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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 メディア情報学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門プロジェクト科目
専門プロジェクト
プロジェクトデザインⅢ(松下裕研究室)
Design Project III(Matsushita Yutaka)
8 F921-07 2024年度
通年
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.問題発見・解決 2.映像 3.Webサイト 4.感性評価 5.地域連携 これまでに学んだことを総括する科目である.学生は映像やWebサイトなどデジタルコンテ ンツに関するテーマを見出し,それに関する問題点を考え,その解決策を提案するまでのプ ロセスを身につけることが本科目の目的である.人や社会に有用なデジタルコンテンツを作 成するために,これまでに学んだ知識に基づいてコンテンツを作成する.同時に,それを使 うユーザの生理特性の計測や感じ方の評価(感性評価)までを行う.また,このようにして 得られた知見を地域志向教育研究プロジェクトの枠組みの中で反映させることも試みる.
授業の概要および学習上の助言
概要:本研究室では,映像の効果的なシーン構成や魅力的なWebサイトデザインのノウハウを抽出したり,視線で操作できる コンテンツを作成したりすることを目的とする.人が楽しめ,使い易いコンテンツを作成するためには,コンテンツの作成技 術は不可欠であるが,それを使うユーザの生理特性や感覚を適切に計測・評価する技術も重要になる.そこで,これまでの知 識を活かしてデジタルコンテンツの作成を行うとともに,データ解析法,AI,心理学などの知見を用いて人間の大規模な生理 データや感覚データの分析技術の構築も目指す. 学習上の助言::本科目は約一年間という長い時間ををかけて,自らが設定した問題の解決に取り組む.これを円滑に進める ために研究テーマ設定の段階は重要である.自分が納得できる研究テーマを設定できれば,たとえ解決が困難であっても知識 を吸収し新しいアイディアを創出する活力が湧いてくるからである.テーマ決定のための文献調査や情報収集は冗長に感じる かもしれないが,これを根気よく行うことが後の問題解決に対して極めて有用であることを自覚していただきたい.
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
本学科の必修科目をすべて既習状態であること.1年次から3年次までに学んだことを総括できる状態にあること.動画像の作 成・編集技術またはプログラミング技術があると望ましい.
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
A,G,O 問題発見・解決の手法を活用して、創造的な技術者としての礎を築くことができる。
A,C,D,H 専門領域に関することを説明ができる。
A,B 「技術者倫理」に関する見識を深めることができる。
E,F,J,K,L,M 既習の専門知識をプロジェクトテーマに応用できる。
A,F,G,N 設定したプロジェクトテーマについてCDIOに基づいた開発・研究ができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 10 10 0 0 0 20
思考・推論・創造する力 0 0 10 10 0 0 0 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 20 20
発表・表現・伝達する力 0 0 10 10 0 0 0 20
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 10 10 0 0 0 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 最終レポートの評価
成果発表
(口頭・実技)
最終成果の発表(内容・態度など)の評価
作品
ポートフォリオ
その他 リーダーシップ・チームワーク,日々の学習・研究態度,出席状況など
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
行動目標全般について90%以上の達成率を満足していること. すべての行動目標について60〜80%程度の評価の基準を満足し ていること.
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
前学期1-30 研究テーマを定め,テーマに関連した論文を読むこと により,作成すべきデジタルコンテンツを決定し,付 随する問題点の明確化と解決方法の創出を行う.夏休 み前までに,コンテンツのプロトタイプを作成し問題 点を洗い出す.夏休みには必要な技術の習得を行う. 各自,論文を読み,分担発表 を行う.これはゼミ形式で行 われ,参加者全員で討議する ことにより内容を理解する. 毎週9時間程度,専門分野を学習 し,プロジェクトテーマに関する 調査を行う. 週540 分×15 週
後学期31-60 前半はデジタルコンテンツ評価の予備実験を行う.必 要があればコンテンツを作り直す.後半には,ユーザ 評価の本実験を行う.分析結果をまとめ,考察を行い ,設定した問題に対する結論を誘導する.最後に,一 連の研究の流れを論文という形で明瞭に文章化する. 各自,コンテンツの作成状況 や分析結果を報告する.必要 ならば,分析方法のゼミを行 う.プロジェクトレポートや 発表資料の作成指導を行う. 毎週9時間程度,データ解析技術 を修得し,プロジェクトの完成に 向けた活動を行う. 週540 分×15 週
研究室でのゼミ活動と個別指導を合わせて90時間以上とする。