金沢工業大学 学習支援計画書
G526-01
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(全課程からの提供)
授業科目区分
科目名
単位数
科目コード
開講時期
履修方法
(全課程からの提供)
リベラルアーツ系科目
文理横断
専門教養特別科目(化学史)
Special Subject - Specialties Education(History of Chemistry)
1
G526-01
2024
年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
坂本 宗明
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード
学習・教育目標
1.有機化学 2.無機化学 3.物理化学 4.分析化学 5.自由七科
本科目では,化学とはなにか,何故に化学は日々の生活から社会における産業や農山漁業に 不可欠な存在であるかを,講義・実習を通じて学ぶとともに,文化・歴史・社会的観点も交 えて化学全般の理解を深めることを目標とします。また,工学・建築学・心理学・情報工学 など,様々な分野と化学の結びつきについても考えます。
授業の概要および学習上の助言
古代メソポタミア文化,古典古代ギリシア・ローマ文化,中世ヨーロッパとイスラーム文化,そして近代において化学が成立 するまでの過程,それらが現代の化学や工学と如何に結びついているかについて,講義・実験を通じて学びます。 本科目では,知識として化学史を学ぶのではなく,色素合成,ガラス合成,電池の作成,合金の作成などを実際に体験し,そ の背景と併せて知ることを通じ,化学の発展,社会における利活用を考えてみましょう。 全8回の開講では,指定された予習課題に必ず取り組み,実験実習,学生間・または教員とのディスカッションに備えて下さ い。 成績評価はレポート,レポートに基づく口頭試問(達成度確認試験に相当)で行ないます。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:物質理論の探求[岩波書店]、キリスト教文化の常識[講談社]、百万人の化学史[アグネ承風社]、テクノクラートの勃 興[筑摩書房]、錬金術 : 宇宙論的生の哲学[講談社]、カール・セーガン 科学と悪霊を語る[新潮社] リザーブドブック:化学史への招待[オーム社]、日本の近代科学史[朝倉書店]
履修に必要な予備知識や技能
高等学校において「化学基礎」「物理学基礎」を履修していることが望ましい。化学実験に関する経験の有無は問いませんが ,実験では保護めがね,白衣(または作業服)の着用が必須となります。
学生が達成すべき行動目標
No.
学科教育目標
(記号表記)
①
B
化学が社会において如何なる役割を果たしているか説明できる
②
D
様々な現象を化学の観点から説明できる
③
F
化学の基礎的な実験を行なうことができる
④
⑤
⑥
達成度評価
評価方法
試験
クイズ
小テスト
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
合計
総合評価割合
40
0
60
0
0
0
0
100
指標と評価割合
総合評価割合
40
0
60
0
0
0
0
100
総合力指標
知識を取り込む力
0
0
20
0
0
0
0
20
思考・推論・創造する力
20
0
20
0
0
0
0
40
コラボレーションと
リーダーシップ
0
0
0
0
0
0
0
0
発表・表現・伝達する力
20
0
20
0
0
0
0
40
学習に取組む姿勢・意欲
0
0
0
0
0
0
0
0
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法
行動目標
評価の実施方法と注意点
試験
①
レ
履修者が選択したレポートのテーマに関して,口頭試問によってテーマの理解度,自身の専門分野と化学 の関係性に関する理解度を評価する。
②
レ
③
④
⑤
⑥
クイズ
小テスト
①
②
③
④
⑤
⑥
レポート
①
履修者は講義回毎に指定された学術論文または資料を通読し,要約および課題をまとめたレポートを作成 ・提出する。レポートではテーマに関する調査能力,情報の選別・要約能力,日本語による意思伝達能力 を評価する。
②
レ
③
レ
④
⑤
⑥
成果発表
(口頭・実技)
①
②
③
④
⑤
⑥
作品
①
②
③
④
⑤
⑥
ポートフォリオ
①
②
③
④
⑤
⑥
その他
①
②
③
④
⑤
⑥
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安
標準的な達成レベルの目安
化学の成り立ちと発展,社会における化学の役割を具体例を示 しつつ平易に説明できる。また,工学・建築学・情報工学など ,化学とそれ以外の分野の関連を具体例を挙げて説明できる。 歴史的な化学の実験を再現し,説明することができる。
化学の成り立ちと発展,社会における化学の役割を平易に説明 できる。また,工学・建築学・情報工学など,化学とそれ以外 の分野の関連を説明できる。歴史的な化学の実験を 再現することができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数
学習内容
授業の運営方法
学習課題 予習・復習
時間:分※
1
化学史概説 - 科目ガイダンス - 古代,古典古代,中世,近代における化学の存在 - 社会において化学が果たす役割 - 実験実習の準備
講義と議論
自身が専攻する学問分野において ,「化学」が利用されている例を 調査し,A4 1枚に纏めて提出する 。
60
2
古代の有機化学 - 糖とアルコール発酵 - アルコールの精製
講義および実習
指定された文献を通読し,その要 約を作成する。
60
3
古代の無機化学 - 溶融法によるガラスの作成
講義および実習
指定された文献を通読し,その要 約を作成する。
60
3
古代の無機化学 - 銅の発見と利用
講義および実習
指定された文献を通読し,その要 約を作成する。
60
4
中世の有機化学 - 天然物抽出 - 樟脳の化学
講義および実習
指定された文献を通読し,その要 約を作成する。
60
6
近世の有機化学 - 色素合成
講義および実習
指定された文献を通読し,その要 約を作成する。
60
7
達成度確認試験(口頭試問) 自己点検(口頭発表)
試験および発表
自己点検に備え,指定された資料 を準備すること
100
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。