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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
建築学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
建築環境設計演習Ⅰ
Exercise for Architectural Environment Design I
2 2844-01 2023年度
前学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.建築設計 2.環境シミュレーション 3.気候分析 4.光・熱・風環境 5.予測評価 建築設計、建築環境に関連する社会問題や実務における課題を発見し、その解決策を考える とともに、これからの時代の建築技術者に要求される基本的考えや技能を修得することを目 指す。具体的には、環境負荷を低減し、かつ快適な空間を構築するために、気候分析、光・ 熱・風の環境シミュレーション等を用いた環境配慮型の建築設計手法を学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
環境負荷を低減し、かつ快適な空間を構築するために、環境配慮型の建築設計手法を学ぶ。フロントローディング(前倒しが 可能な工程を初期段階で行い、効率化と品質向上を図ること)に着目し、初期段階から環境シミュレーションを用いる建築設 計に取り組む。具体的には、初期段階では、気象データ分析ソフト(Climate Consultant等)による対象敷地の気候分析と、 CAD・ビジュアルプログラミング・環境シミュレーションソフト(Rhinoceros・Grasshopper・Ladybug・Honeybee等)を用い た日影、受熱日射量、外部風等の観点によるボリューム形状・配置の検討を行う。その後の平面・断面計画においては、流体 解析ソフト(Wind Tunnel、STREAM等)による通風(中間期)、照度解析ソフト(DIALux等)による昼光利用(年間)、日射 遮蔽(夏)、日射熱取得(冬)などの検討を行う。環境シミュレーションソフトのみならず、模型実験、実測等による検討を 行なっても良い。 環境配慮型の建築設計手法の基本的考え、ソフトのインストール・操作方法などの説明を行うほか、建築設計・環境解析評価 に関する打合せ(エスキース)、および口頭発表、図面作成を行う。
教科書および参考書・リザーブドブック
特に指定せず
履修に必要な予備知識や技能
建築計画、建築環境工学に関する基礎知識。設計製図、CAD等に関する知識・技能。 各自のノートパソコンを用いて、気候分析、環境シミュレーションのソフトウェアをインストールし、計算・解析評価を行う こと、および図面を作成することを想定している。
学生が達成すべき行動目標
No.
建築設計におけるフロントローディング(前倒しが可能な工程を初期段階で行うこと)の考え方を理解できる。
対象敷地における気候分析の方法を説明できる。
日影、受熱日射量、外部風等の観点によるボリューム形状・配置の検討方法を説明できる。
平面・断面計画において、通風、昼光利用、日射遮蔽、日射熱取得の検討方法を説明できる。
環境負荷を低減し、かつ快適な空間を構築するための環境配慮型の建築設計手法について説明できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 50 40 0 0 10 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 対象敷地の気候分析、日影・受熱日射量・外部風等の観点によるボリューム形状・配置の検討、通風(中 間期)・昼光利用(年間)・日射遮蔽(夏)・日射熱取得(冬)などの検討、および、それらを含む設計 過程、最終的な設計物(図面等)を評価する。
成果発表
(口頭・実技)
対象敷地の気候分析、日影・受熱日射量・外部風等の観点によるボリューム形状・配置の検討、通風(中 間期)・昼光利用(年間)・日射遮蔽(夏)・日射熱取得(冬)などの検討、および、それらを含む設計 過程、最終的な設計物(図面等)に関する口頭発表を評価する。
作品
ポートフォリオ
その他 取り組みの姿勢を評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
環境配慮型の建築設計におけるフロントローディングの考え方 を理解した上で、対象敷地における気候分析、日影・受熱日射 量・外部風等の観点によるボリューム形状・配置について適切 な検討を行うことができる。平面・断面計画において、通風( 中間期)、昼光利用(年間)、日射遮蔽(夏)、日射熱取得( 冬)などについて、適切な検討を行うことができる。環境負荷 を低減し、かつ快適な空間を構築するプロセスを理解し、実行 できる。 対象敷地における気候分析、日影・受熱日射量・外部風等の観 点によるボリューム形状・配置の検討を行うことができる。平 面・断面計画において、通風(中間期)、昼光利用(年間)、 日射遮蔽(夏)、日射熱取得(冬)などについて、検討を行う ことができる。環境負荷を低減し、かつ快適な空間を構築する プロセスを説明できる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ガイダンス、課題説明、環境配慮型の建築設計手法 講義と演習 予習、復習、ソフトウェアのイン ストールと演習 200分/ 週
2 気象データ分析ソフト(Climate Consultant等)によ る演習、対象敷地の気候分析、CAD・ビジュアルプロ グラミング・環境シミュレーションソフト(Rhinocer os・Grasshopper・Ladybug・Honeybee等)の使い方説 明 講義と演習 予習、復習、ソフトウェアのイン ストールと演習 200分/ 週
3 中間口頭発表:敷地の気候分析と設計コンセプト 口頭発表、討議 予習、復習、ソフトウェアのイン ストールと演習 200分/ 週
4 中間口頭発表:敷地の気候分析と設計コンセプト 口頭発表、討議 予習、復習、ソフトウェアのイン ストールと演習 200分/ 週
5 CAD・ビジュアルプログラミング・環境シミュレーシ ョンソフト(Rhinoceros・Grasshopper・Ladybug・Ho neybee等)の演習、日影・受熱日射量解析によるボリ ューム検討 講義と演習 予習、復習、ソフトウェアのイン ストールと演習 200分/ 週
6 外部風解析によるボリューム検討(流体解析ソフト( STREAM等)演習) 講義と演習 予習、復習、ソフトウェアのイン ストールと演習 200分/ 週
7 中間口頭発表:ボリューム形状・配置の検討結果 口頭発表、討議 予習、復習、設計活動 200分/ 週
8 中間口頭発表:ボリューム形状・配置の検討結果 口頭発表、討議 予習、復習、設計活動 200分/ 週
開口部・間取り(平面・断面)検討。通風(中間期) 、昼光利用(年間)、日射遮蔽(夏)、日射熱取得( 冬)等の予測評価 講義と演習 予習、復習、設計活動 200分/ 週
10 中間口頭発表:開口部・間取り(平面・断面)検討結 果 口頭発表、討議 予習、復習、設計活動 200分/ 週
11 中間口頭発表:開口部・間取り(平面・断面)検討結 果 口頭発表、討議 予習、復習、設計活動 200分/ 週
12 外皮・設備・ディテール検討、プレゼンテーション準 備 講義と演習 予習、復習、設計活動 200分/ 週
13 プレゼンテーション:気候分析、ボリューム形状・配 置検討、通風・昼光利用・日射検討などを踏まえた設 計の成果物 口頭発表、討議 予習、復習、設計活動 200分/ 週
14 プレゼンテーション:気候分析、ボリューム形状・配 置検討、通風・昼光利用・日射検討などを踏まえた設 計の成果物 口頭発表、討議 予習、復習、設計活動 200分/ 週
15 まとめ、自己点検 振り返り、質疑応答 復習 200分/ 週