|
専門教育課程 生命・応用バイオ学科(〜2024年度入学)
| 授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
感覚機能論
Sensory Information
|
2 |
B114-01 |
2025年度
4期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
| 授業科目の学習・教育目標 |
| キーワード |
学習・教育目標 |
| 1.感覚と知覚
2.視覚
3.聴覚
4.体性感覚
5.味覚と嗅覚
|
私たちは周囲の状況や興味ある対象を正確に知覚・判断しているが、この時、脳は感覚シス
テムで得られた膨大な情報を処理している。本講義では、人間および高等動物における各種
感覚の機能的側面に関する基礎を学習する。具体的な内容としては、感覚全般、視覚・聴覚
・体性感覚・味覚・嗅覚などの仕組みと機能について理解する。 |
| 授業の概要および学習上の助言 |
| 人間における各種感覚情報システムの基本的な構造と機能・特性を学ぶ。具体的には以下の各項目に従って学習・理解する。
1. 感覚の基本的特性とその心理物理的計測法
2. 視覚情報処理システムの末梢および中枢における構造と機能
3. 聴覚情報処理システムの末梢および中枢における構造と機能
4. 触覚および体性感覚の情報処理システムにおける情報経路と基本機能
5. 味覚および嗅覚の情報処理システムにおける情報経路と基本機能
6. 知覚情報処理および記憶・学習等の高次脳機能 |
| 教科書および参考書・リザーブドブック |
| 教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
| 履修に必要な予備知識や技能 |
| 予備知識は特に必要としないが、「人体の構造と機能」、「基礎生物学」および「神経科学」などを履修していることが望ま
しい。 |
| 学生が達成すべき行動目標 |
| No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
| ① |
I,M,N |
閾値の心理物理的計測法の概略を説明できる。 |
| ② |
I,M,N |
視覚系の構造とその機能・特性に関する基礎事項を説明できる。 |
| ③ |
I,M,N |
聴覚系の構造と音の知覚に関する基礎事項を説明できる。 |
| ④ |
I,M,N |
体性感覚の構造と機能局在の基礎事項を説明できる。 |
| ⑤ |
I,M,N |
味覚・嗅覚の構造と機能・特性に関する基礎事項を説明できる。 |
| ⑥ |
|
|
| 達成度評価 |
|
|
評価方法 |
| 総合評価割合 |
40 |
40 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
100 |
| 指標と評価割合 |
総合評価割合 |
40 |
40 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
100 |
| 総合力指標 |
30 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
60 |
| 10 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
| 0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
20 |
| 評価の要点 |
| 評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
| 試験 |
① |
レ |
達成度確認試験の結果で評価する。資料などの持込みは不可とする。 |
| ② |
レ |
| ③ |
レ |
| ④ |
レ |
| ⑤ |
レ |
| ⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
レ |
小テストの結果で評価する。資料などの持込みは不可とする。 |
| ② |
レ |
| ③ |
レ |
| ④ |
|
| ⑤ |
|
| ⑥ |
|
| レポート |
① |
レ |
各自が選んだテーマについて資料を調べ、その内容と考察を科学的・論理的に記述する。 |
| ② |
レ |
| ③ |
レ |
| ④ |
レ |
| ⑤ |
レ |
| ⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
|
|
| ② |
|
| ③ |
|
| ④ |
|
| ⑤ |
|
| ⑥ |
|
| 作品 |
① |
|
|
| ② |
|
| ③ |
|
| ④ |
|
| ⑤ |
|
| ⑥ |
|
| ポートフォリオ |
① |
|
|
| ② |
|
| ③ |
|
| ④ |
|
| ⑤ |
|
| ⑥ |
|
| その他 |
① |
レ |
出席、学習態度、質問に対する回答など、授業態度を評価する。 |
| ② |
レ |
| ③ |
レ |
| ④ |
レ |
| ⑤ |
レ |
| ⑥ |
|
| 具体的な達成の目安 |
| 理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
| 感覚に対する心理物理的計測法、各種感覚器の構造とその機能
・特性、受容野とその特性などを理解し、説明できる。さらに
、脳の高次情報処理について理解し、説明できる。 |
感覚に対する心理物理的計測法、各種感覚器の構造とその機能
・特性、受容野とその特性などの基礎事項を理解し、説明でき
る。 |
| 授業明細 |
| 回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
| 1 |
本講義の目的・目標と今後の予定の理解・確認
感覚の基本的特性
・感覚の種類と属性
・感覚尺度と心理計測
・感覚機能の定量的評価 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことについて復習 |
45
45 |
| 2 |
視覚について(1)
・眼球の構造と機能
・光の波長と色覚
・3色説 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことについて復習 |
45
45 |
| 3 |
視覚について(2)
・形の知覚
・側抑制
・錯視 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことについて復習 |
45
45 |
| 4 |
視覚について(3)
・空間知覚
・両眼立体視
・仮現運動 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことについて復習 |
45
45 |
| 5 |
聴覚について(1)
・音の物理的属性
・耳の構造 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことについて復習 |
45
45 |
| 6 |
聴覚について(2)
・音の知覚
・可聴範囲
・聴覚マスキング |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことを復習 |
45
45 |
| 7 |
聴覚について(3)
・両耳聴
・音源定位
・音脈分凝 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことを復習 |
45
45 |
| 8 |
小テスト(中間試験)
感覚の基本特性、視覚、聴覚に関する理解程度の確認 |
テスト
自己点検 |
第1〜7回の学習内容の復習 |
200 |
| 9 |
体性感覚について
・痛覚・触覚
・痛みの表現
・脳における体性知覚の局在 |
講義と質疑 |
生理学関連参考書による予習
学んだことを復習 |
45
45 |
| 10 |
味覚・嗅覚について
・舌と味
・鼻とにおい
・味覚・嗅覚の脳神経系 |
講義と質疑 |
生理学関連参考書による予習
学んだことを復習 |
45
45 |
| 11 |
知覚情報処理について
・情報の受容、保持、処理
・選択的注意
・心的回転 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことについて復習 |
45
45 |
| 12 |
記憶について
・短期記憶
・長期記憶
レポート課題について |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことを復習
レポート作成着手 |
45
45
45 |
| 13 |
学習について
・条件付け
・弁別学習 |
講義と質疑 |
教科書の内容を予習
学んだことについて復習
レポート作成 |
45
45
100 |
| 14 |
達成度確認試験 |
テスト
(本講義全般の達成度確認) |
本講義での学習内容全般の復習 |
200 |
| 15 |
授業全体の総括 |
講義と質疑
自己点検 |
授業全体の総復習 |
90 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。