実にできるドローイングスキルの評価 対象作品:11-13週のドローイング
ポートフォリオ
その他 ドローイングスキル習得のための取り組み姿勢 対象作品:1〜13週の全ての提出保管状態      出欠席状況も評価の対象となる
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
①知識と技法:知識を理解し、これに基づいたシンプルな線で のフリーハンド図が描ける。 ②応用力:複雑な形、働きなどを判りやすい視点からドローイ ング表現ができる。 ③伝達力:誰にでも同じ内容が伝わるレベルで「モノ」や「コ ト」をドローイングで表現できる。 ④総合力:自分の発想内容や第三者の発想などもシンプルなド ローイングで表現し、これを利用して発展させることができる 。 ①知識と技法:知識を理解し、これに基づいたフリーハンド図 が描ける。 ②応用力:簡単な形、単純な働きなどをドローイング表現がで きる。 ③伝達力:対象に知識や興味がある第三者に、同じ内容が伝わ るレベルで「モノ」や「コト」をドローイングで表現できる。 ④総合力:自分や第三者の発想、アドバイスをドローイングで 表現し、補足的な表現を加えることで描きあらわし、これを利 用して限定的に展開させることができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 フリーハンドドローイングの  発想の視覚化と提示での有効性についての理解  コミュニケーションを成立する描画条件について 基本的な表現訓練 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書1〜15頁一読のこと 復習:課題の完成 130
2 人と現象・反応の表現方法について  簡易的人体の描画法を学ぶ 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書90〜91頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 130
3 透視図法を理解する  ランダムに配置された立体の表現 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書18〜23頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 130
4 視点で変化する見かけの形を学ぶ  立方体を視点を変えて描画する 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書24〜29頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 130
5 視点の変化でも変わらない図形の規則性を学ぶ  規則性から導かれる図形を描画する 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書24〜29頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 130
6 立方体の見かけの形を記憶する  立方体を論理的に描画し、等量の見え方を習得する 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書36〜42頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 140
7 立方体を利用して表現する他の立体を学ぶ  記憶した立方体のフォルムから錐、柱や球を描く 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書43〜47頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 140
8 空間での位置や形を確定する条件を考える  立体の配置条件や見えない形を補助する表現として の陰影を学ぶ 中間振り返り:ここまでの学習について振り返る  講義 描画演習 振り返り 自己点検 予習:教科書54〜69頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 150
9 総合力ラーニング 一般的製品の形を学ぶ  立体の複合からできる様々な形状を理解し、自分で 複合する形を発想し描画する 講義 描画演習 振り返り 予習:教科書72〜79頁一読のこと 復習:課題の完成    導入課題作成 150
10 総合力ラーニング 物事の流れを表す図表現を考える  実験、観察をテーマに全体の工程を伝えるスケッチ を中心とする簡潔なリポートを作成する 講義 描画演習 振り返り 復習:課題の完成    導入課題作成 130
11 クリエータの発想表現・伝達方法を学ぶ  個人が作る新規の物語の発端となる情景を発想し、 これをスケッチで表現する 指定されたグループで他者から連想する物語を聞き取 る 講義 作品制作 振り返り 復習:課題の完成    導入課題作成 130
12 情報図:アイデアを読み取る  前回の図を指定されたグループ内で発表 受けたアドバイスを記録する 講義 描画演習 振り返り 復習:課題の完成 120
13 総合力ラーニング 発想の展開  前回の物語から一つを選択し、これを表現するため の絵コンテを作成する。 課題を完成し、提出する 講義 作品制作 振り返り 復習:課題の完成 120
14 総合力ラーニング 振り返り学習 ・作品の発表 ・講評、評価 発表 講評 振り返り 予習:発表準備 復習:発表時の評価・質疑応答に 対する振り返り 90
15 全体のまとめ 講評 自己点検 振り返り 復習:学習内容の振り返り 30