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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
電気電子工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
通信・電波工学研究(野口啓介)
Transmission and Electromagnetic Waves(Noguchi Keisuke)
12 2522-03 2024年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.無線通信工学 2.アンテナ・電波伝搬 3.電磁波 4.数値解析 5.試作実験 移動通信,衛星通信などの無線通信システムで必要となるアンテナ・電波伝搬について,基 礎理論を深め,実践的な研究を行う.電磁波放射理論と線状アンテナ,マイクロストリップ アンテナなどの放射特性について研究を行い,理論構築するとともに試作実験を通じてモデ ル化する力と実践する力の両面をバランスよく高めていく.アンテナ・伝搬に関連する学会 活動を通じて,世界に通用するエンジニアを目指す.
授業の概要および学習上の助言
[ 授業の概要 ]  アンテナの基礎理論について習熟するとともに,以下のテーマについて研究を行う. 1. 線状アンテナの高機能化,高性能化 2. 固有値解析のアンテナへの応用 3. マイクロストリップアンテナの広帯域化,高効率化 4. 電波伝搬解析 5. レーダー用広帯域アンテナ 6. 環境発電用アンテナ 7.人体近接アンテナ  [ 学習上の助言 ]  研究を遂行するに当たって,念頭に置くべき最も大切なことは「新規性」と「重要性」である.アンテナ・電波伝搬に関連 する新たな学術的提案を行うには基礎理論を熟知する必要があり,それを踏まえることにより世界にアピールすることが可能 となる.さらには理論的考察に必要な数学,物理学,電気磁気学および電気回路学は必須の知識である.
教科書および参考書・リザーブドブック
適宜,研究テーマに合わせて参考資料を配布する.
履修に必要な予備知識や技能
学習上の助言にも示した数学,物理学,電気磁気学,電気回路学について十分復習を行うこと. 本学習支援計画書で記述された修士研究活動のほか,修士論文と最終試験に合格することが必要である. 所定の期限までに提出された修士論文に対して,副査とともに審査を行う. 修士論文および最終試験の合否は,修士研究活動内容,論文審査(口頭試問を含む),公聴会での研究成果発表・質疑応答内 容などにより判定される.
学生が達成すべき行動目標
No.
未知の領域に挑戦するとともに,物事の本質を捉え,深く探求することができる.
幅広い知識を獲得し,自己の研究領域の波及効果について説明することができる.
指導教員とのディスカッションを積極的に行うことができる.
アンテナ・電波伝搬の基礎理論を修得し,それを研究に応用できる.
具体的な問題を抽象化し,モデルを構築でき,その特性をさまざまな角度から解析できる.
学会活動を通じて他の研究者ともコミュニケーションをとることできる.
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 50 40 0 10 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート レポートは,研究課題レポート,中間報告書,週報などの記録内容で評価する.
成果発表
(口頭・実技)
成果発表は,学内での中間発表会と修士公聴会,学外での学会・研究会における講演発表および学術論文 で評価する.
作品
ポートフォリオ ポートフォーリオは,日常の研究活動への取り組み状況,修士研究活動支援システムの記録等,総合的に 評価する.
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
電気工学を中心とした工学全般に対する興味と理解力を持ち, 未知の分野に対して積極的に行動できる.電気工学の基礎知識 を持ち,アンテナ・マイクロ波回路などの専門知識を充分に身 に付け,研究内容に対して本質的な把握ができ,IEEEや電 子情報通信学会論文誌に査読付論文として発表できる.複数回 、国内・国際学会で自分の研究成果を発表できる. 電気工学の基礎知識を持ち,特に,アンテナ・マイクロ波回路 などの専門分野において専門知識を身に付けると共に,研究対 象に対して細部まで内容を理解し,他者に説明できる.修士研 究全般について積極的に行動し,学会活動に参加するとともに ,研究発表ができる(1回以上の学会発表が必修).さらに, 他の電気工学分野を中心とした工学分野全般に対する興味を持 つことができる.
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 1年次前学期  1)修士研究テーマの設定  2)修士研究テーマについての研究活動  3)週2コマ、研究活動報告と関連論文の内容紹介  4)学部生のゼミに、週2コマ程度参加し質疑・応 答  5)電気関係学会北陸支部連合大会にて、研究進捗 を見て修士研究内容を発表 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習 1000 分/週
2 1年次後学期  1)修士研究テーマについての研究活動および中間 まとめ  2)週2コマ、研究活動報告と関連論文の内容紹介  3)学部生のゼミに、週2コマ程度参加し質疑・応 答  4)EOE応用研究所の研究会で研究内容を発表 5)電子情報通信学会の全国大会ないしは研究会で修 士研究内容を発表 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習 1000 分/週
3 2年次前学期  1)修士研究テーマの最終設定  2)修士研究テーマについての研究活動  3)週2コマ、研究活動報告と関連論文の内容紹介  4)学部生のゼミに、週2コマ程度参加し質疑・応 答  5)電気関係北陸支部連合大会あるいは電子情報通 信学会の全国大会ないしは研究会で修士研究の発表  6)査読論文の投稿  7)EOE応用研究所の研究会で研究成果を発表 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習 1000 分/週
4 2年次後学期  1)修士研究テーマについての研究活動および修士 論文作成着手  2)週2コマ、研究活動報告と修士論文の章毎の原 稿報告  3)学部生のゼミに、週2コマ程度参加し質疑・応 答  4)電子情報通信学会の研究会や全国大会あるいは 国際学会で研究成果発表  5)所定の期日までに論文計画書を提出  6)修士公聴会にて、修士論文発表と口頭試問 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習 1000 分/週