(全課程からの提供)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
(全課程からの提供) リベラルアーツ系科目 文理横断 |
専門教養特別科目(声優技術学)
Special Subject - Specialties Education(Introduction to Voice Actor Technology)
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1 |
G523-01 |
2024年度
2期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.より良い発話
2.解剖学・音声学・心理学
3.音響情報の数値化
4.プレゼンテーション
|
声優やアナウンサーは、音声を用いて適切に伝える技術を持っている。ただし一般人であっ
ても、他者に対するより良い発話能力は、学ぶべき重要な技術である。
本科目では話者が相手に伝える演習を通し、より良いプレゼン能力を身につける。またコン
ピュータを用いた処理により、音を録音・可視化・再生することにより、音響情報学の第一
歩を学ぶ。
大学生の自己紹介等について、科学的・感性的な面からの改善ができるようになる。 |
授業の概要および学習上の助言 |
本科目では、声優技術の第一歩として、すべての発話者が身につけるべきコミュニケーションの科学的基礎として以下の項目
を取り上げる。まず音声の学術的な知識を学ぶ前に、音声に対する感覚を高めるために、他者の音声をチームで評価し、レポ
ートを作成する。
ヒトは話者が脳内で創出した言葉および感情を、解剖学的な器官を運動させることにより、空気中の音響信号として体外に発
し、相手に伝えることにより、コミュニケーションを行っている。近年の声優・アナウンサー・歌手なども注目している声帯
・喉頭・舌などの発話器官の名称と機構を学ぶ。プロが行っている音声生成の技術、音声学や解剖学などについてぜひ理解し
て欲しい。また、音響プログラミングによる音声の録音および表示方法、その考え方を学ぶ。これまで感覚的に感じていたこ
とを数値で表示することにより、
最後に自身で録音したプレゼンテーション資料を作成し、他の科目におけるより良いプレゼンを自身でも気を使えるようにな
って頂きたい。
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教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
特に無し
母国語発話・日本語アクセント
プレゼンテーション資料作成 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
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① |
A,B |
プロの声優も意識している「相手に伝えるための良い発話」を学ぶ。 |
② |
D |
発声発話の学術的な基礎を理解できる。 |
③ |
H |
声の高さなどを数値化できる。 |
④ |
A,B,D,G |
自身の発話において、相手の期待に沿って改善できる。 |
⑤ |
A,B,D,G |
相手の発話の意味内容の理解に加え、その感情表現および音響情報などを把握できる。 |
⑥ |
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達成度評価 |
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評価方法 |
総合評価割合 |
20 |
0 |
30 |
0 |
30 |
0 |
20 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
20 |
0 |
30 |
0 |
30 |
0 |
20 |
100 |
総合力指標 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
30 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
10 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
|
授業内で行った発声発話の学術的な基礎(音声学・解剖学・心理学)、情報技術などについて、試験を行
います。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
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クイズ 小テスト |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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レポート |
① |
レ |
自身のプレゼン、他者のプレゼンについて、客観的に評価を行う。また自身のプレゼンを改善できる能力
を身に着ける。 |
② |
レ |
③ |
|
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
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成果発表 (口頭・実技) |
① |
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|
② |
|
③ |
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④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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作品 |
① |
レ |
紹介用のプレゼン動画を作成する。通常の成果発表と異なり、自身で録音を行い、客観的に鑑賞する。 |
② |
|
③ |
|
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
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④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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その他 |
① |
レ |
毎回の授業での理解について、日々の取組みおよび意欲を確認する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
1.発話コミュニケーションにおける自身の体、物理現象、相
手へ伝えることのの重要性を理解し、具体的な実践方法につい
て説明できる。
2発話コミュニケーションにおける自身の体の使い方を理解し
、説明できる。
3.音声コミュニケーションについて論理的に考え、整理した
上で、わかりやすく伝えることができる。
4.簡単の音響プログラミングを実現できる
5.自身や他者のプレゼンテーションや自己紹介において、目
標を理解し、自身および他者に対してもより適切に改善できる
。 |
1.発話コミュニケーションにおける自身の体、物理現象、相
手へ伝えることのの重要性を理解している。
2.発話コミュニケーションにおける自身の体の使い方を理解
している。
3.音声コミュニケーションについて論理的に考え、整理した
上で、適切に伝えることができる。
4.簡単の音響プログラミングを理解できる。
5.自身のプレゼンテーションや自己紹介において、目標を理
解し、よりよい発話コミュニケーションができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1 |
・声優技術学の紹介
・自己紹介の録音
・礼儀・挨拶などの発声発話
・音声連鎖 |
講義
演習 |
予習:音声連鎖
復習:自己紹介の録音 |
90分
90分 |
2 |
音声学の基礎
・声の高さの変化
・母音の違い
・相手の音声を解釈する |
講義
演習 |
予習:音声学の基礎
復習:レポート |
90分
90分 |
3 |
解剖学の基礎
・喉頭
・声帯
・舌 |
講義 |
予習:解剖学の基礎
復習:喉頭・声帯・舌 |
90分
90分 |
4 |
音声情報学の基礎
・声の高さの数値化
・グラフ化 |
講義
演習 |
予習:テスト準備
復習:音声情報学の基礎 |
90分
90分 |
5 |
聴覚心理実験の基礎
・心理実験の方法
・結果の紹介 |
講義
テスト |
予習;聴覚心理実験の基礎
復習:自分に役立つ知識 |
90分
90分 |
6 |
作品制作 |
実習 |
予習:作品課題制作
復習:これまでの復習 |
90分
90分 |
7 |
発表会 |
学生作品評価 |
復習:他者の発表を評価する |
90分 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。