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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
機械工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
ジェットエンジン特論
Jet Engines
1 2117-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.ジェットエンジン 2.ガスタービンサイクル 3.環境負荷低減 4.地域連携 本講座では、ジェットエンジンのうち、主にタービン・エンジンについて、熱サイクルや機 体への搭載時の性能、要素開発のポイントなどについて学ぶ。また、環境適応技術について の取り組みについて燃焼器要素を中心に解説し、ジェットエンジンが現在の形態にどのよう に進化し、将来の推進システムとしてどう進化すべきかを考察し、実際の開発や設計に役立 てる。
授業の概要および学習上の助言
航空機の推進システムの現在の主流であるジェットエンジンは、その優れた特徴から今後も長期に渡って主流であり続けると 考えられており、その理解を深めることは、エンジン技術者のみならず航空機の機体やシステム設計にとって重要である。 本講座では、ジェットエンジンのうち、主にタービン・エンジンについて、実際に運転可能な小型ジェットエンジンを題材に 熱サイクルや機体への搭載時の性能、要素開発のポイントなどについて学ぶ。また、環境適応技術についての取 り組みについて燃焼器要素を中心に解説し、ジェットエンジンが現在の形態にどのように進化し、将来の推進システムとして どう進化すべきかを考察する。 【目標】ジェットエンジンの環境性能設計についてのノウハウを知識として習得できる。また、サイクルと各要素性能につい て具体的に算出できるようになり、エンジンシステム設計のポイントを理解できる。
教科書および参考書・リザーブドブック
特に定めないが、鈴木弘一著「ジェットエンジン」 森北出版 などが参考になる。
履修に必要な予備知識や技能
航空システム工学科もしくは機械工学科の熱力学Ⅰ、Ⅱを履修していることが望ましい。 熱流体工学等を履修し、熱流体関連、特に伝熱の基礎知識があればなおよい。
学生が達成すべき行動目標
No.
以下の項目を通して、技術者の責任を考え行動し、物事の本質を見出し、未知のことに積極的に挑戦できる。
航空用ガスタービンエンジンを構成する要素の特性を理解し、性能向上を検討することができる。
航空エンジンの環境負荷低減課題について、その原因と基本的な対応方法について理解し、検討することができる。
ブレイトンサイクルの熱サイクルを理解し、実際に各状態量を見積もることができる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 70 30 0 0 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート レポート課題により、目標の達成度を評価する。
成果発表
(口頭・実技)
各自で定めたテーマへの検討結果の発表にて、目達の理解度を評価する。
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
1)エンジンシステム設計のポイントを理解して、改良のポイ ントを考察できる。 2)航空エンジンの環境性能設計についてのノウハウを知識と して習得し、応用できる。 3)ジェットエンジンのサイクルを理解し、各要素性能につい て、具体的な対象について状態量を算出するための式を導きだ すことができる。 1)エンジンシステム設計のポイントを理解できる。 2)航空エンジンの環境性能設計について知識として説明でき る。 3)ジェットエンジンのサイクルを理解し、各要素性能につい て、検討することができる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ジェットエンジン概論 講義と質疑応答 自己点検 予習:熱力学の復習 復習:講義内容を復習し,課題に 取り組む. 30 120
2 ブレイトンサイクル ジェットエンジンサイクル 講義と質疑応答 自己点検 予習:前回授業の確認、配布資料 の通読 復習:講義内容を復習し,課題に 取り組む. 30 120
3 エンジンシステム(1)  エンジン性能の見積もり 講義と質疑応答 自己点検 予習:前回授業の確認、配布資料 の通読 復習:講義内容を復習し,課題に 取り組む. 30 120
4 エンジンシステム(2)  エンジン性能の見積もり  各要素の特徴   講義と質疑応答 自己点検 予習:前回授業の確認、配布資料 の通読 復習:講義内容を復習し,課題に 取り組む. 30 120
5 環境負荷低減技術(1)  エミッション  騒音  CO2低減 グループ課題への取り組み(1) 講義と質疑応答 自己点検 予習:前回授業の確認、配布資料 の通読 復習:グループ発表の準備 講義内容の復習 30 120
6 環境負荷低減技術(2)  エミッション  騒音  CO2低減 グループ課題への取り組み(2) 講義と質疑応答 自己点検 予習:前回授業の確認、配布資料 の通読 復習:グループ発表の準備 講義内容の復習 30 120
7 グループ発表とまとめ 総括 講義と質疑応答 自己点検 予習:前回授業の確認、    グループ発表の準備 復習:講義内容を復習し、振り返 りを行う 120 60