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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
電気電子工学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
音響・映像工学研究(金野武司)
Acoustics and Imaging(Konno Takeshi)
12 2523-05 2024年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.意図の理解と共有 2.人工知能・機械学習 3.Human Agent Interaction 4.仮想現実VRと拡張現実AR 5.知識共創 人は感覚器(視覚や聴覚など)を入力に,効果器(発声や表情,ジェスチャーなど)を出力 にしてコミュニケーションを行なうシステムとして見ることができる.機械と人間の自然な コミュニケーションの実現には,その感覚器・効果器それぞれの特性を良く理解すると共に ,その間をつなぐメカニズムを解明することが欠かせない.この観点での工学的な問題発見 と解決に取り組み,創造性豊かなエンジニアとなることを目指す.
授業の概要および学習上の助言
[授業の概要] 各自がプロジェクトテーマを持ち,単独で活動する.ミーティングは必要に応じて密に行ない,活動内容はウィークリーレポ ートにて報告する.研究テーマは,人間のコミュニケーションに関連する疑問について広く扱いながら,学生の探究心に応じ て先鋭化させる.主に扱うテーマには以下のものがある. ・記号的コミュニケーション(言語) ・ターンテイキング ・察する人工知能 人どうし,あるいは人と機械(計算機)での認知・心理実験や,計算機内エージェントどうしでのシミュレーションを具体的 な研究手法にしながら,研究活動を通じて,実験システムの工学的実現,心理実験の設計と運用,取得データの統計的分析と いった能力の修得を目指す. [学習上の助言] 活動で自身がとるあらゆる行動に対して常に「なぜ?」を問いかけること.他者との議論を多く行なうと共に,その議論にお いては常に「新しい何か」を共創する姿勢で臨み, 互いの考えに敬意を払うこと.
教科書および参考書・リザーブドブック
研究テーマに合わせて適宜参考資料を提示する.
履修に必要な予備知識や技能
数学(主に統計処理や情報量の計算の基礎となる),およびプログラミングについて十分に復習を行なうこと.本学習支援計 画書で記述された修士研究活動のほか,修士論文と最終試験に合格することが必要である. 所定の期限までに提出された修士 論文に対して,副査とともに審査を行う. 修士論文および最終試験の合否は,修士研究活動内容,論文審査(口頭試問を含む ),公聴会での研究成果発表・質疑応答内容などにより判定される.
学生が達成すべき行動目標
No.
未知の領域に挑戦するとともに,物事の本質を捉え,深く探求することができる.
幅広い知識を獲得し,自己の研究領域の波及効果について説明することができる.
指導教員とのディスカッションを積極的に行なうことができる.
人間のコミュニケーションのユニークさについて研究された代表分野の知見を概説でき,それを研究に応用できる.
具体的な問題を抽象化した計算モデルを構築でき,その特性を認知実験を通じてさまざまな角度から分析できる.
学会活動を通じて他の研究者ともコミュニケーションをとることできる.
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 50 40 0 10 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート レポートは,研究課題レポート,中間報告書,週報などの記録内容で評価する.
成果発表
(口頭・実技)
成果発表は,学内での中間発表会と修士公聴会,学外での学会・研究会における講演発表および学術論文 で評価する.
作品
ポートフォリオ ポートフォーリオは,日常の研究活動への取り組み状況,修士研究活動支援システムの記録等,総合的に 評価する.
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
電気工学を中心とした工学全般に対する興味と理解力を持ち, 未知の分野に対して積極的に行動できる.電気工学の基礎知 識を持ち,音響・映像を機械(計算機)が扱うための人工知能 についての専門知識を十分に身に付け,研究内容に対して本質 的な把握ができ,日本認知科学会や電子情報通信学会の論文誌 に査読付論文として研究を発表できる.複数回,国内・国際学 会で自分の研究成果を発表できる. 電気工学の基礎知識を持ち,音響・映像を機械(計算機)が扱 うための人工知能についての専門知識を身に付けると共に,研 究対象の内容を他者にわかりやすく説明できる.修士研究全般 について積極的に行動し,学会活動に参加するとともに ,研 究発表ができる(1回以上の学会発表が必修).さらに, 自 身がテーマとする領域だけではなく,電気情報通信分野を中心 とした学問分野全般に対する興味を広く持つことができる.
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 1年次前学期 1)修士研究テーマの設定 2)修士研究テーマについての研究活動 3)週1回,研究活動(やったこと,分かったこと, 次にやること)を報告 4)月に1度,研究の全体像と進捗状況をまとめて発 表・議論   5)研究進捗を見て,日本認知科学会等の国内会議に て,修士研究の内容を発表 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習10 00分/ 週
2 1年次後学期 1)修士研究テーマについての研究活動および中間ま とめ 2)週1回,研究活動(やったこと,分かったこと, 次にやること)を報告 3)月に1度,研究の全体像と進捗状況をまとめて発 表・議論 4)研究進捗を見て,HAIシンポジウム等の国内会議 にて,修士研究の内容を発表 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習10 00分/ 週
3 2年次前学期 1)修士研究テーマの最終設定 2)修士研究テーマについての研究活動 3)週1回,研究活動(やったこと,分かったこと, 次にやること)を報告 4)月に1度,研究の全体像と進捗状況をまとめて発 表・議論 5)研究進捗を見て,日本認知科学会やCogSci等の会 議にて,修士研究の内容を発表 6)査読付き論文の投稿 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習10 00分/ 週
4 2年次後学期 1)修士研究テーマについての研究活動および修士論 文の作成に着手 2)週1回,研究活動(やったこと,分かったこと, 次にやること)を報告 3)月に1度,研究の全体像と進捗状況をまとめて発 表・議論 4)研究進捗を見て,HAIシンポジウム等の国内会議 や国際会議で研究成果を発表 5)所定の期日までに論文計画書を提出 6)修士公聴会にて,修士論文発表と口頭試問 ゼミの形式で実施する. 予習・復習に相当する課外での研 究活動を1000分/週を目安に実施 する. 予習・ 復習10 00分/ 週