建築学専攻
対象課程 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
授業科目区分 |
博士前期課程(修士課程) |
建築設備計画演習
Exercise in Architectural Equipment Planning
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4 |
2862-01 |
2022年度
前学期
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関係科目 |
担当教員名 |
円井 基史、, 垂水 弘夫、, 土田 義郎
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授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.建築・都市空間
2.設備計画
3.環境設計
4.予測評価
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当科目では、建築・都市相互に関わる環境要素を取り上げ、実務的見地からの演習を行い、
建築設計に耐えうる能力を培う。建築物を総体として優れたものにするためには、十分な環
境性能を有するものを設計する必要がある。特にこれからの時代においてはBIMや環境シミ
ュレーション解析などコンピュータを用いた総合的な検討が建築設計に取り入れられる可能
性が高い。そのための実際的な能力を、ケーススタディを通じて身につけることを当科目の
学習目標とする。 |
授業の概要および学習上の助言 |
実在する建築物を対象として、現実にありえる条件下で、各種の建築環境・設備の予測計算やシミュレーション解析を通して
、以下のような設備計画や環境設計を行う。
(1)空調設備の設計の基礎となる熱負荷計算
(2)騒音防止設計の基礎となる距離減衰、回折減衰の音響予測
(3)熱・風環境予測ソフトを用いた都市環境シミュレーション
建築環境学に関する基礎知識から発展して、応用としての設備計画、環境設計について理解を深める。そのため、学部におけ
る基礎を理解していることが前提である。演習においてはコンピュータを積極的に使いこなすことが求められる。社会ではCA
Dだけでなく様々な計算や予測のためのソフトウェアを用いるようになっている。本授業で行う内容は、実務においても必要
度の高い応用的能力を育成するものである。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
特に指定せず。 |
履修に必要な予備知識や技能 |
本演習の基礎となる知識は、学部で培った内容を前提としたものである。学部における環境工学や設備に関する復習は必須の
ものである。また、パソコン全般を使いこなすことも前提としている。CAD、データ形式などIT分野の基礎知識も要求される
。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
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① |
建築の熱的性能を高めるための知識を実際の設計に応用することができる。 |
② |
建築の音響的性能を高めるための知識を実際の設計に応用することができる。 |
③ |
都市の熱・風環境を良好にするための知識を実際の設計に応用することができる。 |
④ |
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⑤ |
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⑥ |
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達成度評価 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
90 |
0 |
0 |
0 |
10 |
100 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
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② |
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③ |
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④ |
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⑤ |
|
⑥ |
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クイズ 小テスト |
① |
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② |
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③ |
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④ |
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⑤ |
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⑥ |
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レポート |
① |
レ |
建築の熱的性能、建築の音響的性能、都市の熱・風環境に関する提出レポートを評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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成果発表 (口頭・実技) |
① |
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② |
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③ |
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④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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作品 |
① |
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② |
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③ |
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④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
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② |
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③ |
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④ |
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⑤ |
|
⑥ |
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その他 |
① |
レ |
取り組みの姿勢を評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
熱負荷計算を確実に行い、より快適で負荷の小さな建築空間を
計画することができる。
遮音設計を確実に行い、より快適な建築・都市空間を計画する
ことができる。
都市空間を温熱的視点から評価し、より快適で環境負荷が小さ
い都市空間を計画することができる。 |
熱負荷計算を確実に行うことができる。
遮音設計を確実に行うことができる。
都市空間を温熱的視点から評価することができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分 |
1-10 |
空調設備設計演習 |
講義と演習
自己点検・振り返り |
実在する建築物を対象に熱負荷計
算を行う。空間を温熱的視点から
モデル化し、外部の環境条件を与
えることで建築物全体の熱負荷を
とらえる。 |
540 mi
n/week |
11-20 |
遮音設計演習 |
講義と実習
自己点検・振り返り |
実在する建築物を対象に距離減衰
、回折減衰の実際的計算を行う。
内外の伝搬空間を音響的にモデル
化し、界壁の透過損失、遮音塀の
回折減衰を実務的方法で解く。 |
540 mi
n/week |
21-30 |
都市環境設計演習 |
講義と演習
自己点検・振り返り |
実在する建築物群を対象に熱・風
環境予測を行う。建築の外部空間
をモデル化し、都市環境シミュレ
ーションソフト等を使用して熱・
風環境をシミュレートする。 |
540 mi
n/week |
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