機械工学専攻
対象課程 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
授業科目区分 |
博士前期課程(修士課程) |
アドバンスドマシニング工学研究(加藤秀治)
Advanced Machining Systems(Kato Hideharu)
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12 |
2213-04 |
2022年度
通年
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専修科目 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.切削工学
2.高能率・高精度加工
3.工具損傷機構
4.微細加工技術
5.医工連携
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機械工学の基盤領域の一つである機械加工,塑性加工,生産システム等の基礎的加工系研究
領域とこれの応用としての最新の振動応用加工学,高能率切削加工学,知的生産システム工
学、新工具材料などの研究領域に単一あるいは複合的に研究を行う.これら研究活動を通し
て機械加工分野のみならず医療から自動車産業におよぶ幅広い産業への展開を図り,同分野
での高度専門知識を身につけるとともに,機械技術者として活躍できる幅広い能力の修得を
図る. |
授業の概要および学習上の助言 |
現在の主要テーマは,機械加工学分野において
1)新規工具材料の開発(超高圧環境下で創製される工具材料、コーティング材料)
2)微細加工技術の構築(極小径工具による穴加工、微細摩耗粉を利用した硬質材料の磨き加工、微細形状加工技術)
3)新規加工技術の開発(複合加工技術の構築など)
現在大きな問題となっている機械加工部品の高精度化や高能率化に対して,工具材料の長寿命化,高速速度の高速化や微細加工
などの基礎研究に取り組む.さらには高精度・高能率加工を駆使した新規加工技術開発などの応用を試みる。
指導内容・目的は,切削工学を中心(あるいは大きな題材)として,機械工学そして工学技術全般に通用する基礎能力と応用
・適応能力開発するための研究能力を身に付けることにある.また,国内外の学会,シンポジウム,国際会議などにおいて,
修士研究成果を発表できるように指導していくとともに,学術雑誌へ研究成果を投稿できるように指導する.なお,修士の学
位取得には,本科目の習得とは別に学位審査に合格する必要がある. |
教科書および参考書・リザーブドブック |
指定しない。必要に応じて適宜資料を配布する。 |
履修に必要な予備知識や技能 |
切削工学を中心とした機械工学一般(トライボロジー、材料力学、材料工学、無機材料など)の幅広い分野における基礎知識
が必要である。また、研究を遂行するためには,各種工作機械(主にマシニングセンタ)などのNC加工機の安全かつ正しい操作
方法の習得が必要であり、かつ,評価手法(切削抵抗測定、切削温度測定、走査型電子顕微鏡など)の知識が必要である。
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学生が達成すべき行動目標 |
No. |
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① |
機械工学全般の基礎知識を身に付けることができる. |
② |
工学設計過程に基づいた研究活動を行うことができる. |
③ |
国内外を問わず研究論文などの専門情報を収集し,活用することができる. |
④ |
研究成果を専門学会などにおいて発表し意見交換できる. |
⑤ |
研究成果を論文の形でまとめることができ,その内容について説明できる. |
⑥ |
高度技術者として十分な自覚をもつことができる. |
達成度評価 |
総合評価割合 |
0 |
5 |
40 |
40 |
0 |
0 |
15 |
100 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
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② |
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③ |
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④ |
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⑤ |
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⑥ |
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クイズ 小テスト |
① |
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APRINのeラーニングの受講修了証により評価する。 |
② |
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③ |
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④ |
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⑤ |
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⑥ |
レ |
レポート |
① |
レ |
修士論文草稿の内容で評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
レ |
⑥ |
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成果発表 (口頭・実技) |
① |
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中間発表会、学協会・研究会における講演発表で評価する。 |
② |
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③ |
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④ |
レ |
⑤ |
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⑥ |
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作品 |
① |
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② |
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③ |
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④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
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② |
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③ |
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④ |
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⑤ |
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⑥ |
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その他 |
① |
レ |
日常の研究室活動内容で評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
1.工学設計過程に基づいて活動し、その成果を客観的に評価
し、それをさらに発展させることができる。
2.機械工学分野およびその周辺分野に関する基礎知識を研究
活動に活用することができる。
3.自分の研究に関連した国内外の情報を十分に収集し、分析
できる。
4.研究成果を複数回の専門学会などにおいて発表し、さらに
国際会議でも発表することができる。
5.高度専門技術者あるいは研究者として、工学倫理等につい
て十分な自覚を持ち、それに基づき行動することができ
る。 |
1.工学設計過程に基づいて計画的に研究活動し、その成果を
評価することができる。
2.機械工学分野に関する基礎知識を研究活動に活用すること
ができる。
3.自分の研究に関連した国内外の情報を検索し活用できる。
4.研究成果を少なくとも1回以上専門学協会などにおいて発
表することができる。
5.高度専門技術者あるいは研究者として、工学倫理等につい
て十分な自覚を持つことができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分 |
1 |
1年次前学期
1)研究テーマを設定する.
2)設定した研究テーマについて研究活動を行う.
3)研究テーマについて文献調査を行う.
4)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出
席,発表を行う.
1年次後学期
1)研究テーマについて研究活動を行う.
2)研究テーマに関連する研究会および学協会に参
加し,できれば研究発表する.
3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に
出席,発表を行う.
4)機械工学専攻修士研究中間発表会で発表する.
2年次前学期
1)必要に応じて研究テーマの見直しを行う.
2)研究テーマについて研究活動を行う.
3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に
出席,発表を行う.
4)研究テーマに関連する研究会または学協会で研
究発表する.
2年次後学期
1)研究テーマについて研究活動を行う.
2)研究テーマについて,所定の期日までに論文計
画書を提出する.
3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に
出席,発表を行う.
4)所定の期日までに修士論文草稿を提出する. |
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