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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
機械工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
ファインセラミックス特論
Fine Ceramics
1 2146-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.セラミックス材料 2.粉体原料の合成 3.粉末冶金法 4.固相プロセス 5.工具材料 セラミックス材料は金属、プラスチックス材料と並ぶ三大材料の一つであり、薄膜や高密度 多結晶体、非晶質体、多孔質体など多様な形態を有している。本講義では粉末冶金法で製作 される工具材料を例に挙げ、粉体原料の合成,成形,焼結,融解の反応を理解し、セラミッ クスの製造技術について学習する.
授業の概要および学習上の助言
ものづくりには欠かせない機械加工に用いられる切削工具材料を例に挙げ,セラミックス材料の製造技術をより深く理解する . 内容としては大きく3つに別けて進める. ①セラミックスの製造技術の概要と工具材料の位置づけ. ②粉体プロセス. ③焼結プロセス. 以上の内容を通して,セラミックす・無機材料への理解を深める.
教科書および参考書・リザーブドブック
特になし。必要に応じて資料を配布する。
履修に必要な予備知識や技能
予備知識:学部で学んだ機械加工学の授業における工具材料に関する基礎知識について復習しておくこと.
学生が達成すべき行動目標
No.
ファインセラミックスの概要と特性を生かした用途が理解できる.
粉末原料の合成法と特徴が理解できる.
粉末冶金法としての焼結方法が理解できる.
気相プロセスを用いた工具材料薄膜の特性が理解できる.
固相プロセスを用いた工具材料の特性が理解できる.
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 40 60 0 0 0 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
セラミックス材料の特性,粉体原料の合成,粉末冶金法,工具材料,などの各項目から出題する.
レポート 3回に分けて課題を提示しその内容をレポートとして提出する. 課題内容は別途提示する.
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
① ファインセラミックスの概要と特性を生かした用途が説明 できる. ② 粉末原料の合成法と特徴が説明できる. ③ 粉末冶金法としての焼結方法が説明できる. ④ 気相プロセスを用いた工具材料薄膜の特性がが説明できる . ⑤ 固相プロセスを用いた工具材料の特性が説明できる. 番号の①から⑤は学生の行動目標に対応しています. ① ファインセラミックスの概要と特性を生かした用途が理解 できる. ② 粉末原料の合成法と特徴が理解できる. ③ 粉末冶金法としての焼結方法が理解できる. ④ 気相プロセスを用いた工具材料薄膜の特性がが理解できる . ⑤ 固相プロセスを用いた工具材料の特性が理解できる. 番号の①から⑤は学生の行動目標に対応しています.
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 本科目の講義概要の説明を行う. ファインセラミックスの概要と分類を説明し,材料特 性に伴う用途について解説する. 講義と討論 各回10分間の自己点検を行う 機械加工に使用される切削工具材 料の種類を学習しておく. 講義内容を見直して理解し ,課題に取り組む. 90
2 セラミックス粉末の特徴と構造,原料粉の合成につい て学習する. 講義と討論 各回10分間の自己点検を行う レポート課題①に取り組む. 講義内容を見直して理解し ,課題に取り組む. 90
3 粉末冶金法と焼結プロセスについて学習する. 講義と討論 各回10分間の自己点検を行う 配布資料の通読. 講義内容を見直して理解し ,課題に取り組む. 90
4 セラミックスの機械的特性および評価方法について学 習する. 講義と討論 各回10分間の自己点検を行う レポート課題②に取り組む. 講義内容を見直して理解し ,課題に取り組む. 90
5 セラミックス工具材料を対象とした破壊靭性値の測定 を試み,実際の測定を通してセラミックス材料の強度 について学習する. 講義と討論 各回10分間の自己点検を行う 配布資料の通読. 講義内容を見直して理解し ,課題に取り組む. 90
6 工具材料を例に挙げ,焼結材料と薄膜材料について学 習する. 講義と討論 各回10分間の自己点検を行う レポート課題③に取り組む. 講義内容を見直して理解し ,課題に取り組む. 90
7 【授業の振り返り】 レポート課題の解説を行う. 講義と討論 各回10分間の自己点検を行う 各自レポート内容について振り返 りを行い、難削材料を対象とした 高能率加工の理解を深める. 90