|| 英語(English)
学習支援計画書(シラバス) 検索システム
バイオ・化学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
無機機能化学特論
Advanced Inorganic Chemistry
2 2775-01 2024年度
前学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.セラミックス 2.X線回折 3.物性論 無機材料に関する研究開発、技術開発に必要となる基本的な概念を学習する。これらの基礎 概念を学習することで、先行技術論文などの理解が容易になる。また、英語の論文を読んで 理解するトレーニングも実施する。
授業の概要および学習上の助言
聴講する学生の予備知識に合わせて、講義を実施する予定だが、X線回折の理解に必要となる逆格子の考え方、結晶系、ブラ ベー格子、点群、空間群の基礎的な考え方を理解するのが目標である。余裕があればリートベルト法の演習を行いたい。また 、化学分野では国を問わず、研究論文の発表は英語で行われるのが一般的である。先行技術を理解するためには、英語論文を 読む能力が必須となる。英語論文を講読する演習も行う予定である。
教科書および参考書・リザーブドブック
履修に必要な予備知識や技能
予備知識として、化学の基礎を理解していることが必要。化学系4年生の聴講も歓迎する。
学生が達成すべき行動目標
No.
一般的な無機材料のキャラクタリゼーションの方法を説明できる。
X線回折の原理を説明できる。
辞書を引きながら、自分の研究分野の英語論文を読んで理解できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 60 0 0 0 40 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
普段の講義時間中に問題を出して,時間内に解く形で演習を実施する。その演習への取り組み状況で評価 を実施する。
レポート 行動目標に準じたファイナルレポートを最終週に課す予定である。その達成度により評価を実施する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
一般的な無機材料のキャラクタリゼーションを行うことができ る。 辞書をほとんど使用せず、自分の研究分野の英語論文を読んで 理解することができる。 一般的な無機材料のキャラクタリゼーションについて説明する ことができる。 辞書を引きながら、自分の研究分野の英語論文を読んで理解で きる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 第1回:結晶系とブラベー格子 講義と演習 予習と復習 180
2 第2回:対称操作と点群 講義と演習 予習と復習 180
3 第3回:X線回折の原理(1) 格子面,格子点,単 位格子,ブラッグの式 講義と演習 予習と復習 180
4 第4回:X線回折の原理(2) ミラー指数,面間隔 講義と演習 予習と復習 180
5 第5回:X線回折の原理(3) 消滅則,結晶構造因 子 講義と演習 予習と復習 180
6 第6回:粉末X線回折の強度を決める因子(構造因子 ,多重度因子,ローレンツ因子等) 講義と演習 予習と復習 180
7 第7回:逆格子とエヴァルトの作図 講義と演習 予習と復習 180
8 第8回:X線の発生方法とX線回折装置の構成 講義と演習 予習と復習,自己点検授業(学習 内容の振り返り) 180
9 第9回:最小二乗法,装置関数とデコンボリューショ ン 講義と演習 予習と復習 180
10 第10回:Excelを使った最小二乗法とデコンボリュー ションの演習 講義と演習 予習と復習 180
11 第11回:リートベルト解析の原理 講義と演習 予習と復習 180
12 第12回:リートベルト解析ソフトを使ったX線回折パ ターンのシミュレーション 講義と演習 予習と復習 180
13 第13回:リートベルト解析ソフトによる結晶構造の精 密化 講義と演習 予習と復習 180
14 第14回:放射線の安全管理(放射線測定の単位と法規 制) 講義と演習 予習と復習 180
15 第15回:放射線の人体に対する影響(遺伝的影響,晩 発障害,急性障害) 講義と演習 予習と復習,自己点検授業(学習 内容の振り返り,レポートの講評 ) 180