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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
情報工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
ネットワーク・セキュリティ統合特論
Network and Security Development
4 2472-01 2023年度
前学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.ネットワーク・セキュリティ 2.暗号 3.認証 4.アクセス制御 5.地域連携 近年のネットワークの用途の多様化と使用者層の拡大に伴いネットワークにおいてセキュリ ティを保証するネットワーク・セキュリティの重要性がますます増大し,それを実現する技 術も高度化・多様化している.本科目では,この状況に対応できるよう,セキュリティを 実現するための技術について学んで演習を行い,実践的な能力を養うことを目的とする.ま た,地域指向教育研究プロジェクトの一環として,地元企業による情報セキュリティの講演 を聴講して必要とされる技術内容を理解し,技術を活用することも目的とする.
授業の概要および学習上の助言
本科目では,ネットワークならびにそのセキュリティ機能を実現するための種々の技術およびそれらをシステムに適用し評価 する技術について学ぶ.具体的には,以下の3つの項目について学ぶ. (1) 機密を守る暗号技術やデータの真正性を保証するデジタル署名の技術について学ぶ. (2) ネットワークシステムで用いられる通信プロトコルやセキュリティプロトコルについて学ぶ. (3) ネットワーク上の脆弱性の検出及び対策について学ぶ. 各受講生は,企画・設計・実装・評価の項目からなるレポートを作成する.また口頭発表を行い,教員および受講生学生相互 による達成度評価を行う.
教科書および参考書・リザーブドブック
ネットワークセキュリティ 共立出版 高橋 修監修
履修に必要な予備知識や技能
Unix 及び Windows の一般的な管理.C 言語およびJava 言語による一般的なプログラミング,ネットワーク・プログラミン グ.学部レベルのC言語プログラミング,Java プログラミングを履修していることが望ましい.
学生が達成すべき行動目標
No.
デジタル署名やデータ暗号化等を用いたネットワーク・サービスの仕組みを理解できる.
デジタル署名やデータ暗号化等を用いた簡単なネットワーク・サービスの導入・設定・運用ができる.
簡単な通信プロトコルを状態遷移機械として表現できる.
簡単な通信プロトコルが仕様を満たすことを検証することができる.
ネットワークセキュリティを確保するための仕組みを理解できる.
ネットワーク上の脆弱性の検出とその脆弱性への対策ができる.
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 40 30 0 0 30 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 自由課題に取り組み、レポートを作成する。
成果発表
(口頭・実技)
自由課題について成果発表を行う。
作品
ポートフォリオ
その他 各回の授業で議論を行う。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
標準的な達成レベルに加えて,各自の研究分野のキーとなるア ルゴリズムやプログラムについて,必要に応じて理想化/単純 化を施し,検証を実行できる.必要に応じて,既存のシステム を改造して機能を追加できる. 授業で扱う各単元の内容をほぼ理解し,それらを代表する演習 問題をほぼ正確に解答できる.ネ ットワーク上の脆弱性の検 出とその脆弱性への対策ができる.
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 オリエンテーション.授業概要を説明する. 講義 授業資料の予習, 200分
2 ネットワークセキュリティ序説について学び, 自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
3 古典的な暗号について学び,自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成. 200分
4 共通鍵暗号について学び,自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成. 200分
5 公開鍵暗号(1)-基本的な考え方について学び, 自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成. 200分
6 公開鍵暗号(2)-デジタル署名と公開鍵の配送 について学び,自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成. 200分
7 ユーザ認証について学び,自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
8 組織内のネットワークセキュリティについて 学び,自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
9 組織内のネットワークセキュリティについて 学び,自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
10 インターネットのセキュリティについて学び, 自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
11 インターネットのセキュリティについて学び, 自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
12 インターネットのセキュリティについて学び, 自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
13 情報セキュリティマネジメントについて学び, 自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
14 プライバシー保護と情報セキュリティの確保, 日本の情報セキュリティ法について学び, 自由課題に取り組む. 講義と演習 授業資料の復習・予習,およびレ ポート作成 200分
15 自由課題の発表を行う. プレゼンテーション. 質疑応答.講義. プレゼンテーションの準備. 担当教員及び外部講師のコメント を参考に、今後の講義や研究につ なげる。 200分