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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
臨床心理学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
修士課程
母子関係特論
Child development with maternal care
2 8952-01 2022年度
前学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.epigenetics 2.発達理論 3.発達段階 4.親子関係 5.発達上の問題課題 臨床心理学に関した職に就くならば、人の一生涯にわたる発達についても見識を深めておく 必要がある。本科目では学外実習への準備の一環も兼ね、特に、人生早期の「親子」の在り 方に焦点を当てる。書籍や参考資料を基に、受精からおおよそ子が成人するまでの発達の様 相と、現代社会が抱える課題について、各自が問題意識を持ちながら理解し、その対応(策 )についても具体的に考察できるようになることが目標となる。本科目によって、個の発達 、親子の発達に関する諸問題への意識付けを高め、問題解決への臨床的姿勢を養う。
授業の概要および学習上の助言
発達は「受精の瞬間から死に至るまでの心身の構造や機能変化の過程」と定義されることが多くなり、人は一生涯、生物・社 会・心理学的な側面が複雑に影響しあいながら発達し続けるという視点で発達論は展開される。本科目では、一生涯続く発達 に重要な影響を与える発達早期を中心に、それぞれの発達段階に即した臨床心理学的支援の基盤となりうる知識を整理する。 加えて、各発達段階において現代社会が抱える課題への問題意識も高めて頂く。親子関係に関した問題に対し、他人事ではな い視点で各自が出来うることを主体的に考える場として頂きたい。
教科書および参考書・リザーブドブック
生涯人間発達論 第3版 服部祥子 医学書院 
履修に必要な予備知識や技能
学部において「生涯発達心理学」を履修していることが前提となる故、必要に応じてLCにある書籍を参考に予復習しておく必 要がある。授業は決してテキストを受動的に読んで終わり、という流れでは進まない。臨床心理学を修めた上で支援者になる ことを望むのであれば、受講者各自が自身の発達の経緯に向き合う覚悟も必要であり、臨床心理学的視点で、現代社会が抱え る問題の解決に向かおうとする基本的な姿勢の構築も求められる。
学生が達成すべき行動目標
No.
発達に影響を与える要因としての遺伝と環境の相互作用について説明することが出来る。
人の発達を科学的に探究する各種アプロ-チについて説明することが出来る。
母子臨床に関するkey words(世代間伝達・愛着・障がい受容etc.)について説明することが出来る。
各発達段階の主たる特徴を理解し、簡単に説明することが出来る。
各発達段階において現代社会が呈する問題への対応策について思案し提案することが出来る。
発達を包括的に捉える視点を習得し、臨床心理実習の場で支援の在り方について考察出来る。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 0 30 20 0 0 10 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 前半後半に1回づつ、主に講義内容の理解度を測る(各20点)。
クイズ
小テスト
レポート 現代社会が抱える親子に関した問題について自分なりに調べ、対応策を提案してみる。 文章構成もさることながら、文献調査の緻密さと提案内容の妥当性を包括的に評価する(30点)。 academic writingで書き、校正されていなければ大幅に減点する。 遅くとも#15までには提出
成果発表
(口頭・実技)
親子関係を扱った各種媒体(絵本・CM・短編動画など)を1つ選び、講義で学んだ内容と照らし合わせな がら分析した内容を踏まえ、受講者に紹介するというミニプレゼンをして頂く(20点)。
作品
ポートフォリオ
その他 discussionへの積極的な参加の姿勢や講義全般を通した自学自習の在り方を包括的に評価する(10点)。 授業内で自発的に発言しなければ「不在」同様と見做し、大幅に減点する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
①発達に影響を与える要因としての遺伝と環境の相互作用につ いて理解し説明することが出来る。 ②人の発達を科学的に探究する各種アプロ-チについて理解し ている。 ③親子関係が発達に与える影響と母子臨床に関したkey words (世代間伝達・愛着・障がい受容etc.)について自学自習に依 る理解を深められる。 ④各発達段階において見出される課題について、臨床心理学的 支援の方向性について包括的に思案することが出来る。 ①発達に影響を与える要因としての遺伝と環境の相互作用につ いて理解している。 ②各発達段階における親子関係の特徴を理解している。 ③各発達段階において見出される課題について理解し、対応策  についても自身の考えを述べることが出来る。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 オリエンテーション 主要な発達理論と研究方法の概要 syllabusの説明 テキスト「生涯人間発達論」 の序章を概観 Erikson,E.H.の発達理論や、 人の発達を解明する科学的ア プロ-チについて概説 予習:テキスト序章 復習:配布資料(発達理論と研究 方法) 30 60
2 epigenetics 発達に影響を与える遺伝と環 境の相互作用について概説 動画視聴(50分) 復習:DOHaDに関する文献 60
3 妊娠・出産を巡るアレコレ 妊娠と出産に関し知っておく べき基本的な事柄について概 説 予復習:配布資料(妊娠に関する 倫理的issues/周産期について) 60
4 産褥期/新生児期 key words: maternity blue、PPD、EPDS、NBAS 出産前後1ヶ月間に留意すべ き事象と臨床的対応について 概説 NBASのDVD視聴(20分) 復習:配布資料 予習:テキスト第1章 60 60
5 試験① #4までの内容について(主にpptから出題)所要20分 DVD視聴:乳児期の発達(72分) 予習:テキスト第1章 60
6 新生児・乳児期(0-1歳) key words: 乳幼児健診、原始反射 重要点の概説→動画視聴→人 形を用いた小演習 復習:配布資料 60
7 新生児・乳児期(0-1歳) key words: 愛着、虐待 出生直後の発達の在り様を親 との関係性から読み解く。 現代社会が抱える諸問題と対 応について概説しながらdisc ussion 復習:テキスト第1章と配布資料 予習:テキスト第2章 60 60
8 幼児期前期(1-3歳) key words: neurodevelopmental disorders 発達の在り様を親との関係性 から読み解く。 重要点の概説→discussion 復習:配布資料 予習:テキスト第3章 60 60
9 幼児期後期(3-6歳) 発達の在り様を親との関係性 から読み解く。 重要点の概説→discussion 復習:テキスト第3章と配布資料 60
10 幼児期 総括 DVD視聴:幼児期の発達(60 分) 振返りとdiscussion 複習:テキスト第2&3章 予習:テキスト第4章 30 60
11 学童期 key words: neurodevelopmental disorders 発達の在り様を親との関係性 から読み解く。 現代社会が抱える諸問題と対 応について概説しながらdisc ussion 復習:テキスト第4章 予習:テキスト第5&6章 30 90
12 思春期・青年期 発達の在り様を親との関係性 から読み解く。 現代社会が抱える諸問題と対 応について概説しながらdisc ussion 復習:テキスト第5&6章 60
13 試験② #5-12の範囲から(所要30分) 講義「親子面接のコツ」 後半の振り返りと試験② 親子を対象とした面接に関し 概説(ppt) 復習:配布資料 30
14 発表と意見交換-1  各種媒体から垣間見る親子の在り方 発表課題 (各自20分+質疑応答10分) 準備:  pptは印刷して提出 120
15 発表と意見交換-2  各種媒体から垣間見る親子の在り方 発表課題 (各自20分+質疑応答10分) 準備:  pptは印刷して提出 120