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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
情報工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
IoT特論
IoT
3 2467-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.インフラ技術 2.IoTデバイス 3.ワイヤレス技術 4.クラウド技術 5.コンテナー技術 この授業では、IoTをシステムとして完結させるためにいくつかの要素技術を学習するとと もに、それらを組み合わせたプロトタイプ作りを経験することになる。特に、IoT作成に必 要な技術としては、1. インフラ技術、2. IoTデバイス、3. ワイヤレス技術、4. クラウド 技術、5. コンテイナー技術と考えられる。この部分を15週の中で説明を英語で行なってい く。
授業の概要および学習上の助言
IoTの基礎能力を測定するための実践的なトレーニングである演習や課題を通して、演習レポートで評価する。 1.インフラ技術 ネットワークの設計・構築・運用を可能にする技術を習得する。主にTCP/IPにおける各レイヤの役割、ネットワーク構築に必 要な知識・運用能力を身につける。 2. IoTデバイス その時々において一番需要のあるデバイスを活用する。過去にはArduino、RasberryPI、M5Stackを活用している。それらのデ バイスにセンサーやアクチュエーターを設置し、エンドデバイスとして活用する。 3. ワイヤレス技術 IoTにおいて、IoTデバイスをどのようなインフラを接続するかは実施したいシステムに依存する部分がある。本授業において は、3G-5Gなどの公衆無線、WiFIなどの無線LAN、さらにはLPWAやBLEなどのワイヤレス技術が何に最適なワイヤレス技術であ るのかを学ぶ。 4. クラウド技術 AWSもしくはAzureにおけるクラウドサーバ構築やクラウド管理機能について、具体例と演習を交えて実践する。 5. コンテナー技術 クラウド技術を有効に扱ったり、他者に自分のプロダクトを活用してもらうためには、Dockerやkubernetesなどを活用する能 力が望まれる。これらのコンテナー技術の活用方法や管理方法について実践する。
教科書および参考書・リザーブドブック
none
履修に必要な予備知識や技能
この科目では、基本的なコンピューターリテラシーやPythonなどのプログラミングスキルについての素養を求めます。 ご自身のノートパソコンを使用します。Windows用Ubuntu/またはLinuxを使用します。
学生が達成すべき行動目標
No.
TCP/IPによるルーティング/ネットワーク問題の発見、解決、管理について理解する。
IoTデバイスを用いたプログラミングを通して、センサーやアクチュエータの動作を行える。
IoTに関する開発を行う際に、対照するプロダクトの適用に際して、適切なワイヤレス環境を選定できる
クラウド技術を用いることで、サーバ構築を行う。サーバを介してのAI適用やIoTにおける情報管理が適切に行える。
コンテナー技術を用いることで、クラウド環境においてスケール可能な仕組みを学ぶ。
最終的に、いくつかの要素からなるIoTシステムのプロトタイプを構築し、プレゼンテーションとデモを行う。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 50 50 0 0 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 2-3回の講義につき、1つのレポートの提出を求める。 - どのようなIoTシステムのプロトタイプを作成するのかをレポート - 演習中に行ったIoTデバイスの動作に関するレポート - 演習中に行ったワイヤレス技術に関する適用領域に関するレポート - AWSを用いたハンズオンに対する実施報告 - Dockerを適用・運用に関する実施報告
成果発表
(口頭・実技)
最終週には、学習した内容を使って作品を説明し、プレゼンテーションを行う。
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
IoTシステムを構築するために、効果的な計画・構築・監視す るための知識やスキルを獲得している。 特に、 1. インフラ技術 2. IoTデバイス 3. ワイヤレス技術 4. クラウド技術 5. コンテナー技術 に関しては、高度が知識が求められるがそれを活用することで きる。 IoTシステムを構築するために、効果的な計画・構築・監視す るための知識やスキルが必要とされる   特に、 1. インフラ技術 2. IoTデバイス 3. ワイヤレス技術 4. クラウド技術 5. コンテナー技術 に関しては、自分で調査をして、取り組むことができる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 授業のガイダンスを行うとともに、履修者のスキルを 確認を行い、履修可能かどうかを確認する。 面談・講義 (予習) 履修者自身の研究テーマの概要を 作成してくる。 (復習) 自身のテーマに対してIoT的要素 があるかどうかを検討する 90 150
2 これまでに教員の研究室において実施してきたIoTシ ステムの紹介を行うとともに、どのような技術が用い られてきたのかを紹介する。 講義 (予習) M5Stack、センサーについて準備 を行う (復習) IoTのプロトタイプを作成するた めの開発環境を準備する 120 120
3 M5Stackのハンズオンを行う。(プログラミングからセ ンサーやアクチュエータの動作まで) 講義 (予習) M5Stack、センサーについて事前 に動作確認をしておく (復習) M5Stackをインターネットに接続 するための環境整備をしておく 100 140
4 M5Stackのハンズオンを行う。(インターネットを使っ たサービスまで行う) 講義 (予習) M5Stackとインターネットサービ スの接続を行う。 (復習) 簡単なプロトタイプを作成し、レ ポートする。 100 140
5 AWS(Amazon WEB Service)に利用説明 AWS IoT Coreに関する説明とハンズオンを行う。 講義 (予習) 事前に配布されるAWSの利用ガイ ドに沿って利用可能な状態にする (復習) AWS IoT Coreを用いて、利用方法 を確認する。 100 140
6 AWS IoT CoreとM5Stackを用いて簡易なIoTのプロトタ イプシステムを構築する。 講義 (予習) 事前にM5StackとAWS IoT CoreがM QTTで通信できることを確認する 。 (復習) 簡易なIoTのプロトタイプシステ ムの作成結果についてレポートを 作成する。 100 140
7 - AWS Cloud Service (AWS)環境の理解。 - AWS CDK環境の構築を行う。 - CDKを用いて、EC2を使いこなす。 - 機械学習に関する基礎を行う。(線形回帰、学習プ ロセス、パーセプロン) 講義 (予習) AWSに関する利用方法やEC2につい て学習する。 (復習) 授業中の行うハンズオンの結果を レポートする。 100 140
8 - AWS CDK環境の構築を行う。 - CDKを用いて、機械学習を行うためのシステム構築 を学習する。 - 機械学習に関する学習を行う。(MLP, CNN, AutoEnc oder) 講義 (予習) AWSに関する利用方法について学 習する。 (復習) 授業中の行うハンズオンの結果を レポートする。 100 140
9 - M5StackとAmbientサービスの接続を行うハンズオン を実施する。 - サーバ側においてAIを活用したプログラミングを行 うことで何かしらの分類システムを構築する。 講義 (予習) AWS、M5Stackに関する利用方法に ついて学習する。 (復習) 授業中の行うハンズオンの結果を レポートする。 100 140
10 - AWSにおけるGPUを用いた深層学習のための基盤構築 ハンズオンの実施 - 機械学習に関する学習を行う。(RNN, Transformer) - Docker コンテナーの活用方法 (part1) 講義 (予習) AWS、M5Stackに関する利用方法に ついて学習する。 (復習) 授業中の行うハンズオンの結果を レポートする。 100 140
11 - 機械学習のためのハイパーパラメータ検索をパラレ ル化するためのAWS Batchの使用 - ChatGPTを用いたアプリケーション開発手法 - Docker コンテナーの活用方法(part2) 講義 (予習) Docker 活用のためのスクリプト 利用方法の確認 (復習) ハンズオン結果のレポート作成 100 140
12 最終課題のためのIoTシステムのプロトタイプ作成準 備 講義 プレゼンテーション (予習) プロトタイプシステムの概要作成 (復習) プレゼンテーションからの振り返 り 100 140
13 最終課題作成のための準備 各自自習 各自プロダクト作成を行う。 240
14 最終課題作成のための準備 各自自習 各自プロダクト作成を行う。 240
15 最終プレゼンテーションを行い、相互評価を行う。 プレゼンテーションの実施。 最終レポートの作成 240