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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
機械工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
EARTH&SPACE環境機械工学研究(廣光永兆)
Machines in Earth and Space(Hiromitsu Nagayoshi)
12 2106-05 2024年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.環境負荷低減 2.燃焼 3.微粒化 4.反応性流体 5.伝熱 海洋と宇宙の分野において,新しい概念とともに新領域を開拓することを可能とする機械シ ステムの技術開発や基礎研究を担える研究者やエンジニアを育成する。これらのフロンティ ア分野において,新領域を開拓することができる専門知識と技術を結合する能力を身につけ る。さらに,この専門知識と技術を結合する能力を社会的な課題解決に活用して幅広い技術 分野で活躍できる実践力を身につける。
授業の概要および学習上の助言
「燃焼関連技術」を軸として、航空機や宇宙機に適用可能な、大出力かつ地球環境負荷の低いエネルギー変換技術の研究・開 発を行う。特に、エネルギー変換時に発生する有害な成分の低減や、騒音などの直接的な環境負荷だけでなく、現在、地球規 模の最優先課題となっている二酸化炭素排出量の低減につながる基礎的および応用研究に取り組む。 現在の主要なテーマは以下である. 1.素反応数値計算により自由に設定した燃焼反応経路の評価ができるツールを構築し、目的に対する最適な反応履歴の提案 を可能にする 2.最適な反応履歴をエンジン内で再現するための主要要素である燃料噴射弁の性能向上  :微粒化に必要なエネルギーの低減、燃料噴霧特性の適切な評価方法、および噴霧特性の適切な制御 3.騒音低減構造の高度化と、損失の低減 これらを、マイクロ波、超音波、ファインバブルなどのこれまで航空用エンジンでは利用しにくいとされてきたエネルギーや 現象を利用して実現、あるいは機械学習による最適化などを通じて、エンジンへ実装できる形での提案までを目標とする。  これらの研究テーマを通じて、工学技術全般に通用する基礎能力と応用力を身に付けるとともに、課題を論理的に解決して いく方法を修得できるように指導する。また、修士研究成果は、国内外の学会、シンポジウム、国際会議などにおいて、を発 表し、最後に修士論文としてまとめる。 なお、修士の学位取得には、本科目の修得とは別に、学位審査に合格する必要がある。
教科書および参考書・リザーブドブック
特に指定しない。必要に応じて、紹介・配布する。
履修に必要な予備知識や技能
燃焼工学、流体力学、熱力学および伝熱の基礎的な知識。 基本的な数学、物理、化学の知識。
学生が達成すべき行動目標
No.
創製プロセスを探求・考案し、新しい知見や技術について評価することができる。
修得した技術を機械工学関連分野に応用・展開できる。
国内外を問わず研究論文などの専門情報を収集し、活用することができる。
研究成果を専門学会などにおいて発表し、意見交換できる。
高度専門技術者あるいは研究者として、工学倫理に基づいて行動できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 5 40 40 0 0 15 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
APRINのeラーニングの受講修了証により評価する。
レポート 修士論文草稿の内容で評価する。
成果発表
(口頭・実技)
中間発表会,学協会・研究会,公聴会における講演発表で評価する。
作品
ポートフォリオ
その他 修士活動支援システムの記載事項と日常の研究室活動内容で評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
1.プロジェクトデザイン過程に基づいて活動し、その成果を 客観的に評価し、それをさらに発展させることができる。 2.機械工学分野およびその周辺分野に関する基礎知識を研究 活動に活用することができる。 3.自分の研究に関連した国内外の情報を十分に収集し、分析 できる。 4.研究成果を複数回の専門学会などにおいて発表し、さらに 国際会議でも発表することができる。 5.高度専門技術者あるいは研究者として、工学倫理等につい て十分な自覚を持ち、それに基づき行動することができる。 1.プロジェクトデザイン過程に基づいて計画的に研究活動し 、その成果を評価することができる。 2.機械工学分野に関する基礎知識を研究活動に活用すること ができる。 3.自分の研究に関連した国内外の情報を検索し活用できる。 4.研究成果を原則1回以上専門学協会などにおいて発表する 4.研究成果を複数回の専門学会などにおいて発表することが できる。 5.高度専門技術者あるいは研究者として、工学倫理等につい て十分な自覚を持つことができる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1年次 前学期 1)研究テーマを設定する。 2)設定した研究テーマについて研究活動を行う。 3)研究テーマについて文献調査を行う。 4)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う。 5)研究者倫理に関して学習する。  APRINのeラーニングを受講し、 修了証を提出する。 (https://edu.aprin.or.jp/)
1年次 後学期 1)研究テーマについて研究活動を行う。 2)研究テーマに関連する研究会および学協会に参加 し,できれば,研究発表する。 3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う。 4)機械工学専攻修士研究中間発表会で発表する。
2年次 前学期 1)必要に応じて研究テーマの見直しを行う。 2)研究テーマについて研究活動を行う。 3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う。 4)研究テーマに関連する研究会または学協会で研究 発表する。
2年次 後学期 1)研究テーマについて研究活動を行う。 2)研究テーマについて,所定の期日までに論文計画 書を提出する。 3)週1コマ程度,雑誌会および研究進捗報告会に出 席,発表を行う。 4)所定の期日までに修士論文草稿を提出する。