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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
電気電子工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
電気電子回路特論
Electrical and Electronic Circuits
2 2544-01 2023年度
前学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.passive elements 2.circuit theorems 3.analysis methods 4.phasors 5.steady-state analysis 電気電子工学の基礎を成す電気・電子回路理論を通して基礎工学の考え方を身につけてきた 。エンジニアが仕事を行う場合,扱う量の概念を明らかにし,諸現象の予想をイメージする ことが大切である。また,電気・電子回路理論で用いられる専門用語の英語表現を習得する ことも重要である。本科目はこれまで学んだ知識を英文テキストにより復習するとともに工 学的なものの考え方を修得・整理することを目的とし、更にアナログやデジタルなどの特殊 電子回路理論の修得も目指す。
授業の概要および学習上の助言
電気電子回路特論では,回路の考え方,扱い方およびその計算法の基礎を体系的に理解してもらうことのほかに,工学的なも のの考え方を修得することを目的としている。実学では,ある目標に対し遂行する道をいくつも考え,その中の最適な解を選 んで効率よく経済性まで考えて実行している。例えば,ある回路の電流を求めるにも,キルヒホッフの法則,鳳-テブナンの 定理,ノートンの定理などがある。一方,分布定数回路は四端子回路網で取り扱うことが多く,その解法には各種のパラメー タがある。これまで学んできた電気回路や電子回路の基礎知識を踏まえた上で、高度な各種回路理論を学習することが寛容で ある。また、アナログ電子回路の動作解析やその応用電子回路、さらに組合わせ回路や順序回路などのデジタル電子回路の動 作解析や回路設計について学ぶ。
教科書および参考書・リザーブドブック
特定の教科書は指定せず,随時電子教材を配布する。
履修に必要な予備知識や技能
電気回路理論(電気回路Ⅰ〜Ⅲを含む)や電子回路理論(電子回路Ⅰ〜Ⅱ)、および英語の読解力をマスターしていることが好 ましい。加えて複素数,フェーザ,微分・積分や初歩的な常微分方程式の解法についてのスキルが求められる。
学生が達成すべき行動目標
No.
回路素子の動作現象を考察することができる。
定常的な回路応答を説明できる。
回路解析を定性的に考え,その動作を説明できる。
回路理論に関する基本的な専門用語の英語表記を理解できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 30 30 10 0 0 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 [評価の主旨] 行動目標の達成度を確認するための知識,問題解決能力を筆記試験により確認する。 [評価の基準] 授業で学習した内容について工学的意味を理解するとともに,基本的な問題を解くことにより,電気・電 子回路工学分野の基盤知識を習得し,解決できる。
クイズ
小テスト
[評価の主旨] 授業で学習した内容の理解度を測定するため,授業で習得した知識の量および演習問題に対する解答力を 演習問題により確認する。 [評価の基準] 授業で学習した内容について物理的意味を理解し,工学的な展開ができ,実用的な課題に適応し,解決で きる。
レポート [評価の主旨] 授業で学習した内容を適用して有意義な結果を導出し,各自の研究課題へ電気・電子回路工学の知識・知 見を活用できることを課題レポートにより確認する。 [評価の基準] 授業で学習した電気・電子回路工学を適切に適用し,有意義な結果を導き出すことができる。これらを技 術報告書としてまとめることができる。
成果発表
(口頭・実技)
[評価の主旨] 授業で学習した内容を応用し,各自の研究課題へ電気・電子回路工学の知識・知見を活用てきることをプ レゼンテーション等により確認する。 [評価の基準] 授業で学習した電気・電子回路工学を的確に応用し,調査結果に基づく内容をプレゼンテーションなどで 発表することができる。
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
複雑な回路素子の動作,応用的な電気・電子回路における回路 解析や定常回路の応答,およびフェーザ形式と極座標形式につ いて理解でき,これらの基本英語を解釈でき、複素電力なども 十分理解できる。 回路素子の動作,電気・電子回路における回路解析や定常回路 の応答,およびフェーザ形式と極座標形式について理解でき, これらの基本英語を解釈できる。さらに,複素電力を理解でき る。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 ガイダンス ・学習支援計画書の説明 ・授業内容概要の説明 ・電気回路の単位系 ・ガイダンス ・資料配布 ・基礎学力確認小テスト ・学習支援計画書の事前確認 ・基礎電気回路学の復習 予習10 0分 復習10 0分
2回 履修者のグループ分け(必要に応じて) ・電気回路の基本動作と役割 ・講義と質疑応答 ・基礎学力確認小テスト ・基礎電気回路学の復習 予習10 0分 復習10 0分
3回 路の基礎と回路理論 ・電力とエネルギー ・キャパシタとインダクタ ・フェーザ形式による表現 ・その他 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
4回 回路の基礎と回路理論 ・電力とエネルギー ・キャパシタとインダクタ ・フェーザ形式による表現 ・その他 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
5回 回路の基礎と回路理論 ・電力とエネルギー ・キャパシタとインダクタ ・フェーザ形式による表現 ・その他 回路解析の諸法則と定常回路解析 ・閉路電流法 ・節点電位法 ・電源の重畳 ・テブナンの定理とノートンの定理 ・その他 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
6回 回路解析の諸法則と定常回路解析 ・閉路電流法 ・節点電位法 ・電源の重畳 ・テブナンの定理とノートンの定理 ・その他 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
7回 回路解析の諸法則と定常回路解析 ・閉路電流法 ・節点電位法 ・電源の重畳 ・テブナンの定理とノートンの定理 ・その他 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
8回 中間試験 自己点検 筆記試験 振り返り ・これまでの授業内容の復習 予習10 0分 復習10 0分
9回 トランジスタやFETを用いた電子回路 ・等価回路および理論解析 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
10回 トランジスタやFETを用いた電子回路 ・各種応用回路 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
11回 オペアンプ回路 ・基本回路の動作解析 ・各種応用回路 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
12回 生体電位計測技術 ・OP AMPを応用した差動増幅回路およびフィルタ回路 ・その他の計測技術 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
13回 アナログ電子回路とデジタル電子回路の複合電子回路 および各種回路の実装技術 ・学生によるプレゼンテーシ ョン ・質疑応答,自由討論 ・授業内容確認小テスト ・授業資料の復習と予習 ・プレゼンテーションの準備 ・課題レポートの作成 予習10 0分 復習10 0分
14回 達成度確認試験 自己点検 筆記試験 振り返り ・これまでの授業内容の復習 予習10 0分 復習10 0分
15回 自己点検授業 ・試験の検証 ・授業の総括 ・内容の確認 ・自己点検 ・総合結果の精査 予習10 0分 復習10 0分