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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
バイオ・化学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
バイオ工学研究(袴田佳宏)
Bioenginnering(Hakamada Yoshihiro)
12 2711-05 2024年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.微生物 2.機能性物質 3.酵素 4.精製 5.微生物利用 微生物について理解し、微生物を利用する知識やスキルを習得する。微生物の取り扱いや培 養、培養液からの有用物質の回収、その解析と利用法の確率を学ぶ。微生物は我々の生活や 健康維持に欠くことのできない生物であり、その機能を有効に利用する技術や考え方を理解 する。
授業の概要および学習上の助言
微生物学、生化学、有機化学、生物化学、遺伝子工学、分子生物学、タンパク質工学について基本的な知識を有していること が非常に重要である。 ①微生物の分離 ②微生物の培養 ③微生物の保存 ④微生物からの有用物質の回収および精製 ⑤有用物質の解析とその応用 ⑥遺伝子工学技術を使用したクローニングやタンパク質改変 論文からの情報収集や学会発表は積極的に行い、自己研鑽に励むこと。 積極的に研究室の運営に参加し、後輩をまとめ指導する能力も養うこと。
教科書および参考書・リザーブドブック
使用しない。各自論文や専門書をよく読み、理解しておくおと。
履修に必要な予備知識や技能
微生物学、生化学、生物化学、遺伝子工学、分子生物学、基礎的な有機化学の知識 未知の微生物を扱う可能性もあるので、取り扱い方法はよく習熟すること
学生が達成すべき行動目標
No.
微生物を純粋分離することができる
微生物を培養することができる
微生物を保存することができる
微生物から有用物質を分離精製できる
タンパク質の解析ができる
研究成果を学外で発表できる
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 先行研究、研究目的、実験方法、実験結果、考察、引用文献をフォーマットに従い正しく記載しているか 。適切な論文を引用し、先行研究を紹介するとともに問題点を抽出し、その解決策のための内容になって いるか。 論文を用いて自己の理論が論理的に述べられているかを判断する。
成果発表
(口頭・実技)
先行研究、研究目的、実験方法、実験結果、考察、引用文献を分かりやすくまとめスライドが作成されて いるか。聴講者が理解できるような説明を口頭で行えているか。質疑・応答に適切に応えられているかを 評価する。
作品
ポートフォリオ
その他 研究に向かう姿勢が後輩の模範となりえているか。後輩の指導を適切に行えているか。研究室運営に協力 的であるか。教員と学部生とのパイプ役になっているかなどを評価します。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
・微生物の基礎および応用面を理解し安全に扱うことができる ・微生物の有効生を理解し、生活に応用することができる ・タンパク質の精製技術を習得し、最適な精製手順を説明でき 、且つ実践できる ・遺伝子組換えによる異種タンパク質発現ができ、性質を比較 検討できる ・微生物の基礎を理解し安全に扱うことができる ・微生物の有効生を理解することができる ・タンパク質の精製技術を習得できる ・遺伝子組換えによる異種タンパク質発現ができる
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 1.微生物の分離、同定、培養条件の検討などを行い 、生物資源としての微生物の培養液から必要な菌体や 培養上清を回収するための知識や技術を研究を通して 修得する。特に微生物の培養には無菌操作さどいろい ろな特有の技 2.培養液から酵素を純粋に分離(精製)するために 、タンパク質の特性をよく理解したうえで、イオン交 換クロマトグラフィー、疏水クロマトグラフィー、ゲ ル濾過などの手法を駆使し目的のタンパク質を取得す ることができるようにする。 3.ターゲットとなる遺伝子をショットガン法やミッ クスプライマー法などを利用して所得する 4.実験に使用する分析機器の原理・原則をよく理解 する。 5.得られたデータをまとめ、学会発表、できれば論 文投稿が可能となるよう、実験の質とともに実験量に もこだわり、研究を進めていく。 6.ゼミにおいてはレベルの高い論文の内容を紹介し 、自分なりの考察を行えるようにする。また、後輩の 発表に関しては積極的に発言し、建設的な意見を述べ ることができようにする。後輩の発表内容や資料に対 する助言も行えるようアドバイスしていく。 自主的な活動を行う。自分で 考えた結果、不明な点は教員 にアドバイスを求める。月1 回の報告会を開催するが、日 々、進捗状況を報告・相談す る。 研究内容に関して、日頃から論文 講読、実験結果の考察を行い、実 験ノートを整理しておく。 120
研究は勿論、技術者として胸を張って社会に出ていけ るよう、自覚をもてる行動がとれるように指導してい く。