|| 英語(English)
学習支援計画書(シラバス) 検索システム
機械工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
環境表面工学特論
Environmental Surface Engineering
1 2150-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.地球環境対策 2.宇宙航空材料 3.表面処理 地上,宇宙,海洋等全ての環境において,構造要素を構成する材料の表面は,様々な環境に 曝されている。そして,晒される環境に応じて,適切な材料を適用するとともに,環境への 適合性や耐久性を向上させるために,また,特定の性能を付加するために,各種表面処理が 適用されている。本講義では,これら各種表面処理に関して,概要を述べる。 各種表面処理方法の概要と得られる特性を理解し,各種環境で使用される機械構成要素の機 能向上に役立てることができる。
授業の概要および学習上の助言
地球,宇宙,海洋の様々な環境で使用される各種機械は,それぞれの環境で必要とされる機能を発揮するために必要十分な耐 久性が要求される。しかしながら,材料そのもので耐久性を確保することは限界がある。そこで,用途と環境に応じた各種表 面処理方法が開発され適用されている。本講義では,代表的な表面処理方法に関して学ぶとともに,それらの方法がどのよう に実際に活用されているかを調査する。
教科書および参考書・リザーブドブック
特に指定しない。 必要に応じて,関連文献等を提示する。
履修に必要な予備知識や技能
航空システム工学科の学部講義「航空材料(旧航空材料Ⅰ)」と「航空宇宙材料(旧航空材料Ⅱ)」,あるいは機械工学科の 学部講義「材料科学Ⅰ」,「材料科学Ⅱ」及び「材料科学Ⅲ」を受講していることが望ましい。
学生が達成すべき行動目標
No.
各環境に要求される材料特性を説明できる。
表面処理の必要性と重要性を説明できる。
代表的な表面処理方法を説明できる。
各種特性を発現させる原理を説明できる。
環境対策の重要性と問題点を表面処理の観点から議論できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 0 60 0 0 0 10 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 各種表面処理に関して,方法,長所,短所,適用箇所等の観点から出題する。
クイズ
小テスト
レポート 各種環境において適用されている表面処理方法を調査し,レポートにまとめる。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 講義中の質疑応答,発言から評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
①各環境に要求される材料特性を詳細に説明できる。 ②各種表面処理の必要性と重要性を十分に説明できる。 ③代表的な表面処理方法を理解し説明できる。 ④各種特性を発現させる原理を理解し説明できる。 ⑤環境対策の重要性と問題点を表面処理の観点から十分に議論 できる。 ①代表的な環境に要求される材料特性を説明できる。 ②代表的な表面処理の必要性と重要性を説明できる。 ③表面処理とは何かを理解し説明できる。 ④特性を発現させる原理の概略を理解できる。 ⑤環境対策を表面処理の観点から議論できる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 本講義の概要説明 表面機能の重要性の説明 講義,質疑,自己点検 復習 60
2 表面硬化,メッキ,溶射等に関して学習する。 講義,質疑,自己点検 予習 復習 30 60
3 ショットピーニングに関して学習する。 講義,質疑,自己点検 予習 復習 レポート課題を提示する。 30 60
4 CVD(化学的気相析出)法に関して学習する。 講義,質疑,自己点検 予習 復習 30 60
5 PVD(物理的気相析出)法に関して学習する。 講義,質疑,自己点検 予習 復習 30 60
6 特殊機能付与表面処理方法に関して学習する。 講義,質疑,自己点検 予習 復習 30 60
7 試験を行い講義の理解度を確認するとともに,レポー トの講評も行う。 試験,解説,質疑,自己点検 予習 試験を実施する。 60