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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
バイオ・化学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
有機・高分子機能化学研究(小野 慎)
Polymer and Organic Chemistry(Ono Shin)
12 2714-05 2024年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.生体分子化学 2.分子認識 3.生体機能 4.ペプチド科学 5.高機能性高分子 これまで習得した知識と技術を基礎にして、生体分子を利用した機能分子創成・機能システ ム創成を目指して、修士学位論文を作成しながら高度な研究者・技術者に必要な素養を修得 する。また、分子モデリングソフトを利用したタンパク質構造解析も学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
タンパク質、糖質、脂質、核酸等の生体高分子および高機能性高分子の性質を十分に理解して、これを利用できる知識と技術 を身につける。 修士学位論文を作成する過程において、以下の項目の習得を特に目標とする。 (1)タンパク質、糖質、脂質、核酸の生体分子に関する科学的知識を習得する。 (2)生体分子の分析に必要な測定装置(各種分光光度計、走査型電子顕微鏡、熱分析装置、NMR、各種液体クロマト装置、 質量分析計)の原理を理解して操作技術を習得する。 (3)実験データの整理と解析を的確にできるようになる。 (4)研究の進展に伴い、自ら問題を設定し、その解決方法を模索できるようになる。 (5)自らの研究とは異なる分野の研究にも興味を持ち、その概要を理解して自らの知識を増やすことができるようになる。 上記の他に、専門基礎学力・専門学力・専門先端学力・専門研究実験技術能力・専門研究支援関連技術能力・語学(日本語論 文作成技術、英語論文読解能力、英語論文作成能力)・研究成果プレゼンテーション技術能力が要求される.
教科書および参考書・リザーブドブック
特に指定しないが、生命科学に関するテキストなどから、タンパク質の構造と機能に関するもの、酵素化学に関するもの、生 命分子の分析に関するもの、糖鎖の構造と機能に関するものを紹介して適宜使用する。
履修に必要な予備知識や技能
基礎生化学、応用生化学、応用バイオ工学、有機・バイオ機能化学などの生物機能関連科目の習得はもちろん、有機化学・分 析化学・物理化学・無機化学の広範な知識も必要です。
学生が達成すべき行動目標
No.
研究テーマに沿って、自ら問題を提起し、解決する方法を模索できる
再現性の高い実験を遂行でき、実験データを正しく解析できる
実験データの解析から、テーマに関係する新しい事実や考え方を提案できる
実験に必要な分析装置等の原理を理解し、操作することができる
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 40 40 0 0 20 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 修士論文研究の内容を十分に理解した上で修士論文を作成し、その完成度を評価する。
成果発表
(口頭・実技)
修士論文の内容を十分に理解して発表を行い、発表技術・資料作成技術・質疑応答などについて評価する 。 また、学会等での発表についても含めて総合的に評価する。
作品
ポートフォリオ
その他 日々の研究における実験技術や知識の習得する力、問題提起能力、問題解決能力、質問力および研究に対 する姿勢などを総合的に評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
生体分子の構造と機能を理解し、習得してきた知識と技術を基 礎にして、新しい構造や機能を有する分子あるいは分子システ ムを自ら提案し、具体的な実施計画を立案することができる。 さらに、立案した実施計画に沿って他者と協調しながら研究を 遂行することができる。 生体分子の構造と機能を理解し、習得してきた知識と技術を基 礎にして、新しい構造や機能を有する分子あるいは分子システ ムを創製する研究を遂行することができる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 修士学位論文作成期間2ヵ年のおよそのスケジュール を示す。 (1)修士1年次4月  研究テーマを設定し、研究を 進める。 (2)修士1年次8月  第1回中間報告 (3)修士1年次秋冬  日本ペプチド学会、日本生 化学会、日本化学会や高分子学会北陸支部会等で研究 発表発表 (4)修士1年次年末  第2回中間報告 (5)修士1年次3月末 日本化学会、日本農芸化学会 等で研究発表 (6)修士2年次4月  研究テーマの修正等を検討し て、論文の方向性を決定 (7)修士2年次8月  第3回中間報告 研究テーマ を修正して方向性を最終決定 (8)修士2年次秋冬  日本ペプチド学会、日本生 化学会、日本化学会や高分子学会北陸支部会等で研究 発表発表 (9)修士2年次年末  修士学位論文作成、第4回 中間報告 研究の進捗状況により論文発表に向けて修 正 (10)修士2年次2月 修士学位論文発表 上記計画以外でも、研究セミナーやシンポジウム等に は積極的に参加して、知識と技術の習得を促進する。 また、毎週金曜午後には2時間程度のグループ内ミー ティングを開き、研究の進め方や考え方に関する討論 や、専門的知識や先端的知識の習得を目指す。