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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
数理・DS・AI教育課程 
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
数理・DS・AI教育課程
数理基礎科目
数理基礎
情報のための数学Ⅱ(再履修クラス)
Mathematics for Informatics II
2 G155-01 2024年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.順列・組み合わせ 2.確率・条件付き確率 3.ベイズの定理 4.統計の基礎 5.Excelを用いたデータの整理 この科目では,情報フロンティア学部での学習の基礎となる数学を学習する.前半は,順列 ・組み合わせについて復習し,確率の基本と条件付き確率やベイズの定理について学ぶ.後 半は,統計の基礎を学習し,Excelによる統計データ処理の基本操作を学習する.本科目で は,Excelを利用した(実データを含む)データの整理と,それに関わる統計の基礎知識の 習得を目標とする.
授業の概要および学習上の助言
本科目では,以下について学習する. ○ 順列・組み合わせ ○ 確率・条件付き確率 ○ ベイズの定理 ○ 統計の基礎(度数分布表,ヒストグラム,相関図,平均・分散,共分散・相関係数) ○ Excelを用いた実データの整理 学習上の助言 ・専門課程への基礎となる授業であるので,理想的な達成レベルを目標とすること. ・補助教材は適宜配布するが,各自で専門書を参照することも勧める. ・毎回の予習・復習が大切である. ・レポートは,説明や数式を丁寧に書き,課題に取り組んでいく過程を,論理的に記述すること. ・質問や疑問がある場合は,数理工教育研究センターを積極的に利用することを勧める.
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:情報のための数学Ⅰ・Ⅱ[金沢工業大学] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
高等学校までに学んだ確率や統計の基本的な知識があることが望ましい.講義ではパソコンを使用する場面が多いので,必ず パソコンを携帯すること.
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
D 確率,条件付き確率,ベイズの定理が理解できる.
D 基本的な記述統計について理解できる.
D 数学的意味を理解して,Excelによるデータの統計処理ができる.
H コンピュータを用いてデータを可視化できる.
C 基礎的な数学用語・統計用語の英単語を理解し,英語で出題された問題に対応することができる.
A 毎回の授業に出席し,授業内容の理解に努めて,レポート・宿題をやり遂げることができる.
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 25 20 20 10 0 0 25 100
指標と評価割合 総合評価割合 25 20 20 10 0 0 25 100
総合力指標 知識を取り込む力 15 10 5 0 0 0 15 45
思考・推論・創造する力 10 10 10 0 0 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 10 0 0 0 15
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 試験は学期の中間に1回実施する.総合評価割合の25%とし,学習教育目標の達成度を測る. 実施授業回と試験範囲は,授業明細表に記載している.
クイズ
小テスト
小テストを1回実施し,総合評価割合20%として評価する.小テストの範囲,および,実施授業回は,授 業明細表に記載している.
レポート 授業で課されたExcelを用いる演習問題や,各自が取得したデータに対する整理と分析結果をレポートと してまとめる.総合評価割合20%として評価する.
成果発表
(口頭・実技)
授業で課されたExcelを用いる演習問題を踏まえて,各自が取得したデータを整理・分析し,成果発表を 行う.総合評価割合10%として評価する.
作品
ポートフォリオ
その他 学習に取り組む姿勢・意欲を,受講態度や授業内容の理解度を補充する課外学習への参加などで評価し, さらに予習・復習として取り組んだ宿題や演習も含めて,総合評価割合25%として評価する.なお,各課 題の提出期日は,担当教員の指示に従うこと.
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
・順列・組み合わせの計算が正しくでき,いろいろな問題に応 用できる. ・確率,条件付き確率,ベイズの定理を用いた計算を正しく行 うことができる. ・確率の概念が理解でき,実際の確率的問題に応用することが できる. ・統計の基本事項を理解し,手計算・Excelによってデータの 特性値を正確に求め,データの可視化の処理が正しくできる. ・毎回の授業に出席し,レポート・宿題・演習・成果発表をや り遂げることができる. ・順列・組み合わせの計算が正しくできる. ・確率,条件付き確率,ベイズの定理を用いた計算を行うこと ができる. ・確率の概念が理解できる. ・統計の基本事項を理解し,手計算・Excelによってデータの 特性値を求め,データの可視化の処理を行うことができる. ・レポート・宿題・演習・成果発表をやり遂げることができる .
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
第1回 〇科目ガイダンス・学習ガイダンス ○順列・組み合わせ 〇学習ガイダンス ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:学習支援計画書を読み,学 生の行動目標を確認する. 予習:事象と確率について予習し ,疑問点をノートに書いておく. 復習: 30 予習: 60
第2回 ○事象と確率 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:事象と確率について,学習 内容を復習する. 予習:1回〜2回の学習内容で不十 分な点を点検しておく. 復習: 60 予習: 60
第3回 〇総復習 〇順列・組合せ,事象と確率についての演習 ○1回〜2回の学習内容の振り 返りのための演習を行う. 復習:1回〜3回の学習内容を復習 し,小テストに備える. 予習:条件付き確率について調べ ておく. 復習: 120
第4回 〇小テスト 〇条件付き確率(1) ○小テストを実施する ○講義,例題の解説 復習:小テストの問題を見直し, 順列・組み合わせ,事象と確率に ついて,学習内容を復習する. 予習:条件付き確率について予習 し,疑問点をノートに書いておく . 復習: 60 予習: 60
第5回 〇小テストの解説・振り返り 〇条件付き確率(2) ○講義,例題の解説 ○自己点検 *学習内容確認のための演習 復習:小テストの解答を見直し, 学習内容を復習する. 予習:ベイズの定理について予習 し,疑問点をノートに書いておく . 自己点検:これまでの振り返り 復習: 60 予習: 30 自己点 検:30
第6 回 〇ベイズの定理 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:ベイズの定理について,学 習内容を復習する. 予習:1回〜6回の学習内容で不十 分な点を点検しておく. 復習: 60 予習: 60
第7回 〇総復習 〇条件付き確率,ベイズの定理についての演習 ○1回〜6回の学習内容の振り 返りのための演習を行う. 復習:期末試験に備えて,1回〜7 回の内容に関する復習をしておく 復習: 120
第8回 〇期末試験 ○Σ記号についての理解と演習 ○期末試験を実施する ○講義,例題の解説 復習:期末試験問題を見直し,復 習する. 復習: 60 予習: 60
第9回 〇期末試験の解説・振り返り 〇記述統計(1変量) ・データの特性値 ・度数分布表とヒストグラム ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:期末試験の解答を見直し, 学習内容を復習する. 予習:2変量の記述統計について 予習し,疑問点をノートに書いて おく. 自己点検:これまでの振り返り 復習: 60 予習: 30 自己点 検:30
第10回 〇記述統計(2変量) ・相関係数 ・相関図と回帰直線 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:1変量の記述統計について ,学習内容を復習する. 予習:Excel操作について予習し ておく. 復習: 60 予習: 60
第11回 〇Excelを用いたデータの処理(1) ・データの特性値の算出 ・度数分布表とヒストグラムの作成 ○Excel演習 復習:Excelの演習課題を完成さ せておく. 予習:Excelの関数と使用法につ いて調べておく.データの特性値 について予習し,疑問点をノート に書いておく. 復習: 60 予習: 60
第12回 〇Excelを用いたデータの処理(2) ・共分散と相関係数の算出 ・相関図と回帰直線の描画 ・レポート作成 ○Excel演習 復習:Excelの演習課題を完成さ せておく. 予習:データを収集し,これまで に学んだ統計を用いて整理し,さ らに発表を行うためにまとめる. 復習: 60 予習: 60
第13回 〇Excelを用いたデータの処理(3) ・成果発表のためのチーム活動 ○チーム活動 *活動報告を行う. 復習:レポート課題と発表用のpp t資料を完成させておく. 予習:発表のための予行演習をし ておく. 復習: 60 予習: 60
第14回 〇統計データに関する成果発表 ○成果発表 *取得したデータを統計処理 し,まとめた内容について発 表を行う. 復習:成果発表の結果を受けて, データの収集,データの整理方法 ,記述統計によるデータの特性値 について復習する. 復習: 120
第15回 ○振り返り授業 ○全体の自己点検 ○授業全体の総括 ○各自の評価の確認 復習:この授業で学んだことを振 り返り,不十分である内容につい て復習する. 全体の自己点検:後学期開始まで に学び直しておくべき学習事項の 確認をしておく. 復習: 60 自己点 検:60