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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門プロジェクト科目
専門プロジェクト
プロジェクトデザインⅢ(袴田佳宏研究室)
Design Project III(Hakamada Yoshihiro)
8 B922-08 2024年度
通年
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.バイオテクノロジー 2.納豆菌及び海洋性細菌 3.生物反応工学 4.遺伝子工学 5.酵素利用 地域連携 バイオテクノロジーを支える科学や技術は、先代の研究者達の微生物育種を始めとする根気 強い実験の積み重ねから発展してきた。微生物の育種を学び、その特性を理解することは微 生物利用上重要なことである。医薬品・化学品・食品と深く関連している微生物の知識や技 術などを自らが考え学び、体験することに本教育目標はある。ねばーるプロジェクトに関し ては、大学、地元企業とが連携することで、学生自らが体験でき、地域社会との連携を通し て習得した知識やスキルを今後の活動にいかすことが可能となる。
授業の概要および学習上の助言
プロジェクトデザインⅢの研究テーマを以下に列挙した。本科目の履修条件を満たした学生は「コアゼミ」にて提出した、プ ロジェクトプロポーザルの内容に準じて研究を行う。疑問が生じた場合は、先ず自分で思考する事を進める。それでも判らな ければ、指導教員と共に議論するよう心がけて欲しい。学生諸君は、日頃からの教員との会話から、或いは大学での自分の卒 業研究テーマを通して、問題解決としての研究方法やその技術、知識及び社会性を学んでいくことになる。学習で得た知識や スキルは地域に貢献するために使われるものであり、そのためには、日常の問題点を発見する能力を習得するとともに、日ご ろから地域の企業と連携を図っていくことも大切である。 1.納豆菌の産業への応用展開  ●納豆菌由来の機能物質の開発 2.納豆菌の世界的問題への応用  ●ビタミンAの供給とトリインフルエンザへの応用 3.環境バイオテクノロジー(バイオエタノール生産)  ●海藻分解菌の探索と酵素のクローニング 地域貢献を目指したテーマが多くあり、地域連携の重要性を学ぶためのよい機会となる。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
技能は、これまでに履修した「応用バイオ基礎実験」および「応用バイオ専門実験・演習」で習得している。特殊な操作もあ るので、その都度、解説・実演する。基礎知識としては、「生化学」、「微生物学」、「細胞工学」、「遺伝子工学」、「バ イオ工学」で習得した内容が主となるが、それ以外のバイオ関連の基礎知識も習得しておくと役立つ。自分が進めるテーマの 内容に関連した分野を中心に、良く整理し、理解すると共に、産業への応用も常に念頭入れておくことを勧める。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,N,O 生命現象を情報の流れとしてとらえることができる。
K,I,O 生命現象を分子・細胞レベルで理解し、扱うことができる。
K,L,O タンパク質の改良や新たな機能分子の開発に関わる基本的な操作ができる。
P 科学的方法論に基づいた問題解決の実践、新しい知見の論理的発表や報告書の作成ができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 10 10 0 0 0 20
思考・推論・創造する力 0 0 10 10 0 0 0 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 15 20 0 0 0 35
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 5 0 0 0 20 25
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 中間発表内容と後期の最終報告書(プロジェクトオデザインⅢファイナルレポート)で内容を評価する。
成果発表
(口頭・実技)
プロジェクトオデザインⅢ開審査会での発表内容と質疑応答内容で評価する.なお,このプロジェクトデ ザインⅢ公開審査会発表における合格が工学設計Ⅲ単位認定の必須事項とすることを付記する。
作品
ポートフォリオ
その他 日常的なプロジェクトに取り組む姿勢,態度で評価する.ゼミでの発表の質・量,実験や計算への取り組 みのレベル,実験・計算結果に対し,的確な評価・考察をすることができるか,などを考慮する。 また、行っている研究が地域にどのような影響を与えるかを考える努力をしていることも評価される。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
プロジェクトテーマの目的と推進プロセスを正確に理解し,目 的に適応した年間目標が達成され,各専門領域に合致した学会 等に公表し外部評価を受ける。また地域貢献ができるような技 術の開発ができる。 プロジェクトテーマの目的と推進プロセスを正確に理解し、目 的に適応した年間目標が達成される。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1〜8 決定されたプロジェクトデザインⅢのテーマについて 、その目的を理解した上で、目的達成のために何をど のようにしなければいけないかをよく把握する。研究 に際し、実験機器などの使用法や基礎的な実験操作を 習得する。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う 通年
9〜18 各自のテーマを具現化するための戦略をねり、短・中 ・長期計画を立案しながら研究を開始する。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う
19〜40 各自研究テーマで立案した計画に基づき、実験や考察 を進めると同時に、PDCAサイクルを意識して実験計画 を行う。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う
41〜49 各自、研究テーマ遂行を目指して、実験を進めるとと もに、これまでに得られた結果のまとめも行っていく 。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う
50〜60 得られた実験結果の再現性の確認を行うとともに、公 開審査発表会に向けての資料作成やプロジェクトレポ ートの作成、要旨の作成、その他提出物書類の作成、 取りまとめを行い、審査会に備える。 実習 およそ60時間以上の実験・実習 に関する調査を行う
研究室でのゼミ活動と個別指導を合わせて90時間以上とする。