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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門プロジェクト科目
専門プロジェクト
プロジェクトデザインⅢ(野村一樹研究室)
Design Project III(Nomura Kazuki)
8 B922-16 2024年度
通年
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.食品工学 2.高圧技術 3.食品加工技術 4.地域連携 食品工学は、「より効率的」にモノをつくる、という考えに基づく化学工学プロセスの集大 成の一つである。先人たちは、化学工学プロセスを改良し、「より安全」に「より効率的」 に食品を加工する技術を築いてきた。教育目標は、食品工学分野の基本的な原理・考え方を 理解し、高圧技術などの最新知見を学び、本分野における新たな1ページを自ら考案するこ とである。地元食品に着目し、高品質化・ブランド化・流通拡大などの考え方、地域貢献な どを学び、自身の今後の活動に活かす。
授業の概要および学習上の助言
本研究室では、食品加工分野の更なる発展を目標に、地元食材に着目し、その問題を解決するための新しい加工技術などを開 発する。以下のプロジェクトデザインⅢの研究テーマの一例を示す。 1. 地元食材の高品質化・ブランド化 ・加賀野菜や地元食材などの新規加工技術・保存技術を開発・評価する。 2. 野生鳥獣の農業被害削減 ・ジビエ(野生鳥獣の食肉)の有効利用法を開発・評価する。 3. 伝統加工品の加工メカニズムの解明 ・伝統加工品に着目し、発酵プロセス、製造プロセスにおける加工メカニズムを解明する。 4.   既存の加工食品の改良 ・これまでの加工食品の問題点を改良し、保存期間の延長や熟成の促進を目指す。 上記テーマ遂行について、まずはその背景情報を精査し、問題を解明するためのアプローチ方法を文献などに基づき、情報を 収集する。それらの情報を参考に自ら考え、指導教員との議論を通じて研究を進めていく。先入観を持って物事を考えること を防ぐため、幅広い背景・分野外の情報にも興味を持ち、自ら考え、積極的に学び、他者とコミュニケーションを取ることを 心掛けてほしい。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
技能は、これまでに履修した「応用バイオ基礎実験」および「応用バイオ専門実験・演習」で習得している他に、必要に応じ て解説・指導を行う。基礎知識としては、「生化学」、「微生物学」、「食品栄養学」、「バイオ工学」などで習得した内容 が主となるが、バイオ・食品分野は、広範な学問領域を含むため、何事にも興味をもって取り組むことが肝要である。「アド バンスドバイオ工学」も受講もすると役立つ。自分のテーマに興味を持ち、その内容に関連した分野を中心に、良く整理し、 理解すると共に、産業への応用も常に念頭入れ、安全第一で研究を進める。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,J,K,O 食品工学の原理・原則を理解し、他者に説明できる。
I,K,O 食品の品質、加工による変化を理解し、扱うことができる。
K,N,O 加工・保存により引き起こされる変化を数値として理解し、論理的に議論できる。
P 科学的方法論に基づいた問題解決の実践、新しい知見の論理的発表や報告書の作成ができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 10 10 0 0 0 20
思考・推論・創造する力 0 0 20 20 0 0 10 50
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 10 0 0 10 20
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 10 0 0 0 0 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 中間発表内容と後期の最終報告書(プロジェクトオデザインⅢファイナルレポート)で内容を評価する。
成果発表
(口頭・実技)
プロジェクトオデザインⅢ開審査会での発表内容と質疑応答内容で評価する.なお,このプロジェクトデ ザインⅢ公開審査会発表における合格が工学設計Ⅲ単位認定の必須事項とすることを付記する。
作品
ポートフォリオ
その他 日常的なプロジェクトに取り組む姿勢,態度で評価する.ゼミでの発表の質・量,実験や計算への取り組 みのレベル,実験・計算結果に対し,的確な評価・考察をすることができるか,などを考慮する。 また、行っている研究が地域にどのような影響を与えるかを考える努力をしていることも評価される。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
プロジェクトテーマの目的と推進プロセスを正確に理解し、目 的に適応した年間目標が達成され、各専門領域に合致した学会 等に公表し外部評価を受ける。また地域貢献ができるような技 術の開発ができる。 プロジェクトテーマの目的と推進プロセスを正確に理解し、目 的に適応した年間目標が達成される。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1-10 決定されたプロジェクトデザインⅢのテーマについて 、その目的を理解した上で、目的達成のために何をど のようにしなければいけないかをよく把握する。研究 に際し、実験機器などの使用法や基礎的な実験操作を 習得する。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う 通年
11-20 各自のテーマを具現化するための戦略をねり、短・中 ・長期計画を立案しながら研究を開始する。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う 通年
21-40 各自研究テーマで立案した計画に基づき、実験や考察 を進めると同時に、PDCAサイクルを意識して実験計画 を行う。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う 通年
41-50 各自、研究テーマ遂行を目指して、実験を進めるとと もに、これまでに得られた結果のまとめも行っていく 。 実験と実習 およそ100時間以上の実験・実 習に関する調査を行う 通年
50-60 得られた実験結果の再現性の確認を行うとともに、公 開審査発表会に向けての資料作成やプロジェクトレポ ートの作成、要旨の作成、その他提出物書類の作成、 取りまとめを行い、審査会に備える。 実習 およそ60時間以上の実験・実習 に関する調査を行う 通年
研究室でのゼミ活動と個別指導を合わせて90時間以上とする。