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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
電気電子工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
光・電子デバイス工学研究(林 啓治)
Optical and Electronic Devices(Hayashi keiji)
12 2521-04 2023年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.ナノ現象の理論モデリング 2.NEMS(ナノ電子機械) 3.量子素子プロセス設計・制御 4.高品質中性ラジカルビーム 5.高性能コンピュータ応用 現代物理学汎論を中心とする自然科学諸分野の,エッセンスを修得し,これを活用して,さ らに,電子論・原子論に立脚して“先端ナノデバイス”や“先端ナノデバイスの製造プロセ ス”を開発できるようになることを目標とする.具体的には,“人工分子モータなどNEM Sの,マルチスケールモデリングに基づく設計法の開発”や“高品質中性フリーラジカルビ ームの,生成技術の開拓,および,量子デバイスを創るナノプロセスの開発への応用”など のテーマでの研究を通して,前述の能力を養う.成果発表のスキルの向上も目的とする.
授業の概要および学習上の助言
研究室の研究テーマとしては,前年度までに続き 1.人工分子モータなどのNEMSを(大規模)集積化したマイクロ化学チップやMEMSについて,マルチスケールモデリ   ングに基づく3次元シミュレータの開発,および,設計法の開発 2.高品質中性フリーラジカルビームの,生成技術の開拓,および,量子デバイスを創るナノプロセスの開発への応用 をさらに発展させるとともに,量子制御工学分野や宇宙環境シミュレーションの新たなテーマにも取り組む心積もりである. 修士課程では,これら研究テーマのうち何れかの一環としての研究を行うことを想定しているが,これら以外で学生本人に強 い希望があれば,指導教員と相談して修士研究テーマを決定する. 指導の本旨は,これらのテーマの研究を通して,工学技術全般に通用する基礎能力と応用・適応能力を身に付けるとともに, 仕事を遂行し成果を挙げる手腕を磨くことにある. また,学会全国大会や国際会議での発表,および,査読論文投稿,の場数を踏むことで,研究成果を効果的にプレゼンテーシ ョンできるよう指導を行う. 博士前期課程の修了要件の一つとして,自ら挙げた研究成果を,専門学協会の主催する学術講演会において,少なくとも1回 ,発表すること.
教科書および参考書・リザーブドブック
研究の進展に応じ,その都度,指示する.
履修に必要な予備知識や技能
● 日頃から,論理立てて考え,推論を組み立てる習慣を身につける. ● 集中力を養い,時間を有意義に使えるよう心掛ける. ●「自己実現(向上心を持ち続けること)」と「協調性(周りへの気配りを忘れないこと)」の両立が大切である.
学生が達成すべき行動目標
No.
科学的な推論を組み立てることができ,自らの研究内容や専門分野について,より先まで見通すことができる.
実験結果やコンピュータシミュレーション結果を短時間で分析し,状況を的確に把握することができる.
合理的かつ効率的に研究を進めることができ,努力を着実に成果に結びつけることができる.
国際会議開催時期等の与えられた期限までに着実に成果を挙げられるよう計画的に行動し,効果的な発表を行なえる.
自らの専門分野について,主体的に,外国語査読論文等を検索し,最新の情報を吸収できる.
指導教員,研究室の他の院生・学部生,他機関の協同研究者と円滑にコミュニケーションをとり協力して研究を進められる.
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 20 35 0 0 45 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 主著論文(修士論文を含む)や登壇発表予稿などに記した学術的な内容と表現により評価する.
成果発表
(口頭・実技)
研究成果についての発表や質疑応答などにより評価する.
作品
ポートフォリオ
その他 専門分野の進歩への学術的貢献度,および,所属研究室の下級生に対する指導力により評価する.
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
「学生が達成すべき行動目標」①-⑥ を充分にこなすことがで きる.修士研究の内容について,国際会議にて発表・討議し, 高い評価を得ることができる. 「学生が達成すべき行動目標」①-⑥ をほぼこなすことができ る.修士研究の内容について,国内学会全国大会にて発表・討 議し,高い評価を得ることができる.
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1年次 前学期 1) 研究計画を立て,指導教員と密に議論を重ねつ    つ,主体的に専門研究を進める. 2) 所属研究室の学部4年生のPDⅢ活動内容につ    いて助言や指導を行う.
1年次 後学期 1) 指導教員と密に議論を重ねつつ,主体的に専門    研究を進める. 2) 研究で得た成果を,学会学術講演会や国際会議    で発表するとともに査読論文として公表する. 3) 所属研究室の学部4年生のPDⅢ活動内容につ    いて助言や指導を行う.
2年次 前学期 1) 指導教員と密に議論を重ねつつ,主体的に専門    研究を進める. 2) 研究で得た成果を,学会学術講演会や国際会議    で発表するとともに査読論文として公表する. 3) 所属研究室の学部4年生のPDⅢ活動内容につ    いて助言や指導を行う.
2年次 後学期 1) 指導教員と密に議論を重ねつつ,主体的に専門    研究を進める. 2) 研究で得た成果を,学会学術講演会や国際会議    で発表するとともに査読論文として公表する. 3) 2年間の専門研究の実績を修士論文にまとめる    とともに修士公聴会へ向けて発表の準備を行    う. 4) 所属研究室の学部4年生のPDⅢ活動内容につ    いて助言や指導を行う.