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(全課程からの提供) 
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
(全課程からの提供)
リベラルアーツ系科目
文理横断
プロジェクトデザイン特別科目(工業デザイン(スタイリング理論))(後学期秋)
Special Subject - Design Project(Product design(Styling theory))
1 G550-01 2024年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.デザインエンジ二アリング 2.工業デザイン 3.スタイリング 4.イノベーション 5.マーケティング 工学的なスキルをベースに持ち、なおかつデザインのスキルを習得した「デザインエンジニ ア」の育成を目標とする。デザインエンジニアリングの利点は、クラフツマンシップ的な職 能の融合により「作り手の意思の集約」を可能にすること。また機能部品と外観部さらにそ れら交差領域の問題解決と実装設計を同時進行することによる「製品開発の効率化」にある 。授業ではおもに、新規性のある機器外観を創造するための特徴づくり他、製品の技術的性 能を変えることなく外観に付加価値をもたらす、デザインスキルに関わる知識を習得する。
授業の概要および学習上の助言
スタイリングプロセスを重要な項目ごとに分類し、それぞれの実例を写真やイラストとともに解説する。 1.製品スタイリングの目的と評価    製品デザインおよびスタイリング計画の必要性や評価指標などの説明 2.製品スタイリングにおける重要項目の解説    「視覚テーマの選択」「シルエット」「プロポーション」「形状」「スタンス」「線」「ボリューム」「表面」 「2Dから3Dへ」「色」「材料とテクスチャー」 3.演習  簡単なデザイン作業 4レポート 市場流通製品のリサーチ   学習上の助言 身の回りの工業製品をよく観察し、疑問を持ち、視覚的に分析する習慣をつけていきましょう。そして、その外観が伝えた いメッセージや、そうなっている要因を考えてみましょう。実物をよく調べ、形態を良く理解することで、工業デザインに対 する興味と造詣が深まり、自分のデザインセンスやスキルが養われることでしょう。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:プロダクトデザインのスタイリング入門[株式会社ビー・エヌ・エヌ] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
予備知識は特に必要ないが、デザインやデザインエンジニアリングに興味がある学生を対象とする。 演習ではデザイン作業を行う予定でいる。ただし、手描き線画の表現で完了できる課題とし、高度な描画スキルは必要ない。 手描きの作画に対して苦手意識がある人には、ドローイング系ソフトなどデジタルツールを活用するなどの工夫を推奨する。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
A 製品のスタイリング計画を行う目的を理解する。
A 製品デザイン作業にて、その外観において新規性のある提案を行う心構えを身につける。
B 製品スタイリングにおける重要項目の種類を理解できる。
D 製品の外観から、スタイリングにおける重要項目の種類を判別することができる。
F 製品スタイリングにおける重要項目を活用したスタイリング計画を行うことができる。
E 計画したデザインの意図を第三者にわかりやすく伝えることができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 30 30 0 0 20 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 30 30 0 0 20 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 10 10 0 0 5 0 25
思考・推論・創造する力 0 10 10 0 0 5 0 25
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 10 10 0 0 5 0 25
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 5 20 25
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
授業中の演習。毎回の授業内容にならい、指示された工業製品を題材として簡単なデザイン作業を行う。 例えば「シルエット」の項目を扱う回は、各人が計画するそのシルエットライン(最外郭線)を作画する 。全体評価の30%。既存流通製品の調査を行い、それを根拠に市場新規性のあるデザインを創出しようと する試みであるかどうかを評価する。
レポート 授業内容への理解を深めるための復習。身の周りの工業製品をスタイリングの観点から観察・分析するこ とを課題とし、文章と画像でその考察レポートとしてまとめる。これを授業の理解度を評価する指標とす る。全体評価の30%。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ 小テスト①から⑥各テーマのデザイン部位を総合し、機器単体のデザイン画として仕上げる。デザイン全 体のバランスを考慮して、既に行った部位のデザインを変更しても良い。またデザインの意図を文章で説 明する。全体評価の20%。 創作するデザインとデザインの意図をわかり易く表現するように心掛けること 。
その他 授業時での積極的な取り組みについて評価する。全体評価の20%。欠席、遅刻、早退及び授業中の不適切 な行動に対しては減点として扱う。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
製品スタイリングに関わる知識を十分理解できる。 工業製品を見て、そのスタイリングにおける重要項目の種別を 判別し、そのデザインの意図や目的を説明することができる。 テーマに基づいたデザイン作業において、本授業で習得した知 識を活用して、市場新規性のあるスタイリング計画を行うこと ができる。またそれを第三者にわかりやすくデザイン表現する ことができる。 製品スタイリングに関わる知識を理解できる。 工業製品を見て、そのスタイリングにおける重要項目の種別を 判別し、説明することができる。 テーマに基づいたデザイン作業において、本授業で習得した知 識を活用して、独自のスタイリング計画を行うことができる。 またそれをデザイン表現することができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
第1回 1.製品スタイリングに関する講義(ガイダンス) 2.演習(小テスト①) 3.課題説明 講義と質疑応答 学習内容把握のための演習 復習 レポート①
第2回 1.教科書内容講義/補足説明 「プロダクトデザインのスタイリング入門」  Chapter1 視覚テーマの選択 2.演習(小テスト②) 3.課題説明 講義と質疑応答 学習内容把握のための演習 教科書の予習 Chapter 1 復習 レポート②
第3回 1.教科書内容講義/補足説明 「プロダクトデザインのスタイリング入門」    Chapter 2 シルエット  Chapter 3 プロポーション 2.演習(小テスト③) 3.課題説明 講義と質疑応答 学習内容把握のための演習 教科書の予習 Chapter 2,3 復習 レポート③
第4回 1.教科書内容講義/補足説明 「プロダクトデザインのスタイリング入門」 Chapter 4 形状(シェイプ) 2.演習(小テスト④) 3.課題説 講義と質疑応答 学習内容把握のための演習 教科書の予習 Chapter 4 復習 レポート④
第5回 1.教科書内容講義/補足説明 「プロダクトデザインのスタイリング入門」 Chapter 5 スタンス  Chapter 6 線 2.演習(小テスト⑤) 3.課題説明 講義と質疑応答 学習内容把握のための演習 教科書の予習 Chapter 5,6 復習 レポート⑤
第6回 1.教科書内容講義/補足説明 「プロダクトデザインのスタイリング入門」 Chapter 7 ボリューム Chapter 8 表面 2.演習(小テスト⑥) 3.課題説明 講義と質疑応答 学習内容把握のための演習 教科書の予習 Chapter 7,8 復習 レポート⑥
第7回 1.教科書内容講義/補足説明 「プロダクトデザインのスタイリング入門」  Chapter 9 2Dから3Dへ  Chapter 10 色   Chapter 11 材料とテクスチャー 2. まとめ ポートフォリオ作成 講義と質疑応答 総括 教科書の予習 Chapter 9,10,11