専門教育課程 電気電子工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門プロジェクト科目 専門プロジェクト |
プロジェクトデザインⅢ(宮城克徳研究室)
Design Project III(Miyagi Katsunori)
|
8 |
E927-16 |
2024年度
通年
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.環境・電力エネルギー
2.系統絶縁
3.電力機器
4.インパルス放電
5.地域連携
|
電気電子分野における新しい課題を自らが提案し,自らの知識・技術を用いてその課題を解
決できる能力を身につけるための集大成である。本科目では主に電力流通機器をベースに,
材料-機器-システムの総合的評価の観点から,次世代への持続的発展・低炭素社会を支える
環境調和・高機能型電力エネルギーシステムの構築を目指す研究を実施する。また,国内外
や地域環境の現状を踏まえた研究内容を考慮する。
これらの研究を通じて,問題発見・解決能力やプレゼンテーション技術などを醸成する。 |
授業の概要および学習上の助言 |
本科目はプロジェクトデザイン入門を始めとするプロジェクトデザイン過程の最終科目であり,すべての科目で学んだ事項を
統合する科目として位置づけられる。プロジェクトテーマの実験と理論検討を通じて,基礎科目を復習するとともに高度専門
知識を修得することを目指すこと。
特に,電力エネルギー社会を将来に亘り持続的に発展させる上で,産業界等との連携により,機動的・弾力的な研究を行う。
また,研究プロセスで生じる様々な問題を解決すべく基礎知識と能力を養う。
研究分野と総合課題
1.受変電機器分野
総合課題:絶縁液体を用いた機器内部の絶縁現象の分析および寿命の解明と実用化検証
2.電力系統分野
総合課題:送配電システムにおいて,環境などによる電気的劣化の影響とその劣化メカニズムの調査
研究活動はPDCAサイクルで実施するため,各ステップでグループ討議と関連文献の調査を十分に行う。適宜,研究成果を整理
し,指導教授とのミーティングを通して理論的・実践的検討を行う。これらの成果物は関連学会等でプレゼンテーション発表
を行うとともに「プロジェクトレポート」にまとめ,その内容を「公開発表審査会」で報告する。
本科目の遂行に当たり,目的・目標を常に鑑み,自ら考えて行動すること。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
本科目は研究活動に関連する文献(主に学術論文)を参考にする。特に英文論文が多くなるため,基本的な英文法や基礎的な
専門語彙を復習しておくこと。
実験では高電圧設備や薬品類を扱うため,必ず指導教授の指示に従うこと。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
K,M |
研究の目的や内容を説明できるとともに,研究計画を立てて研究を推進できる。 |
② |
J,M |
研究室内のメンバーや教員とコミュニケーションをとり,課題点を明確化して解決法を提案できる。 |
③ |
J,L |
当該技術分野における現状知識を積極的に学習し,研究成果を正しく解析・評価できる。 |
④ |
L,M |
研究成果のポイントをプレゼンテーション資料に整理し,関連学会や学内報告会等で発表できる。 |
⑤ |
I,M |
研究成果をプロジェクトレポートにまとめることができる。 |
⑥ |
|
|
達成度評価 |
|
|
評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
60 |
40 |
0 |
0 |
0 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
60 |
40 |
0 |
0 |
0 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
20 |
10 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
20 |
10 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
20 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
適宜に行う研究ミーティング報告書,前学期と後学期に提出する成果報告書,および後学期終了時に提出
するプロジェクトレポート(研究論文)の完成度を総合的に評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
レ |
適宜に行う中間報告会,および後学期に行われる公開発表審査会における判定結果から総合的に評価する
。 |
② |
|
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
レ |
⑥ |
|
作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
1.研究課題の目的と内容が説明でき,問題点を解決できる。
2.自ら目標を立て,最終成果に達成することができる。
3.研究成果を関連分野に応用・展開できる。
4.研究成果を関連学会などで発表し,外部から高い評価を得
ることができる。 |
1.研究課題の内容を概略説明でき,問題点を分析できる。
2.計画内容に従い,遂行することができる。
3.プロジェクトレポートにまとめることができる。
4.研究成果を関連学会などで発表できる。
|
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
前学期:45時間に相当する回数 |
◆プロジェクトプロポーザルの復習
◆電気絶縁などの基礎知識と応用の学習
◆装置の動作原理や使用方法の理解
◆ゼミでの進捗確認 |
ゼミでのディスカションや研
究室での活動など |
1)定期的にミニレポートを提出
する。
2)最終週に当該学期の成果を発
表し,中間レポートを提出する。 |
200/
週 |
後学期:45時間に相当する回数 |
◆プロジェクト活動の継続
◆ゼミでの進捗確認
◆プロジェクトレポートの完成 |
ゼミでのディスカションや研
究室での活動など |
1)定期的にミニレポートを提出
する。
2)12月に中間レポートを提出す
る。成果を論文にまとめ,公開発
表審査会で発表する。
3)次年度の学生のために,引継
ぎ資料をまとめる。 |
200/
週 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。