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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
機械工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
生体材料特論
Biomaterial
1 2129-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.インプラント 2.ドラッグデリバリーシステム 3.生体適合性 4.材料 現代の医療では,人工関節,ステントなど多くの医療部品が体内に留置される.これらの部 品に用いられる材料には生体的適合性が求められるとともにそれぞれの用途によって異なっ た機能が求められる.また,ドラッグデリバリーシステムでは細胞選択性が求められる.生 体を構成している物質について学修した上で,医療部品において生体内で求められる機能と それを実現する材料について学修する.生体材料に求められる機能や性質を説明し,医療機 器の開発に役立てることができるようになる.
授業の概要および学習上の助言
機械工学分野で学習してきた材料の多くは低応力下ではフィックの法則に従う弾性体で,限界を超えると塑性変形,破断に至 ります.生物を構成する器官,組織を材料として見た場合,その性質は機械材料とはかなり異なっています.その違いについ て理解した上で,人工関節や人工血管など生体内で利用される材料について生体内で要求さえれる性質とその実際について最 新のトピックを取り上げて学修します. 授業の中では,いくつかの課題について討議します.
教科書および参考書・リザーブドブック
特になし.
履修に必要な予備知識や技能
材料の基礎について理解していることが望ましい.また,工学のための解剖学を履修していることが望ましい.
学生が達成すべき行動目標
No.
生体を構成する材料の特性について説明できる
生体内で利用する材料に必要な特性について説明できる
材料の生体適合性・安全性について議論できる
必要な特性に対応した材料を提案できる
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 90 0 0 0 10 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 提示した課題について提出されたレポートにより評価する 具体的な課題については授業で提示する
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業における討論での意見を評価する
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
①生体を構成する材料の特性について機能及び機械的性質につ いて説明できる ②生体内で利用する材料に必要な機能及び機械的性質,化学的 性質について説明できる ③材料の生体適合性・安全性について分子レベルで議論できる ④必要な特性に対応した新たな材料を提案できる ①生体を構成する材料の機械的性質について説明できる ②生体内で利用する材料に必要な機械的性質について説明でき る ③材料の生体適合性・安全性について問題事例を示すことがで きる ④必要な特性に対応した材料の例を示すことができる
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 授業の概要 材料の基礎 講義 材料の基礎について不足している 内容を復習する 次回までに生体を構成する材料を リストしておく 90
2 生体を構成する材料 講義と討論 提示された資料を次回の授業まで に学習しておく 60
3 生体内で利用する(人工的な)材料に要求される性質 講義と討論 提示された資料を次回の授業まで に学習しておく 100
4 整形外科関連で利用される材料 講義と討論 提示された資料を次回の授業まで に学習しておく 100
5 循環器系で利用される材料 講義と討論 提示された資料を次回の授業まで に学習しておく 90
6 Drug delivery systemで使われる材料 講義と討論 提示された資料を次回の授業まで に学習しておく 100
7 再生医療及びその他の材料 自己点検 講義と討論 この授業で学んだことにいついて 復習する 100