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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
バイオ・化学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
細胞情報特論
Cell Signaling Biology
2 2795-01 2024年度
後学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.細胞機能調節 2.シグナル伝達 3.情報変換 4.タンパク質の構造と機能 5.シグナル異常と疾患 多細胞生物の発生、機能、恒常性には、構成している細胞が時空間的に適切に制御されるこ とが不可欠である。本科目では、細胞が周囲からの多様なシグナルを受容、変換、伝達する 仕組みを理解するとともに、このことがいかにして細胞および生体の機能の調節/発現に至 るのか具体例とともに学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
細胞の機能調節を司る細胞シグナリングについてその原理と多様性を学ぶ。 また、細胞シグナリングの異常と疾患との関わりについて学ぶ。 履修にあたっては、細胞生物学、分子生物学、生化学などの知識が必要となるので、これらに関連した学部授業の復習をして おく。 また、人体の構造と機能や疾患についての基礎的知識も有することが望ましい。
教科書および参考書・リザーブドブック
指定しない
履修に必要な予備知識や技能
細胞生物学、分子生物学、生化学などの基礎知識
学生が達成すべき行動目標
No.
細胞外シグナルの様式と受容機構について理解し、説明できる。
細胞内でのシグナルの変換、伝達、変調、統合の原理を理解し、説明できる。
代表的な細胞内シグナル分子と作動機構について理解し、説明できる。
細胞シグナリングによる生体機能の調節と、その異常による病態の発現について、具体例とともに説明できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 20 60 0 0 0 20 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
授業内容についての小テストを随時行う。
レポート 授業内容に関連した課題についてのレポートを課す。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業態度や質疑応答の積極性を評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●細胞外からの情報と受容機構について、多様性とそれぞれの 特性を説明できる。 ●細胞内でのシグナル処理について、その種類とメカニズムを 、関与する分子の特性を踏まえて説明できる。 ●細胞シグナリングがどのように細胞機能の調節や病態の発現 につながるのか、具体例を挙げて仕組みを説明できる。 ●細胞外からの情報と受容機構を説明できる。 ●細胞内でのシグナル処理について、その種類と特徴を説明で きる。 ●細胞機能の調節や病態の発現に関与する細胞シグナリングの 具体例を挙げることができる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 授業運営についてのガイダンス 細胞シグナリングの概要 講義と質疑応答 シラバスの予習 講義内容の復習 30 60
2回 情報変換/伝達素子としてのタンパク質 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
3回 細胞外シグナルの伝達様式 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
4回 細胞外シグナルの受容機構:生化学シグナル 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
5回 細胞外シグナルの受容機構:物理シグナル 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
6回 シグナル変調機構:統合、分配、増幅 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
7回 シグナル変調機構:フィードバック 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
8回 Ca2+動員シグナル 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
9回 膜電位と活動電位 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
10回 シグナル伝達経路と生体機能調節の具体例:MAPキナ ーゼシグナリング 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
11回 シグナル伝達経路と生体機能調節の具体例:Notchシ グナリング 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
12回 シグナル伝達経路と生体機能調節の具体例:NF-kBシ グナリング 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
13回 細胞シグナリングに関連した先端研究紹介(1) 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
14回 細胞シグナリングに関連した先端研究紹介(2) 講義と質疑応答 講義内容の復習 90
15回 授業の総復習 自己点検 講義と質疑応答 自己点検 講義内容の復習 90