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(全課程からの提供) 
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
(全課程からの提供)
リベラルアーツ系科目
文理横断
生涯学習特別科目(NGO論)
Special Subject - Lifelong Learning(Theory of NGO)
2 G528-01 2024年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.NGO 2.市民社会 3.社会的弱者 4.国際協力 5.互助  本講義では、NGOをコアとしつつも、国内外のNGOやボランティア等の市民社会、公的機関 、民間企業などの社会的な活動について学ぶ。その学びの中で、自ら情報を収集し、物事を 考えていく学生が育つような講義を目指す。特に現代社会における様々なNGO・政府・民間 企業などのアクターについて学び、産官民の異なる役割について理解を深め、市民社会へ貢 献できるようになることを目指す。
授業の概要および学習上の助言
(授業の概要)  本科目では、NGOに関する歴史や社会背景など、一般教養に関する幅広い知識や理解、政治に関する基本的知識と体系的理 解、社会課題の問題解決能力、他者と関わる意欲、他者と関わって共に生きる力、統合的な学習経験と創造的思考力、実社会 における知識・技能・態度の活用、が身に着くための知識や方法を授業を通じて学ぶ。  学生は、NGOの役割を学ぶことで、KITのK(思いやりの心)、I(誠実)、T(共同と共想の精神)といったことの実現に向 けた実際の取り組みを学び、将来的に行動できるような心構えを身に着ける。 (学習上の助言) 1) 日常から世界に目を向けていくこと、国内外の社会課題に目を向けていくこと、そのようなことに関心を持ち続ける姿勢 が望まれる。 2)これらの国際問題、社会課題は、KITにおける技術者として社会に出ていく際に役に立つものであり、その社会課題の解決 を行うことがKIT卒業生には望まれる。 3)尚、受講人数や学習環境によっては、授業内容を適宜変更することもある。 4)NGOの実務経験がある/勤務している外部講師を招く予定(一部講義内容の変更がある見込み)。  尚、講師は、国際協力銀行および国際協力機構というODA実施機関での正規総合職員としての勤務経験があり、かつ、青年 海外協力隊(現・JICA海外協力隊)も経験し、NGO/NPO法人の役員も務めており、本授業でもその経験の社会還元を図る。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:NGOデータブック2021[外務省]、NPO・NGOの世界[放送大学教育振興会]、国際協力NGOセンター(JANIC)[国際協力NG     Oセンター(JANIC)]、SDGs時代のグローバル開発協力論:開発援助・パートナーシップの再考[明石書店] 他1冊 リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
履修に必要な予備知識や技能は特になし。日常より社会問題に関心を持っていることが望ましい。 参考程度に一部は英語の教材を使うこともあるが、雰囲気を感じることができれば問題はない。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
B NGOが社会で期待されている役割を理解できる
B NGOが国内で果たしている役割を理解できる
B NGOが国際社会で果たしている役割を理解できる
B 政府レベルと民間レベルと市民社会(NGO)レベルの国際協力の在り方を理解し、説明できる
B NGOが社会的役割を果たすことできるために自分ができること(将来できること)を説明できる
B NGOが持つ機能の一つであるアドボカシーの視点を持ち、説明できる
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 37 30 0 28 5 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 37 30 0 28 5 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 10 6 0 14 0 30
思考・推論・創造する力 0 0 10 6 0 14 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 6 0 0 0 6
発表・表現・伝達する力 0 0 10 6 0 0 0 16
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 7 6 0 0 5 18
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート レポート(その1):受講者が最も気になる実在するNGOを選定し、そのNGOの概要、そのNGOに惹かれた 理由、そのNGOの強い点・弱い点、そのNGOの改善策、について回答する(30点) レポート(その2):授業内で課題を提示する予定(外部講師の特別講義に対する所感等)(7点)
成果発表
(口頭・実技)
ワークショップ(その1):国際NGOの活動計画策定を行うワークショップ(10点) ワークショップ(その2):北陸でNGOのお金の集め方を考えるワークショップ(10点) ワークショップ(その3):北陸の民間企業の社会的役割に関するワークショップ(10点)
作品
ポートフォリオ 各授業のリアクションペーパー(2点×14回):毎授業後に、授業の振り返りを行い、その結果をリアク ションペーパーとして提出する。
その他 取り組み姿勢(5点):講義全体を通じた取り組み姿勢などを評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
本授業のNGO論における知識や考え方を理解して、実践できる ようになること。すなわち、日本及び世界の世の中の動向につ いて、自ら情報を収集し、取捨選択し、市民社会の一員として 、行動ができるようになること。 本授業のNGO論における知識や考え方を学ぶ。日本及び世界の 世の中の動向について、一般の人よりも多くの情報を収集し、 より深く考えることができるようになること。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 講師自己紹介・ガイダンス:NGOとは?(政府、民間 企業、市民社会) 実際の書類や動画などを見てNGO論の導入を学ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
2回 NGOの基礎情報(NGOの概要、現状、規模等) 参考資料のデータなどを用いながら基礎情報を学ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
3回 NGOの種別:国際NGOと国内NGO、NGOとNPO 様々な形態があるNGOの大まかな区分などを学ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
4回 様々な日本のNGO:世界的なNGOの日本法人、日本育ち のNGO 日本にある実在するNGOの活動などを学ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
5回 多様なNGOやボランティア:プロボノ、社会投資、ピ アボランティア、自己責任論、他 多様な形の市民社会の在り方を学ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
6回 講師を通じてみる国際ボランティア(JOCV、IDEAS、  IDPM、JBIC、JICA、JANNET、CAPEDS) 講師が経験してきたNGOや国際協力について学ぶ。  (「国際協力論」と重なる点あり) 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
7回 ワークショップ:国際NGOの活動計画を作ってみよう (ワークショップ) 具体的に実際のNGOの活動計画を立ててみるワークシ ョップを行って、発表する。 講義・演習 ワークショップ(その1) 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
8回 公的な国際協力とは・ODAとは・日本の援助 国際NGOが果たす役割を知るために国際協力の全体像 を学ぶ(一部、国際協力論と重なる)。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
9回 アドボカシー:プロサバンナ(AJF)、人身売買   (NFSJ) NGOの役割の一つであるアドボカシーについて、具体 的な事例から学ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
10回 NGOのお金の話:お金の集め方、待遇など 北陸で、NGOのお金の集め方を考えるワークショップ をグループで行い発表する。 講義・演習 ワークショップ(その2) 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
11回 日本におけるボランティア(阪神淡路大震災、東日本 大震災、町内・まちなかのボランティア活動、他) 日本国内におけるボランティアの在り方からNGOの活 動を考える。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
12回 世界の国際ボランティア(各国の制度等) NGOに近い活動をしている「国際ボランティア」につ いて、世界各国の取り組みを学ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) (レポートその1)気になるNGO のレポート 30 30 30 300
13回 民間企業の社会的役割(CSR、ESG等):IBMのボラン ティア、Panasonicのランタンプロジェクト等 北陸の民間企業の社会的役割に関するワークショップ をグループで行い発表する。 講義・演習 ワークショップ(その3) 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) 30 30 30
14回 障害者団体の歴史(DPO:青い芝の会〜DPI日本会議) 障害者団体の活動を通じて、様々なNGOの在り方を学 ぶ。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) リアクションペーパー 次回の講義の予習(eシラバスの 資料に目を通す) (レポートその2)授業内の提示 課題 30 30 30 120
15回 本講義の振り返り(まとめ、成績開示、自己点検) 本講義の学びに関する考察をする。 講義・演習 授業の振り返り(eシラバスの資 料に目を通す) 60