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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
建築学専攻
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
建築設計・意匠研究(修士設計)(竹内申一)
Studies in Architectural Design(Studio work)(Takeuchi Shinichi)
12 2811-05 2024年度
通年
専修科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.建築設計 2.設計理論 3.人間・歴史・風土・社会 4.建築の社会性 5.地域連携 現在の人間環境は先人の様々な取り組みの成果として形成されている。建築設計においても 、過去を知り未来をイメージする姿勢が大切である。「建築設計・意匠研究(修士設計)」 においては、歴史的建築物も含めた世界の名建築を分析することによって、建築デザインの 発想と展開、具現化のプロセスを研究する。また、研究成果を応用し、建築を取り巻く諸条 件を満たした優れた建築作品(修士設計作品)をつくり、その内容を論理的かつ魅力的なプ レゼンテーションで説明する能力を身に付ける。
授業の概要および学習上の助言
テーマは、「建築意匠・計画研究」、「設計理論研究と作品への応用」である。研究成果の最終発表および審査(公聴会)は 、「研究論文+作品」の形式で行われ、研究成果を応用した優れた建築作品を創り出しているかについて審査を受ける。 [具体的な指導内容と行動目標] ①近・現代建築、歴史的建築の作品分析を行い、建築デザインの発想と展開、具体化のプロセスを研究する。 ②建築家の設計手法の分析を行い、論理的な設計および建築計画の手法やデザインプロセスを研究する。 ③建築や都市のデザインにかかわる立地環境特性や地域社会特性の把握能力を育成し、それらを具体的に表現するための建築 設計理論や都市デザインの方法論を研究する。 ④実践的なプロジェクトに取り組むことによって、社会に求められる建築や空間のあり方や建築設計者の役割を考え、実際の デザイン行為を通じて社会に貢献する。 ⑤建築設計および地域計画の作品制作に取り組むにあたり、設計実務に即したテーマを用いる。制作に際しては、立地環境分 析、対象物の機能分析などの能力養成と共に、自己の価値観や美意識を形成し、優れたプレゼンテーション技法で表現する。 ⑥研究成果やデザイン能力を試すために公開設計コンペに応募する。 [学習上の助言] 建築の作品づくりにおいては、新しいイメージを提示できる感性や、それを具現化できるデザイン力が最も重要であるが、同 時に設計コンセプトを裏付ける理論的研究を並行して行うことも、ハイレベルで実践的な作品を創り出すための重要なポイン トである。
教科書および参考書・リザーブドブック
指定なし
履修に必要な予備知識や技能
建築学全般の基礎的知識 図面・CG・模型など建築作品を表現する能力
学生が達成すべき行動目標
No.
世界の名建築について、社会的背景や時代考証も含めて、その意匠・空間上の特徴を分析・考察することができる。
建築・都市の計画に関わる知識を蓄積し、優れた建築とは何かを論理的に説明することができる。
歴史を参照し、現代という時代性を分析し、次の時代が求める空間意匠のイメージを建築作品で提示することができる。
歴史意匠、建築計画、設計理論等の研究から得た知識を応用し、自身の作品のコンセプトを論理的に説明することができる。
様々な表現を用いて、自らの建築提案を他者に効果的かつ分かりやすくプレゼンテーションすることができる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 0 50 50 0 0 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート
成果発表
(口頭・実技)
修士研究の成果を公聴会(公開発表・審査会)において大学院担当教員全員で評価する。
作品 2年間に行った設計コンペやプロジェクト活動、研究および設計課題等の成果物で評価する。
ポートフォリオ
その他 1.日常の活動状況は、指導教員がゼミ活動や修士研究活動支援システムの記載内容から判断する。 2.全国的な建築設計コンペに個人として1回以上応募すること。 3.修士研究活動概要書を12月末に提出し、指導教員・副指導教員の確認を受ける。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
建築設計・意匠研究を中心とした建築学全般に興味と理解力を もち、作品制作や研究活動において、独自のテーマを設定し優 れた成果を残すことができる。 作品制作においては、全国レベルの公開設計コンペ等に入賞で きること、また、研究活動においては、建築学会など学外の第 三者の評価・表彰を受けることができることが理想である。 建築学の基礎的知識、建築設計・意匠の専門知識を身に付け、 作品制作や研究活動において、テーマに相応しい作品や研究成 果を残すことができる。 作品制作においては、研究成果を試す公開設計コンペ等に応募 すること、また、研究活動においては、建築学会等に参加しそ の内容を理解することができる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1〜15 1年次前学期  1) 研究テーマを設定する。  2) 研究テーマに関する調査活動を行う。  3) 建築設計コンペ、研究課題に取り組む。  4) 研究室で行うプロジェクト活動に取り組む。 全体ミーティング・エスキー ス・討議、講義や講演会、そ の他個別指導 350時 間
16〜30 1年次後学期  1) 研究テーマについての研究活動を行い提案を作 成する。  2) 建築設計コンペ、研究課題に取り組む。  3) 建築設計・意匠研究に関する研究会等に参加す る。  4) 研究室で行うプロジェクト活動に取り組む。 全体ミーティング・エスキー ス・討議、講義や講演会、そ の他個別指導 350時 間
31〜45 2年次前学期  1) 修士設計テーマを設定する。  2) 修士設計テーマについての研究活動を行う。  3) 建築設計コンペ、研究課題に取り組む。  4) 建築設計・意匠研究に関する研究会等に参加す る。  5)研究室で行うプロジェクト活動に取り組む。 全体ミーティング・エスキー ス・討議、講義や講演会、そ の他個別指導 350時 間
46〜60 2年次後学期  1) 修士設計テーマについての研究活動の概要を整 理し、所定の期日までに論文計画書を提出する。  2) 修士設計テーマについての中間報告案を研究室 内で発表する。 3) 研究成果を文章、図面、模型等にまとめる。 4) 修士公聴会で発表し審査を受ける 注)上記2年間の設計・研究・プロジェクト活動の成 果概要を修士研究活動報告書にまとめる。 全体ミーティング・エスキー ス・討議、講義や講演会、そ の他個別指導 500時 間