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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
電気電子工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
システム制御工学特論
System Control Engineering
2 2546-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.状態空間表現 2.伝達関数 3.状態フィードバック制御 4.状態観測器 5.サーボ系 現代制御理論の基礎を理解し、古典制御理論との類似点と相違点を学び、これらの理論の応 用力を習得することを目標とする。まず、システムの時間関数(微分方程式)から状態空間表 現(状態方程式と出力方程式)を求める方法と、状態空間表現と伝達関数の相互変換方法につ いて学習する。さらに、状態空間表現に基づいた状態フィードバック制御、状態観測器およ びサーボ系の構成や設計手法について学習する。
授業の概要および学習上の助言
1.古典制御の復習   ・過渡応答、周波数応答、安定性   ・PI制御系の設計 2.状態空間表現   ・状態変数   ・状態方程式と出力方程式 3.伝達関数と状態空間表現の関係   ・状態空間表現の伝達関数への変換   ・伝達関数から状態空間表現への変換 4.状態フィードバック制御と可制御性 5.状態観測器(オブザーバ)と可観測性 6.サーボ系
教科書および参考書・リザーブドブック
参考書:実務者のためのPID制御設計(森北出版)     はじめての現代制御理論(講談社)
履修に必要な予備知識や技能
「自動制御工学」、「システム制御工学」の内容を良く理解しておく事が必要である。
学生が達成すべき行動目標
No.
システムの時間関数から状態空間表現を求めることができる。
状態空間表現から伝達関数を求めることができる。
伝達関数から状態空間表現を求めることができる。
システムの可制御性を判別できる。状態フィードバック制御のゲイン設定ができる。
システムの可観測性を判別できる。状態観測器のゲイン設定ができる。
サーボ系のゲイン設定ができる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 80 0 0 0 20 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 講義内容の理解度を確認するためにレポート問題を出題する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 講義の出席状況を評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
自動制御系全般について理解でき、ラプラス変換、ブロック 線図、伝達関数、過渡応答、周波数応答、安定判別を良く理解 し、状態空間表現、可制御性、可観測性、状態フィードバック 制御、状態観測器、サーボ系について十分に習熟し、自動制御 系を自由に設計できる知識を身につけている。 自動制御系全般について理解でき、ラプラス変換、ブロック 線図、伝達関数、過渡応答、周波数応答、安定判別について理 解し、状態空間表現、可制御性、可観測性、状態フィードバッ ク制御、状態観測器、サーボ系について学習し、基本的な自動 制御系設計できる知識を身につけている。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 講義のガイダンスと演習(復習問題)を行う。
2 周波数応答と安定性について説明する。
3 PI制御系について説明する。
4 PI制御系について説明する。
5 状態空間表現について説明する。
6 状態空間表現から伝達関数を求める方法を説明する。
7 伝達関数から状態空間表現を求める方法を説明する。
8 状態方程式の解(過渡応答)を求める方法を説明する。
9 状態空間表現とシステムの安定性との関係について説 明する。
10 状態フィードバック制御と可制御性について説明する 。
11 状態観測器と可観測性について説明する。
12 サーボ系について説明する。
13 制御設計ツールを用いた演習を行う。
14 達成度確認試験および自己点検を行う。
15 達成度確認試験の解説、科目の総括を行う。