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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
建築学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
建築計画設計演習
Architectural Design Studio
4 2855-01 2024年度
前学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.知識・技術の総合化 2.技術者の協働作業 3.地域連携と社会への提案 4.機能と意匠 5.建築実務 前半では、具体的な建築プロジェクトの業務に携わることで、ソフトの領域を総合的に考察 し施設プログラムを組み立てる方法論を身につけ、さらに具体的な環境計画・建築意匠・空 間構成・建築技術へと発展可能なプロポーザル案をまとめる。さらに後半では、建築に関わ る様々な知識・技術を応用しながら、具体的な設計作品にまとめる。その成果を公開の場で 発表し、建築設計実務の第一線で活躍する建築士から指導・講評を受ける。
授業の概要および学習上の助言
■授業概要 当該授業では、外部依頼主(地方自治体など)の要請による建築プロジェクトを行う。数名でチームを組み、前半は社会が求 める建築とは何か、外部依頼主から指定された敷地・プログラムをどのように建築化すべきかについて、調査・分析・考察を 行う。そのヒントとなる講義を受け、専門教員(建築士を有し、設計実務に関わっている教員)とのエスキースを重ね、外部 依頼主との調整を経て、建築企画設計としてまとめる。後半は、建築に関わる様々な問題点とその対応方法・解決策について 、具体的事例を交えた内容の講義を受け、チームごとにプロジェクトに応用して実現可能な建築作品にまとめる。作業の基本 は、敷地の特徴を活かし、コンセプトを明快に表現し、プログラムを機能的に解き、技術に裏づけられた建築的解答を見出す プロセスを繰り返すことである。グループ内の検討や教員とのエスキースを重ねて完成度を高め、魅力ある建築作品にまとめ 、公開の場でその考え方を説明し、建築実務で活躍する学外の建築士から指導・講評を受ける。 ■外部依頼主との打ち合わせ及び中間報告、公開成果発表・講評会等を行い、外部依頼主と綿密なコミュニケーションを図る 。 ■学習上の助言 建築に関わる様々な知識や技術を積極的に学び、それらを応用あるいは総合化し、より深く建築を考察する姿勢で取り組む。 公開審査・講評会の場で、社会に強くアピールできる内容となっているかを常に意識しながら取り組む。 ■単位認定は、1単位換算36時間を基本として、学内での実習実時間の合計が144時間以上を満足しているものに、4単位を 認定する。指導者は、建築設計の実務経験が豊富な一級建築士を含む。
教科書および参考書・リザーブドブック
特になし
履修に必要な予備知識や技能
学部で学んだ建築学全般の知識が必要となる。さらに、現代社会が建築に求める諸課題に対する知識が豊富であれば、より取 り組みやすい。技能としては、建築の設計図を描き模型を制作する技術が必要である。また、建築をつくる様々なデザイン・ ヴォキャブラリーに精通していることや、CGによるプレゼンテーション技術や模型制作能力に優れていることが望ましい。
学生が達成すべき行動目標
No.
社会が建築に求める課題について調査・分析・考察し、計画コンセプト・施設プログラムを組み立てることができる。
建築に関わる様々な知識や技術を総合化、あるいは応用し、課題やテーマに対して建築的提案をすることができる。
知識や技術を総合・応用し、テーマに対する優れた建築的解答を、形態や空間、架構やシステムとして描き出せる。
協働作業の一員として、スケッチ等で議論を繰り返し、建築作品としてまとまるように調整することができる。
成果を図面や模型にまとめ、その内容を論理的かつ魅力的に説明することができる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 0 20 80 0 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート
成果発表
(口頭・実技)
⑤の目標を生かし公開成果発表・講評会で作品説明および質疑応答を行う。
作品 ①〜⑤の目標を総合して作品制作を行う。
ポートフォリオ
その他 ①〜⑤の目標に対する取り組み姿勢をグループエスキス、発表会等で評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
標準的なレベルに加え、建築は技術者の協働作業によってつく られる意味を理解し、その一員として、スケッチ等をもとに積 極的に議論に参加し、チーム内での作業内容を調整しながら、 プロジェクト全体をまとめる能力を身に付けるこができる。成 果発表においては、図面・模型・CG等をもとに、論理的かつ 魅力的に説明し、多くの人々の賛同・評価を得ることができる 。 社会が建築に求める諸課題について調査・分析・考察を行い、 その解決策を建築企画案として提示できる。また、建築に関わ る様々な知識・技術を修得し、それらを総合化して、計画コン セプトや施設プログラムを、社会性・審美性・機能性・技術力 ・地球環境・経済性などの様々な視点から、空間構成や建築形 態、架構やシステムに発展させることができる。さらに、建築 は技術者の協働作業によってつくられる意味を理解し、その一 員として、スケッチ等をもとに議論に参加し、チーム内の作業 プロセスに対応した役割を果たすこができる。成果発表におい ては、図面・模型・CG等をもとに、設計内容をわかりやすく 説明することができる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 オリエンテーション(行動目標・課題内容と授業方法 ・スケジュール) 計画関連講義 チーム編成 講義と質疑 グループ討議 復習 4.5
2 環境関連講義 グループエスキス 講義 グループ討議 予習・復習 9
3 構造関連講義 グループエスキス 講義 グループ討議 予習・復習 9
4 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
5 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
6 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
7 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
8 中間発表 グループ発表 質疑応答 予習・復習 9
9 デザイン詳細講義 グループエスキス 講義 グループ討議 予習・復習 9
10 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
11 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
12 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
13 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
14 グループエスキス グループ討議 予習・復習 9
15 公開成果発表・講評会 グループ発表 質疑応答 予習 4.5