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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
機械工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
アドバンスドマシニング工学研究(畝田道雄)
Advanced Machining Systems(Uneda Michio)
12 2213-05 2022年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.精密工学 2.精密加工・精密計測 3.生産原論・表面科学 4.システム工学・技術文章学 5.産学連携・地域連携 機械工学の基盤領域の一つである機械加工,塑性加工,生産システム等の基礎的加工系研究 領域とこれの応用としての最新の振動応用加工学,高能率切削加工学,知的生産システム工 学,砥粒加工学,新工具材料などの学術研究領域に単一あるいは複合的に研究を行う.これ ら研究活動をとおして機械加工分野のみならず医療から自動車産業におよぶ幅広い産業へと 展開を図り,同分野での高度専門知識を身につけるとともに,機械技術者として活躍できる 幅広い能力の修得を図る.
授業の概要および学習上の助言
 現在の主要研究テーマは,精密工学に立脚した「研磨加工」と「生産原論」を基盤とする以下(一例)である.   【研磨加工】  ・固定砥粒研磨パッドを用いたガラス基板の片面並びに両面同時研磨の研究  ・磁気研磨における磁気クラスターの動的挙動解明とその応用  ・難加工基板CMPにおけるスラリーフロー解析と定式化への挑戦  ・パワーデバイス基板のアシスト研磨法の研究  ・複合ファイバーによる研磨パッドの新しいコンディショニング手法の研究  ・AIによる研磨装置知能化技術の研究   【生産原論】  ・日本刀の「美」の科学的解明とそれに基づく新しい作刀指針・設計法の提案と実証  上記の主要研究テーマを題材とした積極的な研究活動を通じて,精密工学の発展に寄与できる基礎的研究に取り組むととも に,これら関連分野のイノベーションを目指す.指導内容としては,精密工学をベース(あるいは大きな題材)として,機械 工学や工学技術全般に通用する基礎能力と応用・適応能力を身に付けるとともに,デザイン能力やプレゼンテーション能力に 加えて,技術文章作成能力を修得することにある.そのため,国内外で開催される各学会,シンポジウム,国際会議などにお いて修士研究の成果を計画的に発表できるのみならず,学術機関誌へ研究成果を投稿できるように幅広く指導する.  なお,修士の学位取得には,本科目の修得とは別に,学位審査に合格する必要がある.
教科書および参考書・リザーブドブック
特に指定しない.
履修に必要な予備知識や技能
精密工学・振動応用工学をベースとした機械工学全般に関わる基礎能力を修得しておくことが望ましい.また,本修士研究で 実施するテーマは産学連携に基づくものが多いことから,技術者としての倫理観を常に持ちつつ研究活動を実施する必要があ る.
学生が達成すべき行動目標
No.
機械工学全般の基礎知識を身に付けることができる.
工学設計過程に基づいた研究活動を行うことができる.
国内外を問わず研究論文などの専門情報を収集し,活用することができる.
研究成果を専門学会等において発表し意見交換できる.
研究成果を論文の形でまとめることができ,その内容について説明できる.
高度専門技術者あるいは研究者として,工学倫理に基づいて行動できる.
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 5 40 40 0 0 15 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
APRINのeラーニングの受講修了証により評価する.
レポート 中間報告書等,適宜研究成果をまとめる.その内容を評価する.
成果発表
(口頭・実技)
研究成果を少なくとも1回以上専門学協会等において発表する.その内容を評価する. 研究室内ゼミ等で定期的に研究成果をまとめ発表し質疑応答する.その内容を評価する.
作品
ポートフォリオ
その他 工学設計過程に基づいて計画的に研究活動する.その内容について評価する. 機械工学分野に関する基礎知識を研究活動に活用する.その成果について評価する. 高度専門技術者あるいは研究者として,工学倫理等について十分な自覚を持ち,その行動について評価す る. 十分なリーダシップをもち研究室活動に取組む.その行動について評価する.
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
1.工学設計過程に基づいて活動し,その成果を客観的に評価 し,それをさらに発展させることができる. 2.機械工学分野およびその周辺分野に関する基礎知識を研究 活動に活用することができる. 3.自分の研究に関連した国内外の情報を十分に収集し,分析 できる. 4.研究成果を複数回の専門学会などにおいて発表し,さらに 国際会議でも発表することができる. 5.高度専門技術者あるいは研究者として,工学倫理について 十分な自覚を持ち,それに基づき行動することができる. 1.工学設計過程に基づいて計画的に研究活動し,その成果を 評価することができる. 2.機械工学分野に関する基礎知識を研究活動に活用すること ができる. 3.自分の研究に関連した国内外の情報を検索し活用できる. 4.研究成果を少なくとも1回以上専門学協会などにおいて発表 することができる. 5.高度専門技術者あるいは研究者として,工学倫理について 十分な自覚を持つことができる.
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1年次前学期  1)研究テーマを設定する  2)設定した研究テーマについて研究活動を行う  3)研究テーマについて文献調査を行う  4)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う  5)研究者倫理に関して学習する. 1年次後学期  1)研究テーマについて研究活動を行う  2)研究テーマに関連する研究会および学協会に参加 し,できれば,研究発表する  3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う  4)機械工学専攻修士研究中間発表会で発表する APRINのeラーニングを受講し,修 了証を提出する(https://edu.ap rin.or.jp/).
2年次前学期  1)必要に応じて研究テーマの見直しを行う  2)研究テーマについて研究活動を行う  3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う  4)研究テーマに関連する研究会または学協会で研究 発表する 2年次後学期  1)研究テーマについて研究活動を行う  2)研究テーマについて,所定の期日までに論文計画 書を提出する  3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う  4)所定の期日までに修士論文草稿を提出する