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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
バイオ・化学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
基礎分析化学特論
Analytical Chemistry
2 2787-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.酸解離平衡 2.酸化還元平衡 3.錯生成平衡 4.沈殿生成平衡 5.二相間分配平衡 化学反応を理解する上で、化学平衡の知識は必要不可欠である。これまでに学習した各種化 学平衡論を復習し、演習を中心とした平衡論を学習することにより、平衡論的思考を養うと 共に、溶液内平衡について説明できる能力を身につけることを目標とする。
授業の概要および学習上の助言
下記の化学平衡論について学習する。 1.酸解離平衡 2.沈殿精製平衡 3.錯生成平衡 4.酸化還元平衡 5.二相間分配平衡 複数の平衡が成り立っている溶液内平衡論について理解できるようにする。 分析化学で学習した基礎的な化学反応について理解しておくことが重要となる。 基礎的な化学反応の理解が十分でない場合は、しっかりとした予習が必要となるので注意する。
教科書および参考書・リザーブドブック
授業では特に教科書は使用しないが、分析化学の基礎(木村優・中島理一郎共著、裳華房)や溶媒抽出化学(田中元治・赤岩 英夫共著、裳華房)など、分析化学、特に溶液内平衡論を取り扱う教科書や参考書などがあると良い。
履修に必要な予備知識や技能
基礎的な分析化学の知識が必要である。その他、物理化学や無機化学に関する知識があるとよい。 十分に予習することが望ましい。
学生が達成すべき行動目標
No.
酸解離平衡を理解し、説明できる。
酸化還元平衡を理解し、説明できる。
錯生成平衡を理解し、説明できる。
沈殿生成平衡を理解し、説明できる。
二相間分配平衡を理解し、説明できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 80 20 0 0 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 溶媒抽出法またはイオン交換法に関する英語の論文について、内容をまとめ提出する。 また、基本的な平衡論に関する演習問題をレポートとして提出する。
成果発表
(口頭・実技)
イオン交換法または溶媒抽出法に関する論文についてまとめ、論文紹介を行う。
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
酸塩基平衡、酸化還元平衡、錯生成平衡、沈殿生成平衡、二相 間分配平衡を理解し、複数の平衡が成り立っている溶液内平衡 について、具体例を挙げて説明できる。 酸塩基平衡、酸化還元平衡、錯生成平衡、沈殿生成平衡、二相 間分配平衡を理解し、複数の平衡が成り立っている溶液内平衡 論の概要について説明できる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 第1回:ガイダンス、酸解離平衡(1)溶液のpH 講義と演習 酸塩基反応について予習する。 pHに関する演習問題を解く。 30 60
2 第2回:酸解離平衡(2)酸解離平衡 講義と演習 酸解離平衡について予習する。 pKaに関する演習問題を解く。 30 60
3 第3回:酸解離平衡(3)多塩基酸と緩衝溶液 講義と演習 緩衝作用について予習する。 緩衝溶液のpHに関する演習問題を 解く。 30 60
4 第4回:沈殿生成平衡(1)沈殿生成と溶解度積 講義と演習 沈殿反応について予習する。 溶解度積に関する演習問題を解く 。 30 60
5 第5回:沈殿生成平衡(2)溶解度積と酸解離平衡 講義と演習 pHが関連する沈殿反応を予習する 。 pHと溶解度積に関する演習問題を 解く。 30 60
6 第6回:振り返り学習(演習問題の解説)および、酸 化還元反応の基礎 講義と演習 酸化還元反応について予習する。 酸化還元反応に関する演習問題を 解く。 30 60
7 第7回:酸化還元平衡(1)起電力と酸化還元平衡 講義と演習 Nernstの式について予習する。 起電力に関する演習問題を解く。 30 60
8 第8回:酸化還元平衡(2)酸化還元平衡と溶解度積 講義と演習 銀・塩化銀電極について予習する 。 沈殿生成平衡が関係する酸化還元 平衡に関する演習問題を解く。 30 60
9 第9回:錯生成平衡(1)錯生成平衡と安定度定数 講義と演習 錯体について予習する。 安定度定数に関する演習問題を解 く。 30 60
10 第10回:錯生成平衡(2)錯生成平衡と酸解離平衡 講義と演習 錯体生成におけるpH条件について 予習する。 pHと安定度定数に関する演習問題 を解く。 30 60
11 第11回:溶媒抽出法概略、振り返り学習(演習問題 の解説) 講義と演習 溶媒抽出法について予習する。 溶媒抽出法について復習し、理解 を深める。 30 60
12 第12回:二相間分配平衡と競争反応 講義と演習、小テスト 溶液内での化学平衡についてまと める。 二相間分配平衡について復習し、 理解を深める。 30 60
13 第13回:イオン交換法 講義と演習 イオン交換法について予習する。 イオン交換法について復習し、理 解を深める。 30 60
14 第14回:論文紹介 口頭発表と質疑応答 指定された内容に関する論文を探 し、内容紹介できるように発表準 備を行う。 120
15 第15回:論文紹介および講義内容の理解のための総 合的復習 口頭発表と質疑応答 振り返り学習 指定された内容に関する論文を探 し、内容紹介できるように発表準 備を行う。 120