1回 |
・全体ガイダンスおよび各テーマ個別ガイダンス(授
業の進め方、予習と復習、評価方法についての説明)
2つのグループに分かれて個別に授業 |
講義と質疑応答
実験 |
【予習】テキストの「ガイダンス
」の節を通読しておく。また、指
導書の「両眼視差による立体感覚
」を通読し、実験内容を理解する
。
【復習】実験内容や結果について
復習・整理する。 |
60
30 |
2回 |
神経細胞の形態学:観察から始めよう
万物において、その機能を担う形というものがあり、
逆に形があるからこそその機能が発揮される。本専門
実験では、両者の関係を理解考察するために、形(か
たち)の生物学を、神経細胞を材料にして進めていく
。 |
実験その1:神経細胞の形の
神経細胞の観察
海馬や大脳皮質の神経細胞標
本を光学顕微鏡で観察する。
データの取得と顕微鏡の操作
を学ぶ |
予習:脳にはどのような神経細胞
があるのか、細胞の形を観察する
上での顕微鏡の役割はなにか、に
ついて予習する。復習:観察した
神経細胞の違いを見出し、それぞ
れの神経細胞について考察を行う
。 |
60
60 |
3回 |
実験その2:神経細胞の形を定量化する(ショール解
析その1)神経細胞には軸索や樹状突起などがあり複
雑であることをこれまでの授業で学んできた。ショー
ル法はこのような複雑な形を評価するために世界中で
使用されている。 |
ショール解析を学び、その方
法を用いて神経細胞の形態を
描画する。その1では健常マ
ウスと自閉スペクトラム症(
ASD:Autism spectrum disord
er)のモデルマウスの神経細
胞について描画を行う。 |
ショール解析、神経細胞の各部位
、自閉スペクトラム症(ASD:Auti
sm spectrum disorder)の予習を
行う。復習では、ショール解析を
通して神経細胞の形がどのように
評価されるものであるのかを考察
する。 |
60
60 |
4回 |
実験その3:形を数値化し統計解析を行う(ショール
解析その2)前回の実験で得られたデータはすべてブ
ライドマナーであった。そのデータを多様に解析し定
量化とその結果をまとめたグラフを作成する。そして
最後に、健常マウスと自閉スペクトラム症(ASD:Auti
sm spectrum disorder)モデルマウスの間に形態の差
を統計的に評価する。 |
予習:エクセルの使い方(平
均値、標準偏差)グラフの作
り方を学んでおく。復習:最
終的に得られた2つのグラフ
の間の違いや一致性を見出す
考察を行う。 |
予習:図データの表現の仕方「、
グラフの作り方、レジェンドの書
き方を予習し、レポートを読む人
に伝えるには何をしたら良いかを
考えておく。復習:エクセルを用
いた平均値、標準偏差、グラフの
作り方を復習考察する。 |
60
60 |
5回 |
レポート作りへ(その1)図、テキストの作り方:科
学においてどのように図を作りテキストを書くのか?
そのコツがわかるようになってほしい |
図の作り方、図の見せ方、レ
ポートはどこから書き始める
とよいのかを学んでいきます
。読者の気持ちになることも
大事、そのためには何をすべ
きでしょうか?などを学びま
す。 |
予習:パワーポイントで図を作る
ための予習をしましょう。レポー
トを読んでもらうためには何が大
事かを予習してみてください。こ
の予習をもとに次回のショートプ
レゼンテーションの準備をお願い
します(4-5スライド) |
90
60 |
6回 |
レポート作りへ(その2):ショートプレゼンテーシ
ョン(一人ずつ) |
ショートプレゼンテーション
(一人ずつ、スライド4枚く
らい、持ち時間5分くらい)
、発表のあと議論をみんなで
行います。さらには、レポー
トを作るにあたっての準備を
話し合います。 |
予習:ショートプレゼンテーショ
ンスライド作り
復習:議論を行なったノートなど
をもとにレポートの組み立て方を
考える。そしてレポートを書き始
める。 |
90
90 |
7回 |
レポート作りへ(その3):レポートのドラフトを作
り議論する |
一人ずつ対面でレポート内容
について議論します。そして
完成にむけてレポート修正作
業を行う。 |
予習:レポートの下書きをできる
だけ進めて授業に臨む。
復習:対面での指摘をメモしそれ
を反映したレポートを作っていく
。 |
90
90 |
8回 |
レポートを修正し提出に向かう: |
これまで学んだことをレポー
トにしっかり反映しているか
を再度対面議論します。そし
て最終化を目指しましょう。 |
予習:前回学んだことをレポート
に反映させるように取り組む。
復習:神経科学を含めた学んだこ
とをしっかり復習しておきましょ
う。 |
90
60 |
9回 |
発酵法によるクエン酸の生産(1):微生物実験の基
礎的説明、発酵法の概論説明、培地の調製、植菌・培
養開始 |
講義と質疑応答、クイズ
実験 |
【予習】「発酵法による物質生産
(1)」の章の通読、専門用語の
調査、実験操作のフローチャート
の作成
【復習】取り組んだ実験操作を復
習し、実験ノートを整理しておく |
60
30 |
10回 |
発酵法によるクエン酸の生産(2):発酵産物の回収
と定量
仮レポート提出 |
講義と質疑応答、クイズ
実験 |
【予習】「発酵法による物質生産
(2)」の章の通読、専門用語の
調査、実験操作のフローチャート
の作成
【復習】取り組んだ実験操作を復
習し、実験ノートを整理しておく |
60
30 |
11回 |
微生物変換法による有用物質の生産(1):微生物変
換法の概説、培養器の作成、植菌、基質添加、培養開
始 |
講義と質疑応答、クイズ
実験 |
【予習】教科書の「微生物変換法
による有用物質の生産(1)」の
章の通読、専門用語の調査、実験
操作のフローチャートの作成
【復習】取り組んだ実験操作を復
習し、実験ノートを整理しておく |
60
30 |
12回 |
微生物変換法による有用物質の生産(2):変換産物
の回収、精製、検出 |
講義と質疑応答、クイズ
実験 |
【予習】教科書の「微生物変換法
による有用物質の生産(2)」の
章の通読、専門用語の調査、実験
操作のフローチャートの作成
【復習】取り組んだ実験操作を復
習し、実験ノートを整理しておく |
60
30 |
13回 |
再結晶法と機器分析(高速液体クロマトグラフィー) |
講義と質疑応答、クイズ
実験 |
【予習】教科書の「再結晶法と機
器分析」の章を通読し、分からな
い用語を調べておく。
【復習】行った実験操作を復習し
、実験ノートを整理しておく。 |
60
30 |
14回 |
発表・討論(1)
最終レポート提出
スライド提出
テーマ別自己点検 |
発表と質疑応答・指導
テーマ別自己点検 |
【予習】前回までの内容を理解・
整理したうえで、プレゼンテーシ
ョン用の資料を作成する。
【復習】討論を通じて得られた知
見を理解・整理しておく。レポー
ト執筆上の注意点、ノウハウ等を
理解・整理しておく。 |
240
60 |
15回 |
発表・討論(2)
テーマ別自己点検
専門実験・演習Aの総括 |
発表と質疑応答・指導
テーマ別自己点検
専門実験・演習Aの総括 |
【予習】前回までの内容を理解・
整理したうえで、プレゼンテーシ
ョン用の資料を作成する。
【復習】討論を通じて得られた知
見を理解・整理しておく。レポー
ト執筆上の注意点、ノウハウ等を
理解・整理しておく。 |
240
60 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。